日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第97回天皇杯決勝 セレッソ大阪が国内2冠獲得!

2018年01月01日 | soccer

元日恒例の「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」の決勝戦が、埼玉スタジアム2002で行われました。今大会の決勝の対戦カードは、セレッソ大阪VS横浜Fマリノス。今季は公式戦(J1リーグ戦&ルヴァン杯)で3度対戦し、セレッソが全て勝利。マリノスは4年ぶりの天皇杯制覇へ、セレッソはルヴァン杯に続くタイトル獲得を目指しました。


両チームのスタメン
[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 15 木本恭生
DF 22 マテイ・ヨニッチ
MF 6 ソウザ
MF 10 山口蛍
MF 16 水沼宏太
MF 46 清武弘嗣
FW 8 柿谷曜一朗
FW 24 山村和也

[横浜F・マリノス]
GK 21 飯倉大樹
DF 2 パク・ジョンス
DF 22 中澤佑二
DF 23 下平匠
DF 27 松原健
MF 8 中町公祐
MF 14 天野純
MF 20 マルティノス
MF 24 山中亮輔
MF 33 ダビド・バブンスキー
FW 16 伊藤翔



前半開始1分、マリノスがカウンターを仕掛け、右サイドを突破したマルティノスのクロス→ゴール前飛び込んだ伊藤のシュートはGKにキャッチされる。セレッソは前半5分、右サイドのスローインから、水沼→清武スルー→柿谷の浮き球パス→清谷が右足を合わせたが、マリノスGK飯倉の好セーブに阻まれます。迎えた前半8分、左サイドで下平が左足でクロスを入れ、伊藤が胸トラップから右足でゴールに流し込み、マリノスが序盤で先制点を奪います!
1点を追うセレッソは、24分にセットプレーのチャンスを作り、丸橋の右CKをマリノスGK飯倉がパンチでクリアするが、ボールはあわやオウンゴールになりかける。29分には、敵陣で松田が相手ボールを奪ったが、シュートではなくパスを選択。その後、こぼれ球を自らシュートするも相手に当たる。結局前半はマリノス1点リードで終了。

後半に入り、マリノスはふくらはぎを痛めた山中に代えて、MF遠藤渓太を投入。後半開始早々、マリノスはペナルティエリア手前でFKを獲得し、天野が左足で直接狙ったが、シュートはセレッソGKキムジンヒョンにクリアされる。後半10分、マリノスはGK飯倉のロングキックから、マルティノスがペナルティエリア内で粘りを見せ、左足でシュートを狙うも、GKの正面。その直後には右サイドのバブンスキーのクロス→遠藤のシュートはノーゴール。12分にはカウンターでチャンスを作り、バブンスキーが左サイドにパスを出し、遠藤がダイレクトでグラウンダーの折り返しを入れたが、味方には通らず…。マリノスはチャンスを何度も作りながらも、追加点が奪えません。
セレッソは後半17分にソウザが右足ロングシュートを放つも、GKに抑えられる。後半19分、水沼が敵陣の高い位置から右足を振り抜く。強烈なシュートをGK飯倉が前に弾くと、こぼれ球を相手DFがクリアミス、最後は山村が右足でゴールに叩き込み、セレッソが1-1の同点に追いつきます。
勝負は振り出しに戻り、後半26分にセレッソの柿谷がシュートを狙うもゴール左に逸れ、マリノスも後半33分にFKからDFの中澤が飛び込むもダメ。後半42分、セレッソはソウザのスルーパスに反応した途中出場のFWリカルド・サントスが抜け出してシュートを放つも、GKに防がれて勝ち越しならず。結局1-1のまま90分が終了し、勝負は延長戦へ。

迎えた延長前半5分、セレッソは左サイドで山村がクロス。マリノスGK飯倉がゴールマウスから飛び出すと、ファーサイドにいた水沼がヘディングシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ、セレッソが2-1と逆転します。
1点を追う形となったマリノスは、延長後半9分にヴィエイラがPA内に進入するもシュートまでいけず。後半12分には左サイド・遠藤のクロス→ヴィエイラがヘディングシュート。しかし、セレッソGKキムジンヒョンが横っ飛びで防ぎ、同点ゴールを許さず。
延長後半14分、セレッソはリカルド・サントスが一気に抜け出したが、ダメ押しゴールを奪えず。終了間際、マリノスは途中出場の前田直輝が右サイドからシュート。ボールは相手DFの頭に当たってコースが変わり、ゴール方向に行ったが、わずかにゴール右。マリノス最後のCKもキムジンヒョンがパンチでクリアして試合終了。セレッソが延長戦の死闘を制しました。


