日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

なでしこJAPAN北朝鮮にドローで終わるも、ロンドン五輪出場決定!

2011年09月09日 | soccer

中国・山東で行われている女子サッカー・ロンドン五輪アジア最終予選で、日本代表はここまで3試合戦って3連勝、勝ち点9で単独首位をひた走っています。ロンドン五輪出場に王手をかけて迎えた第4戦は、北朝鮮代表と対戦。北朝鮮はドーピング問題で主力5選手を欠きながらも、若手選手の活躍で2勝1分け・勝ち点7の2位につけています。もし日本がこの試合で勝てば3大会連続の五輪出場が決まり、引き分けだと中国VS豪州の結果次第となります。


第4戦のスタメンはこちら
GK 1 海堀あゆみ
DF 2 近賀ゆかり
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 15 鮫島彩
MF 6 阪口夢穂
MF 8 宮間あや
MF 10 沢穂希
MF 11 大野忍
FW 9 川澄奈穂美
FW 17 永里優季
前回の豪州戦とメンバーは変わりませんでした。


前半の立ち上がりは日本がペースを握り、前半2分に澤が右サイドでボールを奪うと、大野→川澄と繋いで、宮間がペナルティエリア手前、中央の位置からミドルシュートを放ちますが、ポスト左に逸れます。5分、左サイド・鮫島のクロスに永里優→川澄→大野→永里優→大野シュートも決まりません。
10分過ぎから北朝鮮の時間帯が続き、10分にロングボールがGKとDFの間に落ち、ラ・ウンシムのシュートをGK・海堀がこぼすも、DFが何とかクリアします。13分には右サイドのクロスにラ・ウンシムが狙うもノーゴール。23分、右サイドでボールを繋ぎ、ラ・ウンシムのパスを受けたチョ・ユンミが、ターンで相手DFをかわして右足を振り抜いたが、GK・海堀がキャッチします。
その後も北朝鮮がボールを支配し続け、なかなかチャンスを作る事ができないにほんは、前半35分過ぎからパスが繋がるようになるも、なかなか決定機が生まれません。前半ロスタイム、ユン・ソンミが左サイドでクロスを上げ、チョ・ユンミが飛び込んでくるも、GK・海堀がセーブし、近賀がゴール前でクリア。前半は両チーム無得点で折り返しました。

後半も北朝鮮ペースは変わらず。後半1分にキム・ミョングムが右サイドでクロスを入れたが、海堀がしっかりとキャッチ。流れを変えたい日本は、後半6分に近賀のパスを受けた川澄が突破を図るも相手DFに阻まれる。後半8分に大野を下げて安藤梢を投入。その直後、北朝鮮の左サイドからのクロス→エリア内で競り合いとなり、キム・ミョングムが押し込もうとするもGKがキャッチ。後半13分にはラ・ウンシムが飛び込んできたが、またも海堀が防いだ。
日本は後半17分、左サイド・宮間のクロスに永里優が頭で合わせるもバーを超える。23分には近賀が相手のパスをカットし、そのままミドルシュートもダメ。後半31分、宮間のパス→安藤が抜け出すも、シュートはGKに抑えられる。だんだん日本にもシュートシーンが見られる中で迎えた後半37分、岩清水が縦へのロングボールを入れると、永里優が右足で合わせるもGKの足に阻まれる。しかしこぼれ球が北朝鮮DFキム・ナムヒに直撃し、そのままゴールイン。オウンゴールという何ともラッキーな形で日本が1点を先制!
均衡を破り、ロンドン行きに大きく近づいた日本は、後半41分に右サイドにいた川澄のパスに安藤がシュートを狙うも相手に当たりCK。続くCKはボールキープで時間稼ぎ。北朝鮮は後半43分、FKから5人が飛び込むも、日本DFが何とかクリア。しかし後半ロスタイム、リ・エギョンのクロス→近賀がクリアしきれず、キム・チョランが中央からの左足シュートが決まり1-1の同点に追いつく。土壇場で追い付かれた日本、北朝鮮に痛恨の引き分けに終わり、ロンドン行きは持ち越しとなりました。


