日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

なでしこJAPAN中国にも勝利し、5戦無敗で首位通過!

2011年09月12日 | soccer

なでしこJAPANは8日の北朝鮮戦で、先制しながらもロスタイムに同点に追いつかれて引き分けに終わりましたが、その後の中国VSオーストラリア戦で中国が敗れたため、最終戦を残してロンドン五輪出場を決めました。女子サッカーロンドン五輪アジア最終予選は11日に最終戦が行われ、日本代表は中国と対戦。この試合で勝てば1位通過が決まります。


最終戦のスタメン
GK 12 福元美穂
DF 3 岩清水梓
DF 5 矢野喬子
DF 13 宇津木瑠美
DF 15 鮫島彩
MF 8 宮間あや
M  9 川澄奈穂美
MF 14 上尾野辺めぐみ
MF 16 田中明日菜
FW 19 高瀬愛実
FW 20 永里亜紗乃
この日は控えメンバー中心で臨み、宮間がキャプテンを務めました。鮫島と川澄は5試合連続先発出場、永里優季の妹・亜紗乃が今大会初出場でスタメン入り。代表生き残りへアピールできるでしょうか?


日本ボールのキックオフで始まったこの試合、開始2分に宮間がFKを直接狙うも右に逸れ、前半3分に矢野が右サイドでボールを奪うと、高瀬→宮間縦パス→高瀬が抜け出してシュートを放つも、枠を捉えられず。4分には上尾野辺がシュートするも決まらず。
6分過ぎから中国が攻め込み、6分に左サイドのロングボールを徐媛が競り合いから宇津木をかわし、こぼれ球に周霏霏が反応し、ペナルティエリア内に進入するが、岩清水がブロックしてシュートを打たせず。9分には馬君が左足ミドルを狙うも、GK福元がキャッチ。11分にはFKのこぼれ球を李丹陽が狙うもダメ。18分に韓端とのワンツーから馬君が左足で狙うもバーの上。23分のFKを韓端が頭で合わせるも福元がキャッチ。
日本は25分、鮫島が左サイドを突破してクロスを上げるも、DFにクリアされCK。続く左CKを宮間が蹴るもミス。28分、永里亜→田中と繋ぎ、高瀬が左サイドから狙って行ったが、ボールはサイドネット直撃。34分には川澄が右サイドからクロスを入れるも、相手DFにクリアされる。
迎えた35分、宮間が自陣中央で馬君を倒して警告を受ける。中国は中央からのFKを屈珊珊が強烈な右足で直接狙ったが、ボールはわずかにバーを超えた。女子とは思えないパワーだ。38分、左サイドでボールを繋ぎ、韓端のシュートが日本DFの足に当たると、ボールは徐媛のところに渡り、徐媛の左足シュートはポスト右に逸れた。危なすぎる!日本は40分に川澄がシュートを狙ったが、相手DFに阻まれてノーゴール。結局前半は両チーム0-0で折り返しました。

後半に入り、日本は宮間をベンチに下げて安藤梢を投入。後半開始早々、李丹陽の右サイドからのミドルシュートを福元がファインセーブ。中国は3分にCKのこぼれ球を屈珊珊がシュートも上へ。後半7分、日本は左サイドでのパス回し→上尾野辺がドリブルからパスを出すも川澄には通らず。8分には高瀬がエリア内でクロスを上げたが、安藤の前に中国DFがクリア。
そして迎えた後半11分、日本は左CKを川澄がセンタリング→岩清水が頭で合わせるもバーに直撃。こぼれ球に田中が左足ボレーで流し込んでゴール!日本が均衡を破り1点先制!中国も直後の12分に反撃し、左サイドで味方選手がドリブルを見せたが、矢野が対応。CKをパン・フェンギュンがヘディングも枠外。15分、右サイドのロングボール→徐媛が抜け出してシュートするが、岩清水が間一髪でスライディングクリア。あわやオウンゴールでしたが。
17分、川澄に代えて永里優季を投入。優季&亜紗乃の姉妹共演が実現。20分過ぎに中国が波状攻撃を見せるが、日本DFが必至の守りで同点を阻止。23分、日本は敵陣のエリア近くでボールを回し、鮫島の左足クロスに安藤が頭で叩きつけたが、GKの正面だった。対する中国は24分、馬君が右サイドからドリブルで仕掛けてシュートを放ったが、わずかにゴール左。
後半30分、安藤左サイドのグラウンダークロスに優季が合わせたが、クロスバーに阻まれて追加点奪えず。さらに上尾野辺がエリア手前から打つもポスト右。2度の決定機を逃した。36分、安藤のパスを受けた亜紗乃がシュートを狙うも左に外れ、37分に尤佳が日本DFラインの裏に抜け出したが、オフサイド。39分、永里亜紗乃→優季の姉妹パスが見られたが、姉がハンドで警告を受ける。後半42分、中国DFがヘッドで前線へパス→徐媛が抜け出してシュートを狙ったが、ゴール右に逸れて同点ならず。その後も中国の反撃が続いたが、日本DFが最後まで守り切りタイムアップ。虎の子の1点を守った日本が1-0で勝利しました!