61年ぶりに埼玉で行われた天皇杯決勝戦は、セレッソ大阪が2-1で勝利。YBCルヴァンカップに続き、今季2冠を達成しました。セレッソは「ヤンマーディーゼルサッカー部」だった1974年度の第54回大会以来、43年ぶり4度目の天皇杯優勝。「ヤンマー」では過去に3度も優勝、「セレッソ大阪」としては初優勝となります。埼スタで2冠を獲得したんで、セレッソの選手やサポーターにとっては縁起の良い場所といえるでしょう。
この日の試合は、エースの杉本健勇選手が欠場、さらには主将の柿谷選手が右足痛、清武選手も本調子ではない状態。主力陣が苦しい中、水沼選手と山村選手が2得点に絡む活躍。後半の同点の場面では、水沼選手がミドルを放ち、こぼれ球を山村選手が押し込む。延長の勝ち越し点は、山村選手がクロス、水沼選手が頭で押し込みました。山村選手は1得点1アシスト。水沼選手は準決勝でも後半ATに同点ゴールを決めており、ここ一番での勝負強さがあるなあって思います。そんな水沼選手は、現在FC東京から期限付き移籍中。チームの貢献度の高さ、天皇杯での活躍が評価されて完全移籍に移行するでしょう。

天皇杯が終了し、J1王者の川崎フロンターレ、年間2位の鹿島アントラーズ、天皇杯王者・セレッソ大阪(年間3位)の3チームが2018年のAFCチャンピオンズリーグの本戦出場が決定。リーグ戦で4位だった柏レイソルがACLプレーオフに出場。東地区プレーオフは1月30日に行われ、勝てば本戦に駒を進めます。
また、2月10日に埼玉スタジアムで行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」の対戦カードは、川崎フロンターレVSセレッソ大阪に決定。2018年のJリーグを占う一戦から目が離せません。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年2018!そうか、もう平成30年か!

2018年01月01日 | Weblog

新年あけましておめでとうございます。2018年、平成30年を迎えました。その平成という元号も再来年で終わりです…。まず初めに、旧年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。


2018年はスポーツ界のビッグイベントが2つも開催。2月には韓国・平昌で冬季オリンピックが開催されます。
今大会注目しているのは、メダルラッシュが期待される女子スピードスケート陣。エースの小平奈緒選手は500mで国内外24連勝中、1000mでは昨年12月10日に1分12秒09の世界記録を打ち立てました。さらには女子1500mの高木美帆選手、W杯で世界新記録を連発している女子パシュートもメダルの可能性があります。
女子スキージャンプの高梨沙羅選手もメダル候補なんですが、今季のW杯では4戦未勝利。W杯最多タイの通算53勝から足踏み状態が続いています。このままでは前回同様表彰台に登れないかもしれません。男子フィギュアスケートは、宇野昌磨選手と羽生結弦選手のWエースがメダルを争います。宇野選手は先日の日本選手権で優勝。羽生選手は昨年11月に右足首を負傷、ぶっつけ本番で平昌に臨みます。羽生選手がケガを乗り越えて金メダルを獲得したら、日本中が感動するだろう…。

6月にはFIFAロシアワールドカップもあります。6大会連続出場の日本代表は、グループステージでコロンビア、セネガル、ポーランドの3か国と対戦。コロンビア代表とは前回のブラジル大会で戦い、完敗を喫しました。初戦で勝ち点を獲得できれば、ベスト16入りに近づくんだけどねえ…。先月の東アジアカップでは、韓国に1-4と完敗。W杯まであと半年だけど、正直不安と悲観でいっぱいです。


昨シーズン2年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、2年連続日本一に挑戦。オフの契約更改では年俸1億円以上の選手が18人、そのうち4億円台が8選手。特に柳田悠岐選手は現役最高年俸の5億5000万円!こりゃ2018年シーズンは年俸に見合った活躍をしないといけないぞ~。

競馬界では、GⅠ7勝を挙げたキタサンブラック、ダートGⅠ通算11勝のコパノリッキーが揃って引退。今年は次なる主役誕生が求められます。昨年凱旋門賞に参戦したサトノダイヤモンドは、金鯱賞で復帰予定。ダービー馬・レイデオロは京都記念からドバイシーマクラシックに向かいます。
3歳クラシック戦線は、朝日杯FSを圧勝したダノンプレミアム、ホープフルステークスを勝ったタイムフライヤー、デビュー3戦3勝のワグネリアンの「3強」の他に、グレイル、オブセッション、ヘンリーバローズ、ジャンダルムなど牡馬勢はハイレベル。
牝馬の方は、3連勝で2歳女王に輝いたラッキーライラックはチューリップ賞から始動。リリーノーブル、マウレア、ロックディスタウンの巻き返しにも期待。


皆様が今年も良い一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。そして、当ブログの方もよろしくお願いします。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする