オリックスとの3連戦に勝ち越し、優勝まで「マジック32」の福岡ソフトバンクホークス。13日からは埼玉西武ライオンズとの3連戦が始まります。ソフトバンクVS西武戦は、ここまで18試合を戦い、ホークスが11勝5敗2分と勝ち越していて、現在は4連勝中。13日の試合も勝って、西武戦5連勝となったのか?
両チームのスタメン
ソフトバンク 埼玉西武
1(二)明石健志 (中)秋山翔吾
2(右)福田秀平 (右)脇谷亮太
3(中)柳田悠岐 (二)浅村栄斗
4(一)李大浩 (三)中村剛也
5(三)松田宣浩 (左)栗山巧
6(左)中村晃 (一)メヒア
7(指)カニザレス (指)森友哉
8(捕)鶴岡慎也 (捕)炭谷銀仁朗
9(遊)田知季 (遊)外崎修汰
(投)バンデンハーク (投)十亀剣
ソフトバンク・バンデンハークVS西武・十亀の先発でスタートしたこの試合、ホークス打線が初回から十亀を攻め立てます。初回に2死走者無しで柳田が5球目のストレートを捉え、レフトスタンドに飛び込むソロ本塁打で1点を先制。4番・イデホ四球のあと、5番・松田が高めの直球をジャストミートし、左中間ホームランテラスへの2ラン本塁打。柳田&松田のホームランで、初回に3点を奪います。
2回にバンデンハークが中村剛にヒット、森に2塁打を打たれましたが、炭谷を3塁ゴロに仕留めて無失点。その裏に鶴岡の四球、高田と明石の連続ヒットで1死満塁と追加点のチャンスを作り、福田の2塁ゴロ併殺崩れの間に1点を加えると、なおも2死ながら走者2人置いて、柳田が高めの変化球センター前に弾き返すタイムリーヒットを放ち、この回2点を挙げ、5-0とリードを拡げます。
5点の援護を貰ったバンデンハークですが、3回に2死3塁で浅村に左中間へのタイムリーヒットを浴びて1点を失う。レフト・中村晃の守備範囲なのに、なぜかセンター・柳田も追っかけていた…。4回はメヒアに2塁打を許すが、森を2塁ライナー併殺打に打ち取る。5回、2死2塁で脇谷にスライダーを叩かれ、レフト前タイムリーヒットを浴びてしまう。これでスコアも5-2となり、ホークスのリードは3点に変わります。
突き放したいホークスは5回裏、松田の内野安打、中村晃の四球で1死1,2塁の場面で、鶴岡が送りバント→ピッチャー・十亀が3塁に投げるも悪送球。ランナー・松田が生還して6点目。この後、高田がスクイズを試みるも失敗、明石も凡退して1点止まり。
バンデンハークは6回にピッチャー返しのボールが右手の指に当たるアクシデントに見舞われたが、西武の中軸を3者凡退に抑える。7回からは2番手・森唯斗が登板し、2イニングを無失点の好リリーフ。
8回裏、ホークスは2アウトから柳田のレフト前ヒット、イデホも2塁打を打ち、2死2,3塁で松田が西武4番手・田中靖洋から左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打を放って2点を追加。松田と柳田の活躍で、ホークスが8-2で快勝しました。
◇パ・リーグ 2015年8月14日 (金)
ソフトバンク-西武 19回戦
(ソフトバンク12勝5敗2分、18時、36,078人)
L 001 010 000-2
H 320 010 02×-8
▽勝 バンデンハーク 9試合6勝
▽敗 十亀 18試合7勝7敗
▽本塁打 [ソ] 柳田 24号(1回裏ソロ) 、松田 25号(1回裏2ラン)
西武との3連戦の初戦は、ホークス打線が序盤に5点を奪い、6回にも追加点を挙げ、西武先発・十亀投手をノックアウト。投げては先発のバンデンハーク投手が6回まで投げ、終盤は森唯斗→飯田優也の中継ぎリレーで逃げ切りました。3連戦の初戦を制したホークスは、2連勝でマジックも31に減少。VS西武戦もこれで5連勝、対戦成績も12勝5敗2分となり、西武戦の勝ち越しが決定しました。一方の西武は3連敗で今季ワーストの借金6。3位・ロッテとは3.5ゲーム差です。
無傷の6連勝のバンデンハーク投手は、6回まで96球を投げ、被安打7・9奪三振・無四球・2失点。先週のロッテ戦での危険球退場の影響が懸念されましたが、四死球は1個もなし。6回まで毎回三振という快投でした。来日から6連勝は、2009年のファルケンボーグに並ぶ球団タイ記録。負けない助っ人の連勝記録はどこまで伸びるのでしょうか?
ところで、この日はバンデンが9個の三振を奪いましたが、中継ぎ陣も奪三振を量産。2番手の森投手は2イニングで4奪三振、9回に投げた飯田投手も3奪三振を挙げ、この3人で合わせて16奪三振。にしても、西武は強打者が多いけど、三振も多いですなあ。
打線の方は全体で12安打。そのうち、柳田選手と松田選手の2人がともに4安打の固め打ち。柳田選手は初回に先制のソロ本塁打、2回にはセンター前へのタイムリーヒットを打っており、2打点の活躍。打率も.375に上げ、4打数無安打だった西武・秋山選手(.370)を抜いて、パリーグ打率部門でトップに立ちました。トリプルスリーまであと6本塁打&7盗塁です。
松田選手は初回に自己最多に並ぶ25号2ラン本塁打、2打席目には2塁打、3打席目には単打(内野安打)を打ち、3塁打が出ればサイクルヒットだったんですが、8回の打席はタイムリー2塁打でサイクルならず。それでも1試合で4打点を挙げております。
キャプテン・内川選手がスタメンから外れても、勢いが止まらないホークス打線。むしろ内川抜きだと打線がよく繋がってるように見えるが…。内川選手は万全な状態に戻るまでゆっくり休んでください…。
さて、15日・土曜日は、予告先発がソフトバンク・武田翔太VS西武・野上亮磨となっています。武田投手は先週のロッテ戦で3回6失点でKO負け。得意の西武戦で自身初の2ケタ勝利を目指します。繋がる打線と西武キラーの好投で、西武戦6連勝といきたい。