日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

日曜日も戸崎圭太&シルク軍団!プリモシーンが2連勝でフェアリーステークス制覇!

2018年01月07日 | 競馬

2018年シーズン開幕2日目の7日は、中山競馬場で明け3歳牝馬の重賞競走・第34回フェアリーステークス(GⅢ・芝1600m 16頭立て)が行われました。昨年はアエロリットが2着の後、NHKマイルカップで優勝。今年もここからGⅠ馬が出てくるのか?今年のフェアリーSは、阪神JFに出走した①サヤカチャン、アルテミスステークス4着⑦トロワゼトワル、白菊賞2着⑩スカーレットカラー、デビュー2戦目⑬レッドベルローズ、ひいらぎ賞3着⑧グランドピルエット、藤田菜七子騎手が乗る⑥ジョブックコメン、前走未勝利を勝った⑭プリモシーン、⑯テトラドラクマ、⑤ライレローズなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気テトラドラクマ(3.6倍)、2番人気プリモシーン(4.6倍)、3番人気トロワゼトワル(6.5倍)、4番人気ライレローズ(7.8倍)、5番人気のサヤカチャン(8.4倍)までが10倍以下。6番人気以降はスカーレットカラー、レッドベルローズ、グランドピルエット、②デュッセルドルフ、ジョブックコメンと続きました。

スタートでトロワゼトワルが出遅れ。好ダッシュを決めた④アントルシャが行くかと思いきや、⑪シスルが先手を奪う。2番手にグランドピルエット、3番手に⑨レネットが上がり、アントルシャは4番手に下がり、5番手にデュッセルドルフ、その外側の6番手にテトラドラクマが並ぶ。7番手にジョブックコメン、8番手にサヤカチャンが追走。9,10番手に位置に⑤ライレローズとプリモシーン、⑮フィルハーモニーが11番手から前に押し上げに掛かる。12番手のスカーレットカラーも追い出し開始。13番手レッドベルローズ、14番手③ハトホル、15番手⑫ジーナスイート、出遅れたトロワゼトワルが最後方を走る。
3コーナーを回り、先頭グループはシスル・ピルエット・フィル・レネットの4頭が一塊。デュッセル5番手、ドラクマ6番手、プリモとスカカラは中団からポジションを上げ、先頭集団に加わる。サヤカは中団より後ろ、トロワゼも集団に追いついた。
16頭ほとんど一団の状態で最後の直線に差し掛かり、グランドピルエットが先頭だが、スカーレットカラーとプリモシーンが外から追い上げる。間からはレネットとテトラドラクマも来ている。ゴール残り150mでプリモが抜け出し、スカカラが2番手、ベルローズが3番手に上がってきたが、プリモシーンが先頭でゴールイン!プリモシーンがフェアリーステークスを快勝しました!


フェアリーステークス 全着順&払戻金
1着⑭プリモシーン     1分34秒6
2着⑩スカーレットカラー  1馬身1/4
3着⑬レッドベルローズ     クビ
4着③ハトホル       1馬身1/4
5着⑦トロワゼトワル      クビ
6着⑯テトラドラクマ
7着⑤ライレローズ
8着⑧グランドピルエット
9着⑥ジョブックコメン
10着⑨レネット
11着②デュッセルドルフ
12着①サヤカチャン
13着⑫ジーナスイート
14着⑪シスル
15着④アントルシャ
16着⑮フィルハーモニー

単勝 ⑭ 460円
複勝 ⑭ 190円 ⑩ 310円 ⑬ 410円
枠連 5⃣-7⃣ 1,750円
馬連 ⑩-⑭ 3,230円
馬単 ⑭-⑩ 5,150円
ワイド ⑩-⑭ 1,170円 ⑬-⑭ 1,100円 ⑩-⑬ 2,420円
3連複 ⑩-⑬-⑭ 10,370円
3連単 ⑭-⑩-⑬ 46,640円


春の牝馬クラシックを目指す馬達が集結したフェアリーステークスは、2番人気のプリモシーンが快勝。前走の未勝利戦に続いての連勝で重賞初制覇を飾りました。大外から追い込んだスカーレットカラーが2着、3着にはレッドベルローズが入りました。3番人気のトロワゼトワルはスタートでの出遅れが響いて5着、1番人気のテトラドラクマは6着、4番人気のライレローズは7着、藤田菜七子騎手が乗ったジョブックコメンは9着に終わりました。
プリモシーンは美浦・木村哲也厩舎に所属し、父・ディープインパクト、母・モシーン。鞍上の戸崎圭太騎手とシルクレーシングは、6日の中山金杯に続く重賞勝ち。正月から絶好調の戸崎騎手は、8日のシンザン記念でアーモンドアイに騎乗します。
プリモシーンは昨年9月にデビューし、新馬戦ではトーセンブレスの2着。2戦目の未勝利戦ではテトラドラクマに競り勝ちました。3戦目となる今回は、約3か月ぶりのレースでしたが、ラスト200mで先頭に立ち、そのまま突き放しました。この馬は走りにも躍動感もあり、体格もガッチリしているねえ。通算でも3戦2勝、連対率100%。今後は桜花賞トライアル競走→桜花賞へと向かうでしょう。クラシックで活躍するには、もっと力をつけておきたいですね。


成人の日の1月8日も競馬が開催され、メインは京都競馬場でシンザン記念が行われます。⑪カシアス,⑨カフジバンガード,②ファストアプローチの「朝日杯組」、①スターリーステージ,③アーモンドアイ,⑦ツヅミモン,⑧プリュスの牝馬勢も出走します。
競馬界の新成人ジョッキーの活躍にも注目。藤田菜七子騎手は中山7Rでビックリシタナモーとのコンビで2018年初勝利を目指し、昨年44勝とブレイクした荻野極も京都で3レース騎乗。早くも2勝を挙げている2年目の武藤雅騎手、川又賢治騎手、オーストラリア留学中の坂井瑠星騎手、菊沢一樹騎手も新成人です。新成人の皆さん、一度は競馬場に足を運んでみよう!












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今年も東西金杯で開幕!2018年最初の重賞ウィナーは?

2018年01月07日 | 競馬

競馬ファンの皆様、あけましておめでとうございます。2018年の中央競馬が6日に開幕しました。普段は5日に始まるけど、今年は1日遅れでの始動となりました。この日は新春恒例の東西金杯。今年最初の重賞ウィナーに輝いたのは、どの馬でしょうか?


