日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

タイに苦戦しながらも3-0で勝利。アジアの戦いは女子も厳しい…。

2011年09月02日 | soccer

2012年のロンドン五輪女子サッカーアジア最終予選が、9月1日から中国・済南で開幕しました。女子の最終予選はセントラル方式の一発勝負、11日間で5試合を戦う短期決戦、上位2カ国に出場権が与えられます。ドイツ女子W杯を優勝し、3大会連続の五輪出場を目指すなでしこJAPANは、初戦でタイ代表と対戦。FIFA女子ランク28位と出場6か国中最下位の相手に圧勝したいところでしたが、意外にも苦しい試合となりました。



スタメンはこちら
GK 12 福元美穂
DF 2 近賀ゆかり
DF 4 熊谷紗希
DF 5 矢野喬子
DF 15 鮫島彩
MF 13 宇津木瑠美
MF 14 上尾野辺めぐみ
MF 16 田中明日菜
MF 19 高瀬愛実
FW 9 川澄奈穂美
FW 17 永里優季
初戦は格下が相手ということで、澤穂希と宮間あやなどの主力を温存し、若手&サブメンバー主体で臨みました。ベテランGK・福元がキャプテンを務め、出場停止の岩清水梓(W杯決勝・アメリカ戦で一発退場)に代わり、矢野が先発起用。中盤は若手4人、FWは川澄&永里の2トップ。


試合開始から日本が攻め続け、開始1分に右CKをショートで繋ぎ、鮫島がペナルティエリア手前から右足ミドルシュートを放ったが、GKにキャッチされます。8分、左サイドにいた川澄がCKのこぼれ球を拾ってクロス→永里優が頭で合わせるもゴールならず。永里優は9分にもシュートを狙ったが、相手DFに阻まれます。押され気味のタイは13分にカウンターからタニークァンがドリブル突破をしかけるも、シュートには至らず。
日本は18分に川澄エリア進入→高瀬シュートも決まらず。29分には高瀬→鮫島クロス→上尾野辺が合わせるもあと一歩及ばず。32分、タイが再びカウンターを仕掛け、アヌッサラーが左サイドからドリブルを見せてシュートを狙ったが右に逸れる。36分、日本は左CKから矢野が頭で落とし、宇津木ボレー→田中ヘディングもGKにキャッチされる。41分には鮫島が強烈なミドルを放つもバーの上。再三タイ陣内を攻め込んだ日本だったが、前半に先制点を奪う事ができず、0-0で折り返しました。

なんとか先制点を奪いたい日本は、後半開始から宇津木を下げて宮間を投入します。後半2分、宮間効果でチャンス到来。宮間のロングパス→川澄→永里優抜け出すもボールは相手にキャッチされる。後半9分、宮間の左サイドのクロスに永里が抜け出してシュートしたが、相手GKと交錯、ボールは右に外れてゴールならず。そして迎えた後半16分、日本は敵陣でボールを繋ぎ、川澄→永里優→上尾野辺の浮き球のパスに川澄が反応し、最後は右足で押し込んでゴール!日本ようやく1点を先制!
1点を取った日本は、後半20分に宮間クロス→川澄合わせるもGK正面。26分にスルーパスから永里シュートもGKの足に阻まれます。さらに29分、途中出場・大野忍の右サイドクロスに上尾野辺がドンピシャヘッドを放ったが、またもタイGK・ガンヤーウィーの好セーブに阻まれ追加点ならず。直後の後半30分、右CKから田中のボレーシュートで2点目。
その後もさらに攻め続け、35分に鮫島クロス→大野シュートもダメ。39分には左サイドの川澄の突破からチャンスが生まれるが、クロスボールを受けた大野がトラップミス。42分、右サイドで大野→安藤梢→近賀スルーパス→大野グラウンダークロス→上尾野辺2度シュートも決まらない…。もったいないなあ。ロスタイム直前の44分、大野のゴール前のクロスがタイDFの足に当たりオウンゴール。これで3-0。ロスタイムの47分、川澄のロングボールから宮間が抜け出し、DFを振り切ってシュートを放ったが、左サイドネットに当たり4点目ならず。試合は3-0で日本が勝利。初戦を白星で飾り、勝ち点3を手にしました。


タイを相手になんとか世界王者の意地を見せ、結果的には勝ててよかったけど、内容では課題を残した印象を受けました。若手中心&「澤と宮間に頼らなくても行けるだろう」と思われましたが、初戦の緊張もあれば、相手の引いた守備を崩す事ができず前半はスコアレス。再三攻め続けながらもゴールが奪えず、ただ時間だけが過ぎていくだけで、「なんで格下のタイに苦戦するんだ?」と不満気味になったし、女子でもアジアの戦いは厳しいのかと実感しました。
宮間選手が入った後半、川澄選手が先制点を決めて嫌な雰囲気を吹き飛ばしました。後半30分には田中選手が決めて2点目、ロスタイム前にオウンゴールで勝負あり。宮間投入の効果で3得点を挙げたけど、佐々木監督は「本当は使いたくなかった」と試合後に振り返っていました。宮間選手の存在も大きかったけど、もう1人の主力メンバー・大野選手も3点目に繋がるクロスで勝利に貢献。主力組が入ると全然違うなあ。
主力組が目立つ中、若手選手も頑張りました。上尾野辺選手が先制点をアシストすれば、惜しいシュートが2度もありました。2点目を奪った田中選手はこれが代表初ゴール。FW陣は明暗が分かれ、川澄選手が先制点を挙げたのに対し、永里優季選手はチャンスで決められず、高瀬選手も結果を出せませんでした。今後の試合で永里選手をスタメンから外すことはできないのか?
第1戦を終え、日本と北朝鮮が勝ち点3を獲得しましたが、日本が得失点差で首位スタート。(日本+3、北朝鮮+1)なでしこJAPANは3日の第2戦で韓国と戦います。日韓戦では澤選手が出てくるかもしれません。韓国とはW杯前の親善試合で1-1と引き分けに終わっています。ここもしっかりと勝って、連勝でロンドンに一歩前進といきたいところです。

さてさて、最後に男子代表の情報についてです。台風12号の影響で試合延期の可能性もあった「W杯アジア3次予選・日本VS北朝鮮」戦は、予定通り開催を決めました。攻撃の軸である本田圭佑選手や中村憲剛選手を欠く事態となりましたが、他のメンバー達がやってくれるでしょう。北朝鮮を倒して幸先良いスタートを切れるでしょうか。ザックJAPANもなでしこに続け~!



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