MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

15の春

2009年03月12日 | A DAY IN THE LIFE

 
 今日は、公立高校の合格発表の日。

ニュースには毎年おなじみのシーンが・・・。
中坊たち、泣いて笑って高校生になっていくのさ。

 ♪オゥゥゥオォ グローインナップ (成長するってこと・・・)

 と、スプリングスティーンも歌っておりました。

 
 前にも書いたような気がするけど・・・

私の時は・・・・・・・・・うーん、忘れたかも^^

どどど大昔だもんなぁ。

家から合格発表の高校まで、チャリで向かう。
前からチャリに乗った同級生の“キョーゾー”がやってくる。

キョーゾーは、怒ったような泣きそうなような顔をしている。
すれ違いざま、

 「どうだった?」

 「おおっ! 落っこった」

キョーゾーはフルスピードで帰っていく。
振り返って見たキョーゾーの背中が、あっという間に遠ざかる。

 発表の場、南高校(略してナンコー)に着く手前で
同じクラスのヒロブー(故人)と会う。

 「一高だぞ」

 「・・・・・・」

 えーと、そのまま帰ったような気もする^^

そーはいっても、たぶん自分の受験番号は見にいったんだろう。
でもさ、分かっちゃってるんだから、合格したの。

掲示板を見上げ、だんだん自分の番号に近づいていき、いよいよ・・・
といった、スリルもサスペンスも、なーーんもなし。

ヒロブーのアホ~~~

って、今さら言われても、ヒロブーも天国でいい迷惑だろう。


  ※ 当時は、一高(略してイチコー)とナンコーの2校選抜制でした。

 ※※ キョーゾーは一浪してイチコーに入学し、めでたくオレの後輩になった。

 ※※※ もひとり浪人して入ってきたヤツは、野球部のエースになった。
       あの時期の一年は、スポーツではアドバンテージになるのだ。
 
 今ふりかえれば、あのころの1年なんて、ホントちっちゃなことだ。
 でも、15の春にとっては、チャリでプルスピードで帰るほどのおおごとなのだ。