日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今年こそはGⅠを勝ちたい!~AJCC&東海ステークス~

2018年01月21日 | 競馬

1月21日は中山と中京でGⅡレースが行われました。冬開催最終日の中山のメイン・アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、2015年のグランプリホース・ゴールドアクターと、ミッキースワロー&ダンビュライトの4歳世代が激突。中京のダート重賞・東海ステークスは、GⅠ制覇を狙うテイエムジンソクが登場しました。



中京メイン・第35回東海テレビ杯東海ステークス(ダート1800m 16頭立て)は、チャンピオンズカップ2着⑧テイエムジンソクをはじめ、2連勝中の⑨ディアデルレイ、昨年のこのレースで2着③モルトベーネ、3着だった⑪アスカノロマン、シリウスステークス2着⑫ドラゴンバローズ、レパードステークスを勝った①ローズプリンスダム、⑩オールマンリバー、⑭ゴールデンバローズ、⑮クインズサターンなどが出走。
スタート後の先行争いで、テイエムジンソクと④サルサディオーネの2頭が競り合うが、ジンソクがハナを切った。ディアデルレイとモルトベーネが3,4番手、ドラゴンバローズは中団追走、クインズサターンとオールマンリバーは後方で正面スタンド前を通過。
1,2コーナー中間を過ぎて向正面に入り、テイエムジンソクが先頭。モルトベーネが2番手に上がり、3番手にサルサディオーネ、4番手にディアデルレイ。アスカノロマンが外側5番手、6番手に②シャイニービーム、7番手ローズプリンスダム、8番手⑥コスモカナディアン。中団の9,10番手の位置にドラゴンバローズと⑯ショウナンアポロン、11番手ゴールデンバローズ、12番手⑤サンマルデューク、13番手⑬サングラス、14番手⑦タガノエスプレッソ、15番手からクイーンズサターンが押し上げ、オールマンリバーが最後方。
3コーナーを回り、ジンソクが先頭をキープし、ディアデルが2番手、アスロマ3番手、カナディアン4番手に浮上。ドラバロは中団馬群、ゴルバロとオールマンは外に持ち出した。
4コーナーから最後の直線コースに入り、テイエムジンソクがまだ逃げ粘るが、外からコスモカナディアンがかわしにかかる。ゴール残り200mを切ってこの2頭が後続を離し、3番手争いではモルトベーネがアスカノロマンをかわして3番手に上がり、大外からオールマンリバーとショウナンアポロンが追い込む。逃げるジンソクはカナディアンの追い上げを振り切り、そのまま1着でゴール!ここでは強いテイエムジンソク、GⅠ初タイトルへ視界良好!

フェブラリーステークス前哨戦・東海ステークスは、テイエムジンソクが逃げ切り勝ちを収めました。2着のコスモカナディアンは単勝オッズで13番人気の伏兵。大きく離れた3着争いは、モルトベーネが制しております。2番人気のディアデルレイは9着、3番人気のドラゴンバローズは13着に終わりました。
テイエムジンソクは昨年11月のみやこステークスに次いで重賞2勝目。今回は近走の実績が評価されて単勝1.3倍の圧倒的1番人気。スタートから先頭でレースを進め、後続を寄せ付けずそのまま1着で駆け抜けました。メンバーにも恵まれたところもあるので、ここは勝って当たり前といえるでしょう。今年はGⅠ制覇を目指すジンソク、次のフェブラリーステークスはマイル戦だから少し不安ですが、粘り強い走りを見せたので期待はできるかもしれない。




中山メイン・第59回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ・芝2200m 11頭立て)は、セントライト記念を制した③ミッキースワロー、皐月賞3着⑦ダンビュライト、2連勝中の①レジェンドセラーの4歳世代3頭、武豊騎手と初コンビ⑤ゴールドアクター、2年前の覇者⑥ディサイファ、キタサンブラックの兄⑧ショウナンバッハ、⑨マイネルミラノ、⑪トーセンビクトリーなどが参戦しました。
スタートは出遅れなし。正面スタンド前の先行争いで、②トミケンスラーヴァ,ゴールドアクター,ダンビュライト,ショウナンバッハ,マイネルミラノの5頭が前を行き、ダンビュライトが押し出されるように先手を行くのかと思いきや、外からマイネルミラノが先頭を奪った。ゴールドアクターは5番手、ミッキースワローとレジェンドセラーは後方で1コーナーを回った。
外回りコースに向かうところで、マイネルミラノが先頭、2,3番手にトミケンスラーヴァとダンビュライト。前から離された4番手にショウナンバッハ、その後ろの5番手にゴールドアクターが追走する。6番手にはディサイファ、7番手にレジェンドセラー、8番手トーセンビクトリー。後方グループは、9番手ミッキースワロー、10番手④シホウ、最後方に⑩マイネルディーンという展開。
かなり縦長の状態で3コーナーに差し掛かり、ミラノがスローペースで逃げ、ダンビュラが単独2番手に浮上。スラーヴァ&バッハの後ろに、早くも追い出し始めたミキスワがゴルアクをかわし、ディサイファも一緒に進出開始。レジェセラは後方に下げている。3,4コーナーのところで、ミラノの大逃げ、ダンビュラ我慢の2番手が続き、ミキスワが3番手に上がる。
逃げるマイネルミラノは先頭で直線コースに入ったが、ダンビュライトが差を縮める。ミッキースワローも3番手から追いかけるが、前の2頭を捕らえるのは厳しそう。残り150mでダンビュラとミラノが並び、ラスト100mでダンビュライトが先頭に躍り出る。ミキスワが2番手に上がるも、ダンビュライトが先頭でゴールイン!ダンビュライトがAJCCで念願の初重賞制覇!

2018年の古馬戦線を占うAJCCは、2番人気のダンビュライトが快勝。1番人気のミッキースワローは、3コーナーから早めに動いたものの2着まで。位置的にも後ろ過ぎたよなぁ。マイペースで大逃げを打ったマイネルミラノが3着と健闘。3連勝を狙ったレジェンドセラーは7着、3番人気のゴールドアクターは最下位の11着。昨年6月の宝塚記念から7か月ぶりのレースでしたが、負けすぎにもほどがあります。4歳勢が1,2着を占め、ベテランのGⅠ馬が殿負けという、世代交代を予感させるレースとなりました。
重賞初勝利のダンビュライトは、前走のサンタクロースステークス(12月24日@阪神)に続いての連勝を飾り、通算でも3勝目。この日はミルコ・デムーロ騎手との初コンビで臨み、序盤から先行策で勝負。掛かっているように見えたので、終盤失速するんじゃないかと思いましたが、直線でマイネルミラノを抜き、2着に2馬身差をつけての勝利。父・ルーラーシップは、2012年にこのレースを勝っており、親子制覇を果たしました。
昨年のクラシックは皐月賞3着、ダービー6着、菊花賞5着。2歳の時から善戦マンというイメージがついていたけど、今年は飛躍の年になりそうですね。








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