中山競馬場のメイン・第67回日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ・芝2000m 17頭立て)は、ラジオNIKKEI賞を勝った⑥セダブリランテス、スプリングステークスを勝った①ウインブライト、弥生賞馬⑰カデナ、⑨ダイワキャグニー、④アウトライアーズの明け4歳世代の他に、チャレンジカップで2着と好走した⑤デニムアンドルビー、アンドロメダステークスを勝った⑦ブラックバゴ、②レアリスタなどが参戦しました。
横一線のスタートで始まったこのレース、スタンド前の先行争いで、③トーセンマタコイヤ、セダブリランテス、さらに⑫フェルメッツァの3頭が前を行く。ウインブライトは4番手グループ、ダイワキャグニー7番手、レアリスタ9番手あたり。カデナとブラックバゴは後方に控え、デニムアンドルビーが最後方でスタンド前を過ぎていった。
1,2コーナーを回って向正面に入ったところで、トーセンマタコイヤが先頭、セダブリランテス2番手、ウインブライトとフェルメッツァが3,4番手で並ぶ。5番手⑩タイセイサミット、6番手⑮ショウナンマルシェ、中団グループにはレアリスタ・ダイワキャグニー・⑭マイネルミラノが固まっている。10番手⑬ジョルジュサンク、内側11番手⑪ストレンジクォーク、12番手⑯ケントオー、13番手⑧パリカラノテガミ、その後ろの14番手にカデナ、15番手にアウトライアーズ。後方はデニムアンドルビーがブラックバゴをかわす。
3コーナーに差し掛かるところで、今度はミラノが先頭に躍り出て、ペースが一気に上がる。マタコイヤが2番手につけ、セダブリもじっくりと3番手。その後ろではジョルジュが外から押し上げ、ウインブラとフェルメッツァをかわす勢い。キャグニーとカデナも外から追い出しをはじめ、ブラバゴはまだしんがり。
4コーナーから最後の直線コースで、マイネルミラノが先頭で粘りを見せるが、ウインブライト、トーセンマタコイヤ、セダブリランテスが接近。ゴール残り200mを切って、ウインブラが先頭に上がって抜け出しを図る、セダブリも2番手に上がり、外からはストレンジクォークとブラックバゴ、馬群の中からデニムアンドルビーが脚を伸ばすが、ゴール前でセダブリがウインブラを捕らえてゴールイン!セダブリランテスが差し切り勝ちで中山金杯を制しました!


2018年最初の重賞競走は、単勝1番人気のセダブリランテスが優勝。道中は2,3番手を追走し、3コーナー辺りで戸崎騎手の手が動いていたので、なんか怪しいなと思いましたが、ラスト100mで加速し、前を行くウインブライトをゴール手前でかわしました。2番人気のウインブライトは先に抜け出したんですが、あと少しで粘り切れずクビ差の2着。3着争いは10番人気の伏兵・ストレンジクォークが制し、ブラックバゴは大外強襲も4着。2番人気タイのダイワキャグニーは5着、カデナは10着に終わっています。
セダブリランテスは昨年7月のラジオNIKKEI賞以来となる重賞2勝目。昨年はデビューから無傷の3連勝で重賞初制覇を飾りましたが、その後に右前足挫石で菊花賞を断念。復帰戦となったアルゼンチン共和国杯では3着に敗れましたが、叩き2走目で復活勝利。年明けの金杯で勝ったことで、もう一段飛躍しそうな予感。この春の大阪杯で見てみたいですね。鞍上の戸崎圭太騎手は、中山金杯初勝利。初日から3勝をマークし、全国リーディング返り咲きへ幸先の良いスタートを切りました。




京都のメイン・第56回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ・芝外回り1600m 13頭立て)は、リゲルステークスを勝った⑦レッドアンシェル、ローズステークスを制した②ラビットラン、きさらぎ賞の勝ち馬④アメリカズカップ、シンザン記念を制した⑪キョウヘイ、フィリーズレビュー覇者⑤カラクレナイ、中京記念を勝った⑫ウインガニオン、⑥ダノンメジャー、⑬クルーガー、⑨ブラックムーンなどが出走しました。
スタートでウインガニオンがポンと飛び出して先手を奪いにかかるが、アメリカズカップと③マイネルアウラートが先頭グループに加わる。4番手にダノンメジャー、5番手カラクレナイ、6番手レッドアンシェル追走。7番手にクルーガー、8番手ラビットラン、9番手⑩スズカデヴィアス、10番手①マサハヤドリーム。後方は11番手⑧ストーミーシー、12番手キョウヘイ、最後方にブラックムーンが追走する。
外回り3コーナーに差し掛かり、ガニオンが先頭で引っ張り、アメリカズ2番手、アウラートが3番手。ダノメジャ4番手、アンシェルは6番手キープ。ラビットとクルーガーは中団につけ、ブラムンはまだ最後方で脚を溜めている。4コーナーのところで、ガニオン,アンシェル,ダノメジャの3頭が並び、アンシェルもスッと上がり、ブラムンが一番外から捲るように上昇。
直線に入り、アメリカズカップが先頭に上がるが、間からカラクレナイとダノンメジャーが追い上げ、外からレッドアンシェルとブラックムーンが突っ込み、ゴール残り200mのところで5頭が横一線となるが、大外のブラムンがラスト100mで抜け出す。アンシェルが2番手に上がり、内側からクルーガーが強襲するが、ブラックムーンが先頭ゴールイン!クルーガーが最後に2番手に上がり、レッドアンシェルは3番手でゴール。

好メンバーが揃った京都金杯は、直線5頭が並ぶ激戦となりましたが、勝ったのは単勝4番人気のブラックムーンでした。2着には3番人気のクルーガー、1番人気のレッドアンシェルが3着という結果に。2番人気のラビットランは8着、スタートから先頭を走っていたウインガニオンは直線で失速して最下位の13着でした。
ブラックムーンは8度目の重賞挑戦で重賞初制覇。道中は最後方の位置につけ、3,4コーナーの下り坂のところで一気に上昇。ラストの直線で一番外から突き抜けました。鞍上の武豊騎手は、昨年のエアスピネルに続く京都金杯連覇。この勝利で32年連続重賞制覇を達成しました。レース後のインタビューでは「今年もブラックの年にしたい」と述べていたユタカさん、昨年はキタサンブラックでGⅠ4勝を挙げましたが、今年はブラックムーンとのコンビでGⅠ勝ちを目指すつもりなのか?












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第96回全国高校サッカー選手権大会準決勝 流経大柏と前橋育英が決勝進出!

2018年01月06日 | soccer

第96回全国高校サッカー選手権は6日、埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。5日の準々決勝では、流経大柏、前橋育英、矢板中央、上田西の4チームが埼スタの大舞台に進みました。全国4093校の頂点まであと2勝、8日の決勝戦に進出したのは一体どこだ!



準決勝第1試合 流通経済大学附属柏(千葉)VS矢板中央(栃木)
10年ぶりの選手権制覇を目指す流経大柏は、3試合連続で無失点勝利。対する矢板中央は初戦から全て1点差で勝利。夏の王者を倒し、栃木県勢53年ぶりの決勝進出なるか?
立ち上がりから流経大ペースで進み、前半2分にMF菊地泰智が左足ミドルシュートを放つも、GKにキャッチされる。14分には菊地が右サイドからシュートを打っていくも、大きく外れます。前半18分には右サイドのFKを、DF近藤立都が左足で直接シュート。枠内に飛んだものの、GKに抑えられた。30分にはMF宮本優太がミドルを狙ったが、これもGKの正面。
矢板中央は前半44分、味方の縦パスから、前線にいたFW望月謙がボールを受けたが、流経大柏DF陣に囲まれてシュート打てず。さらに44分、セカンドボールを拾った望月がロングシュートを放ったが枠を捉えることができず。結局、前半は0-0のまま終了。
後半に入り、流経大柏は後半4分にゴール正面の位置でFKを獲得すると、菊地が左足で狙ったが、わずかにゴールの左。後半6分にはDF関川郁万が右足ミドル。しかし、これは右に逸れてしまう。後半18分、右サイドの浮き球のパスに反応したFW安城和哉がシュートを打つも、相手DFのブロックに阻まれる。そして後半19分、左サイドで近藤がアーリークロス→ファーサイドにいた途中出場・加藤蓮が右足を振り抜いてシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、流経大柏がようやく先取点を奪います。
1点を追う矢板中央は、後半22分に右サイドでMF山下純平がドリブルで3人抜きを見せてからクロスを上げ、味方のポストプレーから、MF松井蓮之が右足シュート。しかし、これはクロスバーを越えてしまう。後半32分には左サイドでMF板橋幸大のヒールパス→FW山下育海の折り返しは相手DFに当たる。33分にはMF飯島翼がシュートを放つもGKに防がれる。36分には個人技で持ち込んだ板橋がペナルティエリア内でつぶされた後、こぼれ球を飯島が左足でダイレクトに打ったが、シュートはわずかにゴール右。後半アディショナルタイム、DF白井陽貴がPA右からシュートを打つも決まらず。最後まで1点が遠いまま試合終了。流経大柏が1-0で逃げ切り、決勝進出を果たしました。




準決勝第2試合:前橋育英(群馬)VS上田西(長野)
第2試合は群馬VS長野の隣県対決。今年こそは悲願の初優勝を狙う前橋育英は、3試合で9得点無失点。長野県勢初の4強入りを果たした上田西は、前橋育英のゴールをこじ開けられるか?
序盤から前橋育英が攻めまくり、FW飯島陸が前半6分と7分に立て続けにシュートを打つも枠に飛ばず。前半8分にはMF秋山裕紀がロングシュートを打ったが、ゴールならず。17分は左サイドのDF渡邊泰基のクロスボールがゴール方向に飛んだが、上田西GK小山智仁が間一髪でクリア。22分、右サイドからのFKを、DF松田陸がファーサイドから頭で合わせるもGKにキャッチされる。
迎えた前半23分、左CKのチャンスをつかみ、MF田部井悠のセンタリング→ニアサイドに飛び込んだ松田のヘディングシュートが決まり1点先取。27分、FW榎本樹の反転してからの縦パス→飯島がDFをかわしてから右足で流し込み2点目のゴール。
2点を追う上田西は29分、右サイドでFW上原賢太郎がパスを送り、FW根本凌がシュートが決めて1点を返す。前橋育英は今大会初失点…。上田西は33分、相手のCKからのシュートをGK小山が好セーブ。34分もCKのピンチを小山が防ぎます。しかし前半35分、前橋育英は榎本のスルーパス→MF五十嵐理人がDFラインの裏に抜け出して、冷静に右足で流し込み1点追加。前半は前橋育英が3-1と2点リードしました。
後半になっても前橋育英が上田西ゴールに襲い掛かります。後半18分、縦パスから榎本がPA内でDFに囲まれながらもボールをキープすると、バックパスから五十嵐が右足のシュートを決めて4点目をもぎ取る。後半41分にはGKのロングキックから、味方選手が頭で落とし、飯島がドリブルで仕掛けてから左足でゴールを突き刺し5点目。さらに後半アディショナルタイムには途中出場・釣崎椋介のゴールが生まれ、後半だけで3得点。前橋育英が6-1と大勝し、2年連続の決勝進出です。




6日の準決勝は、流経大柏と前橋育英の関東勢2チームが勝ち、8日の決勝戦に進みました。流経大柏はこの準決勝でも無失点に抑え、これで4試合連続無失点勝利。全試合無失点での優勝に王手をかけました。矢板中央も失点された後に惜しい場面が幾つもあったけど、流経大柏のゴールをこじ開けることができませんでした。
決勝ゴールを挙げた加藤蓮選手は、後半10分過ぎからピッチに入り、後半19分に右足ダイレクトボレーを豪快に決めてみせました。加藤選手は今大会3得点を挙げていますが、全て途中出場から挙げております。チームに欠かせないスーパーサブだけど、実力はレギュラー級です。決勝ではスタメンに抜擢される可能性もあるかもしれません。

前橋育英の方は上田西に圧勝。エースの飯島選手と五十嵐選手がともに2得点。榎本選手は3アシストで勝利に貢献しました。この日の飯島選手、前半の1点目は左足でボールを受け止めると、右足に持ち替えてシュート。上田西GKの小山選手も動けませんでした。2得点目は左サイドから左足一閃。飯島選手はここまで単独トップの7得点。決勝でも自らのゴールで、優勝に導けるか。
前橋育英は過去2度決勝に進出しましたが、3年前は星稜高校に延長の末に競り負け、昨年は青森山田に0-5と大敗。3度目の今回こそは優勝したいところです。

第96回全国高校サッカー選手権大会も、いよいよ決勝戦を残すのみ。全国4093校の頂点が遂に決まります。流経大柏が10年ぶりの選手権制覇&夏冬2冠達成か、あるいは前橋育英が群馬県勢初優勝となるか。両チームとも攻撃力もあるし、守備も堅いからなあ。どちらか勝ってもおかしくないでしょう。



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埼スタの切符を掴んだのは?高校サッカー準々決勝。 

2018年01月05日 | soccer

2017年12月30日に開幕した「第96回全国高校サッカー選手権大会」は、5日に準々決勝4試合が行われました。ベスト8に勝ち進んだのは、インターハイ王者・流通経済大学附属柏高校(千葉)、前回準優勝・前橋育英(群馬)、矢板中央(栃木)、初出場の日本文理(新潟)、上田西高校(長野)、米子北(鳥取)、長崎総合科学大学附属高等学校の8校。この日の試合に勝ったチームが、埼玉スタジアム2002での準決勝に進出します。



浦和駒場スタジアム会場 第1試合:矢板中央VS日本文理
初出場ながら8強まで駒を進めた日本文理、新潟県勢初のベスト4入りを懸けて矢板中央と対戦しました。
序盤は矢板中央のペースで進み、前半11分に自陣からの長いFKから、FW望月謙→MF江口隼人と繋ぎ、MF松井蓮之が左足でシュートを放ったが、文理GK相澤ピーターコアミの好セーブに阻まれます。16分にはFW久永寿稀也が右サイドからシュートを狙うも、クロスバーに直撃。文理は24分にMF竹内渚が強烈な右足ミドルシュートを放ちますが、これはGKの正面。
そして迎えた前半36分、矢板中央はロングボールからFW大塚尋斗が抜け出してシュートするもGKの足に当たる。しかし、こぼれ球を拾ったMF山下純平がゴールに流し込み、矢板中央が先制点を奪います。
後半も矢板が決定機を連発。後半5分に久永が反転してシュートを打つも、文理GK相澤に防がれる。後半12分には途中出場のMF板橋幸大がシュートを放ったが、これもGKの相澤が止める。
1点を追う文理は、後半33分にFW亀山来駆が中盤でドリブルを仕掛けてシュートまで持ち込んだが、GKにキャッチされる。39分にはMF横山隼介が相手DFをかわして左足を振り抜くも、シュートはクロスバーの上。後半40分、MF久住玲以がペナルティエリア内で相手DFと交錯するも、PK獲得ならず。試合はこのまま矢板中央が1-0で逃げ切りました。


浦和駒場スタジアム会場 第2試合:長崎総科大附属VS流経大柏
10年ぶりの選手権制覇を目指す流経大柏は、2試合で4得点無失点と盤石の強さ。名将・小嶺忠敏監督が指揮する長崎総科大附は、3回戦で前回王者・青森山田を撃破。しかし、この日は3試合連続でゴールを奪っているエースストライカーの安藤瑞季選手が出場停止で欠場。準々決勝屈指の好カードを制したのは?
前半9分、長崎総科大は右サイドでDF岩本蓮太がロングスローを放り込む。ボールはGKの頭上を越えて直接ゴールマウスに吸い込まれたが、ゴールとは認められず。流経大柏は22分、右サイドのクロスにMF加藤蓮が頭で合わせたが、GKにキャッチされた。結局前半は両チーム決め手がなく、0-0で終えます。
エンドが変わった後半、流経大柏は右サイドのロングスローから、FW安城和哉が頭で落とすと、ニアサイドでDF関川郁万が右足でゴールに叩き込み先制点を奪う。後半9分、長崎総科大は右CKからFW西原先毅がヘディングシュートを見せるが、ゴール左に逸れて同点ならず。するとその直後、流経大柏はGKのロングキックから、味方が頭で落とすと、加藤が左サイドへ浮き球のパス→走り込んできたMF菊地泰智が左足ループシュートを決め、流経大柏が1点追加。
2点を奪った流経大柏はさらに攻め続け、12分に左サイドのFKを安城が頭で合わせるもGKの正面。15分には右CKからMF宮本優太が飛び込んだが、ヘディングシュートはクロスバー直撃。
1点を返したい長崎総科大は、24分にロングスローからMF別府尊至が右足で合わせるも枠外。後半31分には右サイドのクロスに西原が相手GKと競り合うが、ファウルを取られた。
そして後半39分、流経大柏は味方の浮き球のパスに反応した途中出場のFW熊澤和希がダメ押しゴールを奪い勝負あり。流経大柏が3-0で長崎総科大附に快勝。総科大はエース・安藤の欠場が大きく響き、ベスト8敗退です。


駒沢競技場 第1試合:明秀学園日立VS上田西 
共に初めての4強入りを目指すチーム同士の一戦は、前半から点の奪い合いとなりました。
まず前半12分、明秀日立がセットプレーのチャンスを作り、左CKでMF二瓶優大の蹴ったボールが相手の選手に当たった後、ファーサイドに詰めていたMF伊里隼人が右足で押し込み1点を先取。しかし前半15分、上田西が相手のファウルでPKを獲得し、DF大久保龍成がPKを直接決め、1-1の同点とする。
前半22分、上田西は左CKの場面で、MF宮下廉が蹴ると、ニアサイドに飛び込んだDF大久保が空振り→ボールはそのままゴールイン。宮下のCKが直接決まって、上田西が2-1と逆転します。さらに後半開始早々、左サイドのロングスローから、DF田辺岳大の左足ボレーシュートがゴール左隅に決まり3点目。
2点差に拡げられた明秀日立は、後半9分にカウンターからFW荒井慧伊大が左サイドを突破し、そのまま左足でゴールネットを揺らし、3-2と1点差に詰め寄る。後半35分、伊里が中央の位置から右足ミドルシュートを放つが、ポスト左に当たり同点ならず。終了間際には伊里のロングスローから波状攻撃を仕掛けるも、上田西が守り切りタイムアップ。上田西が3-2で明秀日立に競り勝ち、長野県勢初のベスト4進出を果たしました。


駒沢会場 第2試合:前橋育英VS米子北。
悲願の初優勝を目指す前橋育英は、エースの飯島陸が2試合で5得点。鳥取県勢初のベスト4入りを狙う米子北は、前橋育英の攻撃陣を抑えられるか?
試合が動いたのは前半20分。前橋育英は右CKからDF角田涼太朗が左足シュートを決めて先制点を奪う。さらに前半27分、左サイドからDF渡邊泰基の低いクロス→ニアサイドで詰めていたFW榎本樹が押し込んで2点目をもぎ取ります。
2点を追いかける米子北は、後半開始直後にMF坂田二千翔が左サイドでドリブルを仕掛けてからグラウンダーで折り返し、ゴール前でFW葉間田累がシュートを見せるもゴール左に外れる。前橋育英は後半25分にFW宮崎鴻がピッチに入る。すると後半28分、右サイドの折り返しを受けた宮崎が、左足シュートをゴール左隅に決める。前橋育英に大きな追加点が入り、3-0と突き放す。
なんとか一矢を報いたい米子北は、終了目前の後半43分、ロングフィードから抜け出したFW岡田大和が左サイドでクロス→最後は葉間田が合わせるも、枠を外してしまいTHE END。前橋育英が米子北に完勝し、2年連続で4強入りです。




というわけで、準々決勝4試合が終わり、流経大柏、前橋育英、矢板中央、上田西の4チームが準決勝に進むことになりました。関東勢が3校も残り、上田西が長野県勢初の4強入りの快挙。流経大柏はさすが夏の王者といった試合内容。後半だけで3点を奪い、長崎総科大附を無失点に抑えました。2回戦から登場して、3試合で未だに失点がゼロ。第78回大会の市立船橋以来となる全試合無失点での優勝まであと2勝です。
前橋育英は3試合で9得点を挙げていますが、流経大柏と同様3試合連続無失点。もし決勝戦で前橋育英と流経大柏が当たったら、ロースコアの内容になりそう。矢板中央は3試合続けて1点差で勝利しているし、上田西は勢いに乗ったら怖いと思います。
準決勝は6日に埼玉スタジアム2002で行われます。第1試合は流経大柏VS矢板中央、第2試合は前橋育英VS上田西となっています。準々決勝&準決勝と連戦だから選手の疲労も心配されますが、決勝進出目指して頑張ってもらいたいものです。








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第94回箱根駅伝復路 王者の座は譲らない!青山学院大学が史上6校目の総合4連覇!

