日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ノンコノユメ2年ぶりの重賞勝ち!シルクロードSはファインニードル快勝!

2018年01月28日 | 競馬

今週から冬の東京開催が始まり、28日はフェブラリーステークスの前哨戦・根岸ステークスが行われました。連続開催となる京都競馬場は、短距離重賞のシルクロードステークスでした。



京都メイン・第23回シルクロードステークス(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、昨年の高松宮記念を制した⑦セイウンコウセイ、JBCスプリントを勝った⑩ニシケンモノノフ、北九州記念を勝った⑧ダイアナヘイロー、セントウルステークスを制した①ファインニードル、⑮ナックビーナス&⑰ロードクエストの「カーバンクルステークス組」、フィリーズレビュー優勝⑬カラクレナイ、②アレスバローズ、⑨キングハート、⑥セカンドテーブルなどが出走しました。
スタートでナックビーナスがポンと飛び出したのに対し、⑯ラインミーティアが後方から。先行争いでセイウンコウセイがナックをかわして先手を取り、ダイアナヘイローが2番手追走。ナックビーナスとファインニードルが3,4番手で並び、5番手⑨キングハート、6番手⑱ナリタスターワン。7,8番手の位置に⑫タマモブリリアンと③グレイトチャーター、外側9番手⑭ミッキーラブソング、10番手にセカンドテーブル、中団の後ろにカラクレナイとアレスバローズが並走している。後方グループは、ラインミーティア・ロードクエスト・⑤アットザシーサイドの3頭が固まり、16,17番手にニシケンモノノフと④フミノムーンがいて、⑪ユキノアイオロスが最後方。
3,4コーナー中間を過ぎ、コウセイ先頭、内のニードルが2番手に上がり、ダイアナ3番手、ナック4番手。カラクレナイは中団の外側、アレスバは馬群の中。
直線コースに入り、セイウンコウセイがまだ先頭だが、外からファインニードルが迫る。後続ではグレイトチャーターが内を突くも失敗、4番手からナックビーナス。さらに大外からカラクレナイが追い込む。ゴール残り200mでニードルがコウセイを抜いて先頭に躍り出ると、そのまま2番手以降を引き離してゴールイン!2着争いでは、カラクレナイとフミノムーンが突っ込んできたが、セイウンコウセイが2着を確保しました。

春のスプリント王に向けてのステップレース・シルクロードステークスは、単勝4番人気のファインニードルが直線突き抜けて快勝。スタートから先頭を行ったセイウンコウセイは、昨年に続いての2着。3着には単勝15番人気のフミノムーンが入り、アドマイヤムーン産駒が上位を独占しました。3番人気のカラクレナイはハナ差の4着、2番人気のアレスバローズは11着、1番人気のダイアナヘイローは16着と大敗しました。
勝ったファインニードルは、昨年のセントウルステークスに次いでの重賞2勝目。今回は前走のスプリンターズステークスから約3か月半ぶりのレースで、久しぶりに川田将雅騎手とコンビを組んでの参戦。スタートから3,4番手に控え、最後の直線でセイウンコウセイを捕らえ、2着に2馬身差をつけました。前走から+18キロと大幅に馬体重を増えたけど、全く問題はありませんでした。今回の内容なら宮記念も有力候補だけど、ニードル自身が左回りの経験が無いのが不安です。




東京メイン・第32回根岸ステークス(GⅢ・ダート1400m)は、⑬ベストウォーリアが右後肢フレグモーネのため出走取消のため、14頭立てから13頭立てになりました。連覇を狙う⑥カフジテイク、ユニコーンステークスとグリーンチャンネルを勝った⑧サンライズノヴァ、プロキオンステークスを勝った⑦キングズガード、不振脱出を狙う元3歳ダート王⑭ノンコノユメ、武蔵野ステークス3着②アキトクレッセントの他に、浦和所属⑫ブルドッグボス、岩手所属⑪ラブバレットの地方勢2頭も参戦しました。
スタート直後の先行争いで、⑩サイタスリーレッドがハナに立ち、③ブラゾンドゥリスとラブバレットが2,3番手で並走。ブルドッグボス4番手、5番手アキトクレッセント、6番手④マッチレスヒーロー、中団の7番手にノボバカラ。内側8番手にキングズガード、9番手⑨モンドクラッセ。サンライズノヴァは10番手、その後ろ11番手にノンコノユメ、①イーデンホール12番手、カフジテイクはしんがりに付ける。
縦長の状態で3,4コーナー中間を迎え、スリーレッドが軽快に逃げ、ラブバレが2番手。ブラゾン3番手、ブルドッグ4番手、アキトは内側5番手。キンガーはまだ中団、ノヴァ、ノンコ、カフテイはまだ後方。
4コーナーから直線コースに差し掛かり、ラブバレットが前に出るが、すぐさま馬場の真ん中からブルドッグボスがかわす。地方所属馬が勝つのか?しかし、外からサンライズノヴァとノンコノユメが足を伸ばしてやってきた。カフジテイクはその後。ラスト100mを切り、ノヴァとノンコの2頭が抜け出し、ゴール手前でノンコがノヴァに並んで、ほとんど同体でゴール!サンライズノヴァが凌いだが、ノンコノユメが最後の最後に逆転したか?

今年最初の府中重賞・根岸ステークスは、サンライズノヴァとノンコノユメのマッチレースとなりましたが、ノンコノユメが接戦を制しました。サンライズノヴァはゴール前で逆転されてハナ差の惜敗。2番人気のカフジテイクは3着で、根岸ステークス連覇ならず。3番人気のキングズガードは6着。地方勢はブルドッグボスが5着、ラブバレットが9着。2頭とも一旦は先頭争いを演じていたんですが…。
勝ったノンコノユメは、2015年11月の武蔵野ステークス以来、実に2年2か月ぶりの勝ち星で、通算7勝目をマーク。武蔵野Sを勝った後、チャンピオンズカップ、フェブラリーS、帝王賞とGⅠで2着続き。2016年9月に去勢してセン馬になったものの、成績が振るわず。近走の低迷から「去勢は失敗」と言われてましたが、この根岸ステークスで復活を果たしました。今回は距離短縮が上手くいったし、3歳時の強い末脚が戻った気がします。勝ちタイム1分21秒5は、東京ダート1400mのコースレコード。久しぶりに強いノンコノユメが見られたなあ。今度のフェブラリーステークスでは、念願の中央GⅠ制覇となるでしょうか。



来週は東京競馬場で古馬マイル重賞・東京新聞杯、京都競馬場では3歳重賞・きさらぎ賞が行われます。
きさらぎ賞には、デイリー杯2着カツジ、新馬戦を圧勝したダノンマジェスティ、オルフェーヴル産駒エポカドーロ、サトノフェイバー、グローリーヴェイズ、ニホンピロタイド、オーデットエールなどが登録。
東京新聞杯の方は、ダノンプラチナ&サトノアレスの元2歳マイル王者、昨年のマイル女王・アドマイヤリード、今年こそは重賞初勝利がほしいグレーターロンドン、無冠脱出を目指すリスグラシュー、京都金杯2着クルーガー、カデナ、ダイワキャグニー、ストーミーシー、ディバインコード、デンコウアンジュ、ハクサンルドルフが出走予定です。













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