日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

MAZDAオールスターゲーム2009第2戦  松中が2打席連続アーチでMVP!

2009年07月26日 | Sports

金曜日のオールスター第1戦は、青木宣親(ヤクルト)選手が9回に逆転2ランを放ってMVPを獲得、10-8でセリーグが乱打戦の末に勝利。一夜明けた25日は、舞台を広島・マツダスタジアムに移して第2戦が行われました。中国地方の集中豪雨が続いていて、この日も広島地方は雨の予報が出ているので中止になるだろうと思いましたが、何とか開催に至りました。第2戦は1点を取りあうシーソーゲーム、ホームラン乱発の「花火大会」となりました。


25日のスタメン
  セリーグ             パリーグ
1(遊)井端弘和(中日)       (遊)川宗則(ソフトバンク)
2(二)東出輝裕(広島)      (二)井口資仁(ロッテ)
3(中)青木宣親(ヤクルト)    (右)稲葉篤紀(日本ハム)
4(指)ブランコ(中日)       (指)松中信彦(ソフトバンク)
5(左)金本知憲(阪神)       (三)中村剛也(西武)
6(一)栗原健太(広島)      (一)高橋信二(日本ハム)
7(三)宮本慎也(ヤクルト)    (中)長谷川勇也(ソフトバンク)
8(右)赤松真人(広島)      (左)サブロー(ロッテ)
9(捕)石原慶幸(広島)      (捕)田上秀則(ソフトバンク)
 (投)大竹 寛(広島)       (投)涌井秀章(西武)
セリーグは広島の5選手が独占、パリーグはソフトバンクの4選手がスタメン入り。ブランコと松中が4番を担当しました。井口・稲葉・おかわり・青木・ブランコ・金本の6選手は2試合連続で先発出場です。


セリーグが広島・大竹、パリーグは西武・涌井の先発で始まった第2戦。まず1回、パリーグは川崎と井口が倒れて2死となった後、稲葉がヒットを放ちますが、松中が捕手フライに倒れて無得点。その裏のセリーグは、井端が左中間への2塁打で先制のチャンス、2死3塁でブランコがセンター前タイムリーで1点を先制します。
1点を追うパリーグは直後の2回、先頭の中村がセ先発・大竹の直球を狙い撃ち!打球は左中間スタンドの上段まで飛んで行き、防球ネット付近に消えたと思います。おかわり君らしい豪快な一発ですぐさま同点に追いついます。チームメイトの一発の援護を貰った涌井ですが、その裏に宮本と赤松に連打を浴びた後、2死1,3塁で井端にライト前に弾き返され、再び1点を失います。打った井端は右翼手・稲葉の後逸もあって2塁まで進塁。
3回は両チームとも3者凡退に終わり、4回にパリーグが1死後に松中がセ2番手・ルイス(広島)の変化球を捕らえ、バックスクリーンへのソロ本塁打で再び同点に。しかしその直後、宮本がパ2番手・杉内俊哉(ソフトバンク)から左中間への一発を放ってセリーグが3たび勝ち越し!パリーグは5回、先頭のサブローが藤川球児(阪神)の初球ストレートを狙い、レフト上段に飛びこむソロ本塁打でまたまた同点。この勢いに田上がヒットで続きますが、川崎が投手ゴロ併殺打に倒れてしまいました。
前半は3-3で同点のまま後半に突入。6回、パリーグは先頭の大村直之(オリックス)が左中間への2塁打を放つと、続く松中がセ4番手・吉見一起(中日)のスライダーを振り抜き、ライトポール際に飛んだ打球はそのままスタンドイン!松中が2打席連続となる2ラン本塁打でパリーグが逆転に成功!6回裏、セリーグは金本が金子千尋(オリックス)からヒットを打ち、栗原がセンターへ大きな当たりを放ち、あと少しで本塁打のフェンス直撃の2塁打。金本の代走・由規(ヤクルト)が3塁まで進み無死2,3塁とタイムリーが出れば同点のチャンス。しかし、後続が相次いで凡退して2者残塁。反撃のチャンスを逸して無得点に終わりました。
8回、2打席連続ホームランの松中に打順が回り、観客の誰もが松中の3打席連続弾を楽しみにしていました。松中は林昌勇(ヤクルト)のストレートを捕らえ、レフトへ高く舞い上がりましたが、あと一歩届かずレフトフライ。3打席連続ならず。パリーグは6回から続投の金子が7,8回の2イニング連続で3者凡退に抑える好リリーフを見せました。
パリーグ2点リードのまま9回に突入。9回表、広島の守護神・永川勝浩がセリーグの6番手として登板。先頭の中村を打ち取って1死としますが、小久保裕紀(ソフトバンク)・長谷川・サブローの3連打で満塁のピンチを背負う。パリーグは途中出場の里崎智也(ロッテ)が犠牲フライを放って1点を追加。さらに中島裕之(西武)のタイムリー内野安打もあり、この回永川から2点を奪って7-3としました。9回裏、セリーグは小笠原道大(巨人)の四球、阿部慎之助(巨人)、井端の連打で1死満塁と反撃のチャンス。荒木の犠牲フライで1点を返し、なおも2死1,2塁で一発が出れば同点の場面で、前日決勝2ランを放った青木を迎えます。再び青木のバットでドラマが起きるのかと思われましたが、結果は一塁ゴロに倒れてゲームセット。第2戦はパリーグが一発攻勢で雪辱を果たしました。


マツダオールスターゲーム 2009/07/25(土)
セ・リーグ-パ・リーグ 第2戦 
(1勝1敗、マツダスタジアム、18:28、30866人)
パ・リーグ 010 112 002  7
セ・リーグ 110 100 001  4
【投手】
(パ)涌井、杉内、金子、シコースキー-田上、里崎
(セ)大竹、ルイス、藤川、吉見、林昌勇、永川-石原、相川
【責任投手】
(勝)杉内1試合1勝
(敗)吉見1試合1敗
【本塁打】
(パ)中村1号ソロ(2回、大竹)、松中1号ソロ(4回、ルイス)、2号2ラン(6回、吉見)、
   サブロー1号ソロ(5回、藤川)
(セ)宮本1号ソロ(4回、杉内)


第2戦はパリーグが一発攻勢で逆転勝利を飾りました。初回におかわり君が豪快なホームランを見せ、松中選手が4回と6回に2打席連続ホームラン、サブローが藤川投手のストレートを攻略。セリーグも宮本選手の一発が飛び出し、両チーム合わせて5本塁打。安打数も両者2ケタ安打で計23安打(セ11安打VSパ12安打)の乱れ打ち。オールスターはお祭りらしく、ホームランがたくさんあった方が良いでしょ?
2戦目のMVPは、2本塁打3打点の大活躍を見せた松中選手が選ばれて賞金300万円を獲得。ベストバッター賞には5打数4安打の固め打ちを見せた井端選手、ベストピッチャー賞は3回無失点の金子千尋投手、観客席に転落しながらもファウルボールをキャッチした中島選手にベストプレー賞が贈られました。(それぞれ100万円)そして2試合を通じて最も印象を残した人に贈られる「マツダ・アクセラ賞」には、2試合で2盗塁を決めた赤松選手が受賞しました。

福岡ソフトバンクホークスはこの日4選手が先発出場。松中選手は奥様と息子さんが観戦に訪れていたそうで、家族の前で2打席連続アーチを放ってパリーグ4番の仕事を果たしました。MVPインタビューでは長男の大輝くんが出てきて、「カッコよかった!」とお父さんを褒めていました。10度目の出場で初のMVP、賞金300万円の使い道は腎臓ネフローゼを患っている二男の治療費に充てるんだろうなあ。
松中選手以外では、川崎選手は1番に起用されたけど3打数ノーヒット。6回に代打で登場した小久保選手は、MKアベックこそは出ませんでしたが、9回にヒットを打ちました。田上選手は5回の第2打席でヒット、長谷川選手は9回の最後の打席で内野安打。初出場組が揃って初安打を記録。2番手で登板した杉内投手は、宮本選手に一発を浴びましたが、その後は失点を許さず。6回に味方が逆転して勝利投手に。4度目のオールスターで嬉しい初勝利です。

今年のオールスターは1勝1敗の五分で幕を降ろしました。ホークスの選手がMVPを獲得したのは本当に嬉しいですね。来年はホークスの本拠地・ヤフードーム、新潟のハードオフスタジアムで開催されます。夏の球宴が終わり、火曜日からはペナントレース後半戦がスタート。福岡ソフトバンクホークスはオリックスとの3連戦が待ち構えています。現在は2位につけているホークス、まずは首位奪還、次に首位固め、最後は秋山監督の胴上げを期待したいと思います。



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