2018年01月03日 | Sports

第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、後半の復路5区間が行われました。初日の往路では、東洋大学が1区からそのまま先頭を守り切り、4年ぶりの往路優勝を飾りました。総合4連覇を狙う青山学院大学は、東洋から36秒遅れの2位。優勝候補だった東海大学は9位、神奈川大学は5区のブレーキが響いて、シード圏外の16位で往路を終えました。運命の復路、東洋VS青学の優勝争い、大混戦のシード権争いの行方はどうなったのか?


山下り区間の6区(20.8㎞)、午前8時ちょうどにトップの東洋・今西駿介が箱根・芦ノ湖をスタート。それから36秒後に青学・小野田勇次が出発。その後、早稲田、拓殖、法政、城西、日体大、順天堂、東海、中央、中央学院、帝京、駒沢、国学院、神奈川、山梨学院と出発し、東洋大がスタートしてから10分後に17位の大東文化、国士舘、東京国際、上武、関東学生連合の5チームが一斉にスタート。
最初の5kmで東洋・今西は16分31秒、青学・小野田は16分32秒で通過。しかし、小野田が軽快な走りで今西との差を縮め、13.4km地点で15秒差に迫る。そして15キロのところで今西に追いつくと、15.3km辺りで小野田が前に出る。王者・青学、ここで先頭に浮上。小野田は最後まで軽快な走りを見せ、小田原中継所を先頭でタスキリレー。58分4秒の好タイムで走り切った。東洋大は52秒差の2位。早大3位、法政4位、東海が5位に浮上。シード争いでは、12位スタートの帝京大・横井裕仁が5人抜きで7位まで押し上げ、中央学院が10位。日体大が10位から8秒差の11位、中央も12位に後退。


7区(21.3㎞)、先頭の青学・林奎介は最初の1キロを2分44秒のハイペースで入ると、5キロを14分10秒、10キロを28分45秒で通過。二宮のチェックポイントでは、2位の東洋大学に2分17秒の大差を拡げた。後方では、駒沢・工藤有生が苦しい走りを見せる。
8区の走者が待ち受ける平塚中継所。青学・林は最後までペースが衰えず、8区・下田裕太にタスキリレー。従来の区間記録を16秒も更新する1時間02分16秒の区間新記録を樹立。2位の東洋大は3分27秒も拡げられた。早稲田3位、4位法政、5位東海、6位拓殖と続き、日体大が4つ順位を上げて7位。6区8位だった順大は11位。そして青学が通過してから20分後に上武大と学連が繰り上げスタートとなった。

8区(21.4Km)に入っても青学の勢いは止まりません。2年連続で8区区間賞の下田は、10キロを29分21秒で通過。15.6Kmの遊行寺坂チェックポイントでは、東洋大に5分34秒の大差をつけた。後方では、東海大・館澤亨次が4キロ過ぎに法政をかわすと、15.8キロあたりで早稲田を抜いて単独3位に上がる。
一人旅を続けた青学・下田は、サングラスを外してラストスパート。戸塚中継所を先頭でタスキリレー。東洋大が6分15秒差で2位、東海大が3位、法政4位、早稲田は5位転落。その後、日体大、城西大、中央学院、帝京、拓殖と続き、順大が10位から1分19秒差の11位。そして、大東大、山梨学院、国士舘、上武、学連の5チームが繰り上げスタート。


復路最長区間の9区(23.1キロ)、青学の近藤修一郎が安全運転を続ける中、上位争いは激戦。日体大・室伏穂高が早稲田と法政の4位集団に追いつく。3位の東海大とは、権太坂のところで38秒差、横浜駅で32秒差。しかし、17キロ過ぎに日体大が遅れ出すと、20キロで早稲田が単独4位。
アンカーが待つ鶴見中継所、最初に現れた青学が先頭で通過すると、5分22秒後に東洋大が2位。東海大は3位を守り、それから14秒遅れで早大が4位、法政が5位と続く。シード争いでは、7位城西、8位帝京、9位拓殖、10位中央学院。11位・順大は、中央学院とは1分6秒差。首位通過から20分後、戸塚繰り上げの5チーム+東国大、国学院が繰り上げスタート。国学院9区・熊耳智貴が中継所に姿を見せるも、わずか5秒差でタスキが途切れてしまった…。


最終10区(23.0㎞)。青学のアンカー・橋間貴弥は安定した走りを続ける。東洋の小笹椋も追いかけるが、それでも青学との差は5分以上もある。後続では、日体大・中川翔太が12キロ過ぎに法政を抜いて5位、15キロ過ぎには4位の早稲田に追いつく。
青学・橋間は最後まで表情を崩さず、東京大手町の読売新聞社前を先頭でゴールイン!青山学院大学が4年連続の総合優勝を達成!東洋大が4分52秒差の総合2位。3位争いでは、早大・谷口耕一郎が残り1.5キロで東海大・川端千都をかわし、総合3位でフィニッシュ。東海・川端は日体大にも抜かれて5位でゴール。その後に法政が6位。シード権争いも決着がつき、中央学院がシード圏内の10位を守り切り、順大は14秒差の11位でフィニッシュしました。


箱根駅伝 総合順位
1位 青山学院大学  10時間57分39秒(大会新記録)
2位 東洋大学    11時間02分32秒
3位 早稲田大学   11時間09分09秒
4位 日本体育大学  11時間09分28秒
5位 東海大学    11時間10分09秒
6位 法政大学    11時間10分20秒
7位 城西大学    11時間12分12秒
8位 拓殖大学    11時間12分32秒
9位 帝京大学    11時間13分26秒
10位 中央学院大学  11時間14分25秒
(ここまでがシード権)
11位 順天堂大学   11時間14分39秒
12位 駒澤大学    11時間15分13秒
13位 神奈川大学   11時間17分08秒
14位 国学院大学   11時間18分06秒
15位 中央大学    11時間19分26秒
16位 大東文化大学  11時間22分58秒
17位 東京国際大学  11時間22分59秒
18位 山梨学院大学  11時間23分24秒
19位 国士舘大学   11時間26分42秒
20位 上武大学    11時間32分42秒
OP 関東学生連合   11時間40分02秒