日本VS北朝鮮から2時間後、済南スポーツセンターで中国VSオーストラリアの試合が行われました。中国が引き分け以下なら日本の五輪出場が決定します。
前半5分に中国が左サイドのクロスからチャンスを掴み、馬君がエリア内で相手DFを背負いながらボールをキープし、ラストパスを受けた徐媛がシュートするも豪州GK・ウィリアムズにキャッチされます。6分にはロングボールから徐媛が抜け出し、相手をかわして右足で狙ったが、GKウィリアムズが好セーブ!オーストラリアも中国ゴールを脅かし、前半44分に敵陣でアレンが相手ボールを奪い、サイモンが右サイドからミドルシュート。しかし、中国GKが片手でパンチングし、ゴールを割る事ができません。
両チーム0-0で迎えた後半15分、豪州は右CKのこぼれ球をアレウェーが左足ボレーで浮かせるもバー直撃、さらに競り合い→バン エグモンドの右足ボレーシュートがゴールネットを突き刺し、豪州が先制!日本にとっては大きすぎる1点だ!追う展開となった中国は豪州の高さの前に攻め手を欠き、そのまま試合終了。1-0で豪州が勝利し、中国が敗れたため、日本がロンドン五輪出場権を獲得しました!


なでしこJAPANが1番乗りでロンドンの切符を手に入れました~!本音を言わせてもらえば、北朝鮮に勝って五輪出場を決めたかったですよ。今回の試合は終始北朝鮮にペースを握られて防戦一方気味だったし、日本の攻撃の時間も少なくて、パスもあまり繋がらず、チャンスらしいチャンスも少なかったです。オウンゴールで先制した時は、日本に点が入ってラッキーだなあと思い、時間的にも勝てるだろうと思われましたが、ロスタイムに悪夢が待っていました…。最後の最後でゴールを決められ、負けに等しい引き分け。
引き分けの原因を挙げるとすれば、短期決戦の疲れがここに来て見え始めた、ボールキープで時間稼ぎに入る時間が早かった、交代枠を使い切らなかったことだと思います。先制点を取り、残り5分でDFを2人入れれば、1点差を守り切れたのに。佐々木監督が采配ミスをするのも信じられない。世界一の監督とはいえ恥ずかしい。


アジア最終予選は4試合を終えました。現在の順位はこうなっています。
1位:日本  3勝0敗1分け 勝ち点10  得失点+5(五輪出場決定)
2位:北朝鮮 2勝0敗2分け 勝ち点8  得失点+2
3位:豪州  2勝2敗    勝ち点6  得失点+3
4位:中国  1勝2敗1分け 勝ち点6  得失点+1
5位:韓国  1勝2敗1分け 勝ち点4  得失点+1(敗退)
6位:タイ  0勝4敗    勝ち点0  得失点-12(敗退)

日本が最終戦を待たずして五輪出場を決め、残り1枠を北朝鮮・豪州・中国の3チームが争います。また、韓国とタイの敗退も決まりました。11日の最終戦は、日本VS中国、豪州VS韓国、北朝鮮VSタイの組み合わせになっています。組み合わせ的にも北朝鮮が断然有利でしょう。もし北朝鮮引き分け以下、豪州が勝った場合は、得失点差で豪州が2位に滑り込む可能性あり。中国は五輪出場のためには日本戦の勝利が絶対条件ですが、大逆転は難しいか。あと、北朝鮮はタイに4点差以上で圧勝し、日本が引き分けor敗戦の場合、逆転で1位通過となります。
3大会連続4度目の五輪出場を決めている日本は、1位通過をかけて中国戦に臨みますが、試合当日は地元サポーターの大声援で完全アウェー、中国代表の選手たちが本気モードになるでしょう。最後はきっちりと勝って、1位で締め括りたいところです。とりあえず、ロンドン五輪出場おめでとうございます。最終戦も気を抜かず頑張ってほしいと思います。





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