日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

春の主役を目指せ!京成杯&日経新春杯

2018年01月14日 | 競馬

1月14日は、中山競馬場では3歳重賞の京成杯、京都競馬場では今年最初のGⅡ競走・日経新春杯が行われました。春の3歳牡馬クラシック&古馬中長距離戦線に名乗りを挙げたのはどの馬か?




中山メイン・第58回京成杯(GⅢ・芝2000m 15頭立て)は、葉牡丹賞を勝った⑮ジェネラーレウーノ、重賞3連勝中の戸崎圭太騎手騎乗の⑤コズミックフォース、エイシンフラッシュとの父子制覇に挑む②コスモイグナーツ、⑩デルタバローズ&①イエッツトのキャリア2戦目組、中央移籍2戦目⑧ダブルシャープ、⑦エイムアンドエンドなどが参戦しました。
スタートで⑭ジョリルミエールが出遅れた以外は、14頭揃って飛び出す。スタンド前の先行争いで、内からコスモイグナーツ、外から好スタートを決めたジェネラーレウーノ、エイムアンドエンドや⑨サクステッドの4頭が先団につけたが、イグナーツがわずかに先頭。デルタバローズは5,6番手、コズミックフォースは中団につけ、イエッツトは後方グループ、ダブルシャープ最後方でスタンド前を通過します。
1,2コーナーから向正面に入り、コスモイグナーツが後続を離して先頭を走り、ジェネラーレウーノが単独2番手。3番手サクステッド、4番手デルタバローズ、その内側にエイムアンドエンド。6番手⑬ギャンブラー、7番手④ロジティナ、8番手③ヤマノグラップル、9番手⑪ライトカラカゼ、10番手にイエッツト。後方グループは、11番手コズミックフォースのすぐ内側に⑫タイキフェルヴール、13番手⑥スラッシュメタル、14番手ジョリルミエール、最後方にダブルシャープ。
3コーナーを通過し、軽快に飛ばすイグナーツは前半1000mを59秒7で通過。ジェネラーレは2番手でイグナーツの背後をジッと見つめる。サクステッド3番手、4,5番手の位置にデルバロとエイムアンド、ロジティナも3,4コーナーで仕掛ける。コズミック、イエッツト、ダブシャーはまだ後方馬群。
4コーナーから最後の直線に入り、コスモイグナーツと後続集団の差が徐々になくなり、ゴール残り200mでジェネラーレウーノが先頭に躍り出る。2番手争いではサクステッド,ライトカラカゼ,大外からコズミックフォース、馬群の中からイエッツトも追い上げてきた。抜け出したジェネラーレは、コズミックとイエッツトの追い上げを振り切り、先頭でゴールイン!ジェネラーレウーノ京成杯完勝で重賞初勝利!


皐月賞と同じ舞台の重賞競走・京成杯は、ジェネラーレウーノが単勝1番人気に応えて勝利。コズミックフォースが外から追い込んで2着、馬群を割って追い上げたイエッツトが3着に入りました。4番人気ダブルシャープは7着、5番人気のエイムアンドエンドは10着、3番人気のデルタバローズは13着に終わっています。
重賞初勝利のジェネラーレウーノは、未勝利戦、葉牡丹賞に続いての3連勝。美浦・矢野英一厩舎に所属し、父・スクリーンヒーロー、母・シャンハイロック、母の父・ロックオブジブラルタルという血統。初勝利の時と前走は逃げ切り勝ちでしたが、、今回は2番手で控えてから直線抜け出しての勝利。中山2000mを走った経験が大いに活きたなあって思います。勝ちタイムも先日のホープフルステークスを上回っているし(2分01秒2)、中山2000mで連勝したから、本番でも展開次第で馬券圏内に入るチャンスはあると思うが…。




京都メイン・第65回日経新春杯(GⅡ・芝2400m 12頭立て)は、昨年の優勝馬⑧ミッキーロケット、アルゼンチン共和国杯2着⑩ソールインパクト、⑦パフォーマプロミスと⑫カラビナの「グレイトフルステークス」組、中日新聞杯3着②ロードヴァンドール、③モンドインテロ、⑨ガンコ、10歳馬④ヒットザターゲット、⑪ベルーフなどが出走。
スタートは12頭綺麗に出揃い、最初の先行争いでロードヴァンドールが早々と先手を奪い、ガンコが2番手を確保、パフォーマプロミス・ミッキーロケット・カラビナの3頭が3番手を争う。ソールインパクト7番手、モンドインテロが9番手で正面スタンド前を通過した。
1,2コーナー中間から向正面のところで、ロードヴァンドールが先頭、2番手にガンコ、3番手カラビナ、内側4番手にパフォーマプロミス。その後ろの5,6番手にミッキーロケットとヒットザターゲットが並走。7番手①サンタフェチーフ、8番手ソールインパクト、9番手⑥アクションスター、10番手モンドインテロ、後方はベルーフと⑤トルークマクトが並ぶ。
外回り3コーナーに入り、ヴァンドールがゆったりとした流れで逃げ、2番手のガンコが外から接近。パフォーマ4番手、ミキロケがすぐ後ろでパフォーマをマークすると、下り坂を利用して外から上がってきた。ソールとインテロはまだ後方の位置。
最後の直線で、ガンコが先頭のロードヴァンドールを捕まえにかかり、3,4番手ではパフォーマプロミスとミッキーロケとが競り合う。ソールインパクトとモンドインテロは伸びてこない。残り200mを切り、ガンコがわずかに前に出るも、ヴァンドールが盛り返す。しかし、外から脚を伸ばしたパフォーマが2頭をまとめて交わしてゴールイン!パフォーマプロミスがゴール前で差し切りました!

2018年最初のGⅡレースは、1番人気のパフォーマプロミスが勝利。スタートから逃げ続けたロードヴァンドールが2着、ガンコが3着と粘り、前残りのレースで終わりました。連覇を狙ったミッキーロケットは4着。ミキロケは不完全燃焼なレースが続いてますね…。モンドインテロは7着、ソールインパクトはブービーの11着と惨敗しました。
パフォーマプロミスはグレイトフルステークスに続いての連勝。明け6歳でこれが重賞初挑戦でしたが、ミルコ・デムーロ騎手に導かれて見事に勝利を飾りました。今年重賞初勝利のミルコ騎手は、1日で6勝の固め打ち。8レースから11レースまで破竹の4連勝でした。
パフォーマはキタサンブラック,ドゥラメンテ,シュヴァルグランらと同じ6歳世代ですが、デビューしたのが3歳秋の2015年9月。同世代の馬がGⅠで活躍する裏で、1000万や1600万下のレースに出続け、前走のレースで勝って念願のオープン入り。6歳で迎えた昇級初戦のレースで重賞タイトルを獲得しました。54キロの軽斤量にも恵まれた部分もあるけど、ようやく実力がついてきたのかも。春の天皇賞でも頑張ってほしいです。











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