復路区間賞
6区 小野田勇次(青学大)   58分03秒
7区 林奎介(青学大)  1時間02分16秒※区間新
8区 下田裕太(青学大) 1時間04分46秒
9区 清水歓太(早大)  1時間10分39秒
10区 小笹椋(東洋大)  1時間11分09秒


第94回箱根駅伝は、青山学院大学が4年連続4度目の総合優勝。6区で36秒差を逆転して首位に立つと、そのまま東洋大学との差を大きく引き離し、4分53秒差をつけての圧勝を果たしました。総合4連覇は、2002~2005年の駒澤大学以来、史上6校目です。2位の東洋大は10年連続でトップ3。青学の4連覇も凄いですが、3位以内を10年間も続けるのも偉大な記録だと思います。
優勝候補に挙げられていた東海大学は、一時は3位まで順位を上げましたが、アンカーが失速して5位。城西、拓殖、帝京はシード返り咲き。11位の順大は14秒差及ばずシード落ち。12位の駒大も9年ぶりのシード権喪失。神大は総合13位で次回は予選会に回ります。

やっぱり青学は強かったですねえ。山下り職人の小野田選手が東洋を逆転して区間賞を獲得。7区の林選手は区間新記録の好走。レース後の表彰式では大会MVP(金栗四三杯)に選ばれました。8区の下田選手は区間新樹立とはなりませんでしたが、3年連続で8区の区間賞を獲得しました。この3人で2位に6分以上の大差をつけ、9区と10区のランナーが大量の貯金を守りました。復路のタイム「5時間28分34秒」は、往路の時よりも上回り、2位に5分以上の大差でした。
今季の青学は出雲駅伝で2位、全日本大学駅伝では3位に敗れましたが、箱根では王者の意地を見せつけての圧勝劇を飾り、無冠は免れました。下田選手と田村選手ら4年生選手がこの春に卒業しますが、下級生がたくさん残っているので、来季も3大駅伝でのタイトル獲得も狙えるでしょう。来年の箱根も青学VS東洋の構図となるかもね…。



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第94回箱根駅伝  東洋大学が1年生トリオの活躍で4年ぶりの往路優勝!

2018年01月02日 | Sports

新春恒例の第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2日に前半の往路(5区間107.5Km)が行われました。昨年は青山学院大学が圧勝し、大会3連覇&学生駅伝3冠制覇。今季の学生駅伝は、開幕戦の出雲駅伝で東海大学が優勝、全日本大学駅伝は神奈川大学が20年ぶりの優勝。今大会は青学、東海、神大の3強による優勝争いと言われていましたが、往路で波乱が起きました。



午前8時に20校+関東学生連合の21チームの1区のランナーが一斉にスタート。最初の1区(21.8㎞)で、最初の5キロを14分36秒、10キロを29分21秒で通過。17キロ手前で青学大・鈴木塁人が先頭集団から抜け出すが、17.9キロ時点で東洋大・西山和弥が鈴木をかわしてトップに立つと、そのまま後続を引き離す。2番手争いでは、駒澤大学と国学院大学が競り合う。東海大は5番手、青学は7番手に後退。
独走態勢を築いた東洋・西山は21キロ過ぎにタスキを外してラストスパート。1時間2分16秒のタイムで、最初の鶴見中継所を先頭でタスキ渡し。14秒差の2位に国学院、その後に駒澤、日本体育大、青山学院大、神奈川大、東海大、上武大、中央学院、順天堂、早稲田、中央、拓殖、大東文化、国士舘、帝京、山梨学院、法政、東京国際大、学連の順でリレーした。

各校のエースが集う華の2区(23.1㎞)、先頭の東洋大・相沢晃は、5キロを14分12秒で通過。後続では神大・鈴木健吾、青学・森田歩希、東海・阪口竜平が2位争い。10位でタスキを受けた順大・塩尻和也が横浜駅のところで5位まで浮上。1区17位の山梨学院・ニャイロが7人抜きで10位まで押し上げる。
後半に入り、12キロ前に東海・阪口が2位集団から遅れ始める。13キロ過ぎには、山学・ニャイロと拓大・デレセが早稲田と順大をかわし5位タイ。ニャイロはこの時点で12人抜き達成。2位争いも動きがあり、青学・森田が神大・鈴木を引き離して単独2位。前を行く東洋・相沢を猛追。
そして戸塚中継所、まず東洋大が先頭でタスキリレー。それから22秒遅れて青学大が2位、神大が37秒差で3位。山学・ニャイロは13人抜きの4位、拓大・デレセも8人抜きで5位に浮上。6位・早大、2位争いをしていた東海は7位後退。順大・塩尻は後半失速して10位。そして、学生連合が繰り上げスタート3秒前(トップが通過してから10分後に繰り上げ)に無事タスキリレー。

3区(21.4㎞)、青学はエースの田村和希を起用。出だしから快調に飛ばし、先頭の東洋・山本修二との差を徐々に縮める。7キロ通過時点で9秒差、10キロ時点で8秒差。しかし、東洋・山本が安定した走りを見せ、14.3kmの茅ヶ崎チェックポイントで13秒差、18.1km地点で28秒差まで拡げる。田村も必至の形相で走り続けるが、終盤ペースが落ちた。
最後まで崩れなかった東洋・山本は、青学に46秒の差をつけて平塚中継所を先頭でタスキ渡し。田村は2位でリレー。早大が3位に上がり、神大は2分40秒差の4位、東海大は3分21秒差の6位。往路優勝は厳しくなったか?

往路最短区間の4区(20.9㎞)では、首位の東洋大・吉川洋次が区間記録を上回るペースで走り、2位・青学に8.9km地点で1分13秒、17.7㎞の小田原本町で1分41秒差に拡げ、小田原中継所では2分3秒の差をつけた。1時間2分22秒の好タイムで区間記録を1分以上も更新。しかし、3位の神大・大塚倭が1時間2分21秒の区間新記録を打ち立てた。


山登り区間の5区(20.8Km)、先頭の東洋大は1年生の田中龍誠が山登り区間を担当。2位の青学大・竹石尚人は、大平台(7キロ地点)で東洋に1分21秒差、小涌園前(11.2キロ)で1分2秒差まで縮める。
後方では、10位でタスキを受けた城西大・服部潤哉が13.5キロ過ぎに5位に浮上。さらに法政・青木涼真が14位からシード圏内まで押し上げてきた。一方、小田原で3位だった神大は荻野太成がブレーキを起こし、16キロで9位に後退。
往路優勝争いは最終盤を迎え、芦之湯(16.1キロ地点)で東洋・田中と青学・竹石との差は43秒差。ところが、竹石が右足にけいれんを起こして一旦ストップしてしまう。粘り強い走りで竹石の追い上げを振り切った田中は、そのままゴール地点の芦ノ湖を先頭でFINISH!東洋大学が4年ぶりの往路優勝!青学大・竹石が36秒遅れて2位でゴールイン。その後、3位に早稲田が入り、拓大が4位、法政・青木は9人抜きで5位まで押し上げ、城西・服部が6番手でゴールしました。





箱根駅伝 往路結果
1位 東洋大学   5時間28分29秒※往路新記録
2位 青山学院大学 5時間29分05秒
3位 早稲田大学  5時間30分25秒
4位 拓殖大学   5時間33分05秒
5位 法政大学   5時間33分06秒
6位 城西大学   5時間33分19秒
7位 日本体育大学 5時間33分47秒
8位 順天堂大学  5時間33分54秒
9位 東海大学   5時間34分09秒
10位 中央大学   5時間34分18秒
11位 中央学院大学 5時間34分43秒
12位 帝京大学   5時間34分47秒
13位 駒沢大学   5時間36分01秒
14位 国学院大学  5時間36分58秒
15位 神奈川大学  5時間38分04秒
16位 山梨学院大学 5時間38分07秒
17位 大東文化大学 5時間39分38秒
18位 国士舘大学  5時間41分38秒
19位 東京国際大学 5時間41分45秒
20位 上武大学   5時間42分22秒
OP 関東学生連合  5時間49分20秒※

区間賞
1区 西山和弥(東洋大)1時間02分16秒
2区 森田歩希(青学大)&ニャイロ(山学大) 1時間07分15秒
3区 山本修二(東洋大)1時間02分17秒
4区 大塚倭(神大)  1時間02分21秒※区間新
5区 青木涼真(法大) 1時間11分44秒※区間新



箱根駅伝往路は、東洋大学が1区から先頭の座を守り切り、4年ぶり5度目の往路優勝を飾りました。総合4連覇を目指す青山学院大学は、36秒差の2位で復路を迎えます。早稲田大学は安井雄一選手の頑張りもあり3位。拓大は2区のデレセ以降の選手も頑張り、往路最高の4位と大健闘。法政大学は青木選手が区間新の力走で5位。3強の一角とみられていた東海大は9位、神奈川大学は15位に終わり、優勝争いから脱落。神大は4区の大塚選手が区間賞を獲得するも、その次の荻野選手が大きく順位を落としてしまうという大誤算。
2年ぶりの出場となる中央大はシード圏内の10位。中央学院は中大から25秒差の11位。シード権争いは、7位の日体大から12位の帝京大までの6チームが1分以内の大混戦。なお、17位の大東大以降は、復路一斉スタートとなります。

4年ぶりの往路王座に返り咲いた東洋大は、4年生の選手が不在で、1年生の選手を3人も起用。1区の西山選手が区間賞を獲得すると、4区の吉川選手は区間2位の力走で、青学大との差を拡げました。山登り区間を任された田中選手は、2分以上のリードを守り切りました。酒井俊幸監督の大胆な起用策が大当たりしましたなあ。復路も1年の選手や2年生も出場予定。これで総合優勝できたら最高なんだが…。
青山学院は3区の田村選手が逆転できず、4区を終えた時点で2分以上も離されました。それでも、5区の竹石選手がけいれんを起こしながらも36秒差まで詰める激走。足が止まってもすぐに走りだしたのは見事。復路には下り坂職人の小野田勇次選手、下田裕太選手と経験豊富な選手が控えています。36秒差ならタイム的には逆転は十分に可能。箱根王者の底力を発揮できるでしょうか?



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第97回天皇杯決勝 セレッソ大阪が国内2冠獲得!

2018年01月01日 | soccer

元日恒例の「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」の決勝戦が、埼玉スタジアム2002で行われました。今大会の決勝の対戦カードは、セレッソ大阪VS横浜Fマリノス。今季は公式戦(J1リーグ戦&ルヴァン杯)で3度対戦し、セレッソが全て勝利。マリノスは4年ぶりの天皇杯制覇へ、セレッソはルヴァン杯に続くタイトル獲得を目指しました。


両チームのスタメン
[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 15 木本恭生
DF 22 マテイ・ヨニッチ
MF 6 ソウザ
MF 10 山口蛍
MF 16 水沼宏太
MF 46 清武弘嗣
FW 8 柿谷曜一朗
FW 24 山村和也

[横浜F・マリノス]
GK 21 飯倉大樹
DF 2 パク・ジョンス
DF 22 中澤佑二
DF 23 下平匠
DF 27 松原健
MF 8 中町公祐
MF 14 天野純
MF 20 マルティノス
MF 24 山中亮輔
MF 33 ダビド・バブンスキー
FW 16 伊藤翔



前半開始1分、マリノスがカウンターを仕掛け、右サイドを突破したマルティノスのクロス→ゴール前飛び込んだ伊藤のシュートはGKにキャッチされる。セレッソは前半5分、右サイドのスローインから、水沼→清武スルー→柿谷の浮き球パス→清谷が右足を合わせたが、マリノスGK飯倉の好セーブに阻まれます。迎えた前半8分、左サイドで下平が左足でクロスを入れ、伊藤が胸トラップから右足でゴールに流し込み、マリノスが序盤で先制点を奪います!
1点を追うセレッソは、24分にセットプレーのチャンスを作り、丸橋の右CKをマリノスGK飯倉がパンチでクリアするが、ボールはあわやオウンゴールになりかける。29分には、敵陣で松田が相手ボールを奪ったが、シュートではなくパスを選択。その後、こぼれ球を自らシュートするも相手に当たる。結局前半はマリノス1点リードで終了。

後半に入り、マリノスはふくらはぎを痛めた山中に代えて、MF遠藤渓太を投入。後半開始早々、マリノスはペナルティエリア手前でFKを獲得し、天野が左足で直接狙ったが、シュートはセレッソGKキムジンヒョンにクリアされる。後半10分、マリノスはGK飯倉のロングキックから、マルティノスがペナルティエリア内で粘りを見せ、左足でシュートを狙うも、GKの正面。その直後には右サイドのバブンスキーのクロス→遠藤のシュートはノーゴール。12分にはカウンターでチャンスを作り、バブンスキーが左サイドにパスを出し、遠藤がダイレクトでグラウンダーの折り返しを入れたが、味方には通らず…。マリノスはチャンスを何度も作りながらも、追加点が奪えません。
セレッソは後半17分にソウザが右足ロングシュートを放つも、GKに抑えられる。後半19分、水沼が敵陣の高い位置から右足を振り抜く。強烈なシュートをGK飯倉が前に弾くと、こぼれ球を相手DFがクリアミス、最後は山村が右足でゴールに叩き込み、セレッソが1-1の同点に追いつきます。
勝負は振り出しに戻り、後半26分にセレッソの柿谷がシュートを狙うもゴール左に逸れ、マリノスも後半33分にFKからDFの中澤が飛び込むもダメ。後半42分、セレッソはソウザのスルーパスに反応した途中出場のFWリカルド・サントスが抜け出してシュートを放つも、GKに防がれて勝ち越しならず。結局1-1のまま90分が終了し、勝負は延長戦へ。

迎えた延長前半5分、セレッソは左サイドで山村がクロス。マリノスGK飯倉がゴールマウスから飛び出すと、ファーサイドにいた水沼がヘディングシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ、セレッソが2-1と逆転します。
1点を追う形となったマリノスは、延長後半9分にヴィエイラがPA内に進入するもシュートまでいけず。後半12分には左サイド・遠藤のクロス→ヴィエイラがヘディングシュート。しかし、セレッソGKキムジンヒョンが横っ飛びで防ぎ、同点ゴールを許さず。
延長後半14分、セレッソはリカルド・サントスが一気に抜け出したが、ダメ押しゴールを奪えず。終了間際、マリノスは途中出場の前田直輝が右サイドからシュート。ボールは相手DFの頭に当たってコースが変わり、ゴール方向に行ったが、わずかにゴール右。マリノス最後のCKもキムジンヒョンがパンチでクリアして試合終了。セレッソが延長戦の死闘を制しました。


61年ぶりに埼玉で行われた天皇杯決勝戦は、セレッソ大阪が2-1で勝利。YBCルヴァンカップに続き、今季2冠を達成しました。セレッソは「ヤンマーディーゼルサッカー部」だった1974年度の第54回大会以来、43年ぶり4度目の天皇杯優勝。「ヤンマー」では過去に3度も優勝、「セレッソ大阪」としては初優勝となります。埼スタで2冠を獲得したんで、セレッソの選手やサポーターにとっては縁起の良い場所といえるでしょう。
この日の試合は、エースの杉本健勇選手が欠場、さらには主将の柿谷選手が右足痛、清武選手も本調子ではない状態。主力陣が苦しい中、水沼選手と山村選手が2得点に絡む活躍。後半の同点の場面では、水沼選手がミドルを放ち、こぼれ球を山村選手が押し込む。延長の勝ち越し点は、山村選手がクロス、水沼選手が頭で押し込みました。山村選手は1得点1アシスト。水沼選手は準決勝でも後半ATに同点ゴールを決めており、ここ一番での勝負強さがあるなあって思います。そんな水沼選手は、現在FC東京から期限付き移籍中。チームの貢献度の高さ、天皇杯での活躍が評価されて完全移籍に移行するでしょう。

天皇杯が終了し、J1王者の川崎フロンターレ、年間2位の鹿島アントラーズ、天皇杯王者・セレッソ大阪(年間3位)の3チームが2018年のAFCチャンピオンズリーグの本戦出場が決定。リーグ戦で4位だった柏レイソルがACLプレーオフに出場。東地区プレーオフは1月30日に行われ、勝てば本戦に駒を進めます。
また、2月10日に埼玉スタジアムで行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」の対戦カードは、川崎フロンターレVSセレッソ大阪に決定。2018年のJリーグを占う一戦から目が離せません。






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謹賀新年2018!そうか、もう平成30年か!

2018年01月01日 | Weblog

新年あけましておめでとうございます。2018年、平成30年を迎えました。その平成という元号も再来年で終わりです…。まず初めに、旧年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。


2018年はスポーツ界のビッグイベントが2つも開催。2月には韓国・平昌で冬季オリンピックが開催されます。
今大会注目しているのは、メダルラッシュが期待される女子スピードスケート陣。エースの小平奈緒選手は500mで国内外24連勝中、1000mでは昨年12月10日に1分12秒09の世界記録を打ち立てました。さらには女子1500mの高木美帆選手、W杯で世界新記録を連発している女子パシュートもメダルの可能性があります。
女子スキージャンプの高梨沙羅選手もメダル候補なんですが、今季のW杯では4戦未勝利。W杯最多タイの通算53勝から足踏み状態が続いています。このままでは前回同様表彰台に登れないかもしれません。男子フィギュアスケートは、宇野昌磨選手と羽生結弦選手のWエースがメダルを争います。宇野選手は先日の日本選手権で優勝。羽生選手は昨年11月に右足首を負傷、ぶっつけ本番で平昌に臨みます。羽生選手がケガを乗り越えて金メダルを獲得したら、日本中が感動するだろう…。

6月にはFIFAロシアワールドカップもあります。6大会連続出場の日本代表は、グループステージでコロンビア、セネガル、ポーランドの3か国と対戦。コロンビア代表とは前回のブラジル大会で戦い、完敗を喫しました。初戦で勝ち点を獲得できれば、ベスト16入りに近づくんだけどねえ…。先月の東アジアカップでは、韓国に1-4と完敗。W杯まであと半年だけど、正直不安と悲観でいっぱいです。


昨シーズン2年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、2年連続日本一に挑戦。オフの契約更改では年俸1億円以上の選手が18人、そのうち4億円台が8選手。特に柳田悠岐選手は現役最高年俸の5億5000万円!こりゃ2018年シーズンは年俸に見合った活躍をしないといけないぞ~。

競馬界では、GⅠ7勝を挙げたキタサンブラック、ダートGⅠ通算11勝のコパノリッキーが揃って引退。今年は次なる主役誕生が求められます。昨年凱旋門賞に参戦したサトノダイヤモンドは、金鯱賞で復帰予定。ダービー馬・レイデオロは京都記念からドバイシーマクラシックに向かいます。
3歳クラシック戦線は、朝日杯FSを圧勝したダノンプレミアム、ホープフルステークスを勝ったタイムフライヤー、デビュー3戦3勝のワグネリアンの「3強」の他に、グレイル、オブセッション、ヘンリーバローズ、ジャンダルムなど牡馬勢はハイレベル。
牝馬の方は、3連勝で2歳女王に輝いたラッキーライラックはチューリップ賞から始動。リリーノーブル、マウレア、ロックディスタウンの巻き返しにも期待。


皆様が今年も良い一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。そして、当ブログの方もよろしくお願いします。




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