控え組中心で臨んだ今回の中国戦は、後半12分に田中選手のゴールで先制し、その後の中国の反撃を凌いで勝利。これでロンドン五輪最終予選を4勝1分け・勝ち点13という好成績を挙げ、無敗で1位通過決定!控え組で中国に勝ったというのは今回の収穫かな?決勝点を挙げた田中選手は代表2得点目。この最終予選では2試合に先発出場し、いずれもゴールを奪って結果を残し、来年のロンドン五輪代表入りに大きくアピールしました。
今回の最終予選を振り返ると、タイ戦&韓国戦の序盤2試合は苦しい試合内容で、タイ戦は大勝を期待されながらもわずか3得点、韓国戦では韓国の粘りに苦戦し、一時は同点に追いつかれながらも大野選手の勝ち越し弾で辛勝。苦しみながらも連勝し、3戦目の豪州戦では、攻守で相手を圧倒し、川澄選手のゴールで1-0勝利。3連勝で王手をかけて迎えた北朝鮮戦では、終始相手にボールを支配され、オウンゴールで先制点を奪い、4連勝&五輪出場まであと少しのところでロスタイムに追いつかれ、負けに等しい引き分け。その後に中国が負けて五輪出場決定。できれば勝って決めたかったなあ。
アジアからわずか2か国しか出られない、短期決戦と開幕前は敗退するんじゃないかと不安ばかりで、本番も苦しい試合が多かったんですが、結果は5戦負け無しの首位通過に終わり、W杯女王の貫録と共に威厳を保つことができました。キャプテンの澤穂希選手のゴールは見られませんでしたが、川澄選手が5試合で2得点&1アシストとMVP級の活躍をみせました。もう完全に主力のひとりです。若手では田中選手と上尾野辺選手が頑張りました。この2人には来年の五輪で澤選手を脅かすくらいに成長してほしいですね。


そんなわけでアジア最終予選は全日程が終了。最終戦の3試合の結果と最終順位はこうなりました。
北朝鮮5-0タイ…北朝鮮が前半に2点、後半に3得点を奪い、タイに実力差を見せつけて大勝。エースのラ・ウンシムが2得点を挙げました。
オーストラリア2-1韓国…逆転での五輪出場を目指した豪州は、前半先制されながらも後半に逆転勝利。しかし、北朝鮮を上回る事が出来ず。
日本1-0中国…日本が田中選手の1点を守り切り勝利。中国は連敗でロンドンの切符を掴めず。

最終順位
1位:日本  4勝0敗1分け 勝ち点13
2位:北朝鮮 3勝0敗2分け 勝ち点11
3位:オーストラリア  3勝2敗 勝ち点9
4位:中国  1勝2敗2分け 勝ち点5
5位:韓国  1勝3敗1分け 勝ち点4
6位:タイ  0勝6敗   勝ち点0
なでしこJAPANが文句無しの1位通過を果たし、2位争いは北朝鮮が制しました。これでアジアからは日本と北朝鮮の2カ国がロンドン五輪出場を決定。どちらも無敗で予選通過です。豪州は勝ち点2差の3位、中国は地元開催で2敗を喫し、五輪の夢が潰えました。やはり豪州戦の敗戦が原因といえよう。最下位のタイは6戦全敗に終わりました。
なでしこJAPANの国際Aマッチはひとまず終了。今後はなでしこリーグ戦、全日本女子サッカー選手権で選手たちの代表入りアピール合戦が続きます。来年の五輪はW杯との2冠がかかっています。今年の女子W杯を超えるような感動を期待したいですね。なでしこ旋風はこれからも続く。





にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする