日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

やられたらやり返す!ノーガードの乱打戦を制してホークス2位浮上!

2013年09月19日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスはクリネックススタジアム宮城に乗り込んで東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦していますが、17日の試合は序盤に3点をリードしながらも、寺原隼人投手が満塁本塁打などを浴び、5-7と逆転負けを喫しました。楽天相手に連敗は避けたい18日の試合は、ソフトバンク・武田翔太、楽天・ハウザーの先発で始まり、ノーガードの激しい乱打戦となりました。



 スタメンはこちら
  ソフトバンク          東北楽天
1(一)中村  晃         (右)岡島豪郎
2(遊)今宮健太         (二)藤田一也
3(中)長谷川勇也        (一)銀次
4(左)内川聖一         (指)ジョーンズ
5(指)柳田悠岐         (三)マギー
6(三)松田宣浩         (左)枡田慎太郎
7(右)江川智晃         (遊)松井稼頭央
8(二)本多雄一         (捕)嶋  基宏
9(捕)細川  亨         (中)聖澤  諒
 (投)武田翔太         (投)ハウザー



ホークス先発・武田は立ち上がりから苦しみます。1回に1死から藤田の四球、銀二のライト前ヒットで1,2塁とピンチを背負うと、4番・ジョーンズに甘く入ったストレートを狙われ、左中間スタンドへの特大ホームランを浴びて3点を失います。2回には2死2塁で低めのスライダーを弾き返され、センター前へのタイムリーヒットで追加点を与えると、3回にもジョーンズの四球&盗塁、マギーの内野安打で無死1,3塁とピンチを招き、枡田の併殺崩れの間にさらに1点を失い、3回までに5失点を喫しました。
ホークスは楽天先発・ハウザーの前に、4回まで8個の三振を喫し、5回も2者連続三振と手も足も出ない状態でしたが、2死から本多がチーム初安打となるセンター前ヒットを放つと、続く細川がハウザーのストレートを捉え、レフトへ高く舞い上がった打球はそのままスタンドへと消えて行きました。細川の2ラン本塁打で2点を返し、2-5と3点差に詰め寄ります。
しかしその裏、武田が3連続四球で1死満塁のピンチを背負い、松井に低めのストレートを痛打され、右中間を破る走者一掃のタイムリー2塁打を浴びて3失点。2-8と突き放されてしまいました。結局武田は7回まで投げさせられてKO。
2-8と6点差とされ、スコア的にも勝負は決まったかと思われましたが、終盤からホークス打線が怒涛の猛反撃が始まります。7回、松田と江川の連続ヒットで無死1,2塁とすると、本多が楽天2番手・釜田佳直からライト前タイムリーヒット。なおも1,2塁で細川の代打・ペーニャがセンター前タイムリーを打って4点目。4連打で2点を返した後、1死2,3塁で今宮のレフト犠牲フライでこの回3点目。7回に3点を取り返して3点差に詰めた後、8回には松田が三塁手・マギーのエラーで出塁すると、江川が楽天4番手・青山浩二の内角低めの直球を振り抜き、レフトポール際への2ラン本塁打を放ち、7-8と1点差まで追い上げます。
迎えた9回、ホークスは中村と長谷川のヒットで1死1,3塁と一打同点または逆転のチャンスを得る。併殺打で終わりの場面で内川が楽天5番手・長谷部康平のチェンジアップを合わせ、ショートへのタイムリー内野安打で8-8と同点に追い付きます!なおも2死満塁で江川が押し出しの四球を選び、9-8とホークスが逆転!さらにホークスの攻撃は続き、3人のランナーを置いて本多のセンター前タイムリーで2点追加。9回に4点を挙げ、11-8と3点リードで9回裏へ。
しかししかし、この日の試合はまだ終わりません。9回裏に登板した守護神・五十嵐亮太が先頭打者に四球を与えると、2本のヒットを浴びて1死満塁とされたところで降板。満塁本塁打で即サヨナラ負けの場面で4番手・ファルケンボーグがマウンドに上がりますが、ジョーンズに2点タイムリー2塁打を打たれ、11-10と1点差とされます。この後、マギーを敬遠して満塁策を取り、途中出場・森山周を外野フライに仕留め、続く松井を2塁ゴロに打ち取って試合終了。ホークスが両チーム合わせて21得点の乱戦を制しました。


試合結果 パ・リーグ 2013/09/18(水)
楽 天-ソフトバンク 22回戦 (11勝11敗、Kスタ宮城、18:00、17667人)
H 000 020 324  11
E 311 030 002  10
【投手】
(ソ)武田、金沢、五十嵐、ファルケンボーグ-細川、高谷、山崎
(楽)ハウザー、釜田、金刃、青山、長谷部、宮川-嶋
【責任投手】
(勝)金沢26試合2勝
(S)ファルケンボーグ38試合2敗10S
(敗)長谷部17試合1勝1敗2S
【本塁打】
(ソ)細川5号2ラン(5回、ハウザー)、江川12号2ラン(8回、青山)
(楽)ジョーンズ24号3ラン(1回、武田)



序盤から楽天が追加点を積み重ねて行くのに対し、ホークスは4回まで沈黙し、5回終了時点で2-8と敗色濃厚でした。しかし、7回からホークスの反撃が始まり、7回に3点、8回に2点を返し、6点のビハインドが見る見る縮まり、9回に4点を奪って逆転勝ち。15日の日本ハム戦の再現を見るかのような逆転劇でしたなあ。今のホークスは劣勢に立たされても跳ね返す力を持っています。「やられたらやり返す。倍返しだ!」半沢直樹みたいにヤバいっす。今回のような乱打戦をみんなは「バカ試合」と呼んでるみたいだけど、こういう試合に勝つと気分が良いですわ~。最後ヒヤヒヤだったけどな。
この日の勝利投手は、8回に2番手で登板した金沢健人投手で、打者3人をパーフェクトに抑え、その後に味方が同点&逆転したおかげて勝ち投手となりました。金沢投手はこれで今季3勝目です。
打線の方はチーム全体で13安打。5回途中まで楽天先発・ハウザーの前に無安打に抑えられていたけど、本多選手のヒットを皮切りに細川選手の2ラン本塁打が生まれ、7回から9回までの3イニングに10安打と楽天中継ぎ陣をフルボッコ。本多選手は3安打3打点の猛打賞。江川選手は8回に追撃の12号2ランホームラン、9回には押し出し四球を選び、2安打3打点。ペーニャ選手も前日の今季初ホームランに続き、2試合連続で打点をマークしました。長谷川選手と内川選手が揃って2安打のマルチヒットを打った一方で、柳田選手は4三振と一人蚊帳の外…。
この日はホークスが勝利し、2位・ロッテがオリックスに敗れたため、福岡ソフトバンクホークスが単独2位に躍り出ました!!いや~、ここまで来るのに長かったなあ。残り14試合で2位を死守できれば、クライマックスシリーズの第1ステージの本拠地開催権が得られます。首位・楽天との差は7.5ゲーム。ホークスが今後連勝を続け、楽天がズルズル失速する可能性は、少ないというかゼロに近いな…。
19日は楽天・美馬学、ソフトバンク・嘉弥真新也の予告先発で行われます。プロ初先発に挑む嘉弥真投手の好投に期待したいですね。楽天に連勝して2位キープ&首位との差を詰められるでしょうか?



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