少年時代 さよならの向う側
6年間に渡ったスポーツ少年団の活動を終えた。
長いようで、あっちゅー間でした。
6年間なので、6年生とは同級生みたいなもんだ。
で、彼らの卒団記念文集に掲載された私の文章をそのまま載せましょ。
伊勢サッカースポーツ少年団 6年生が7人 5年生が6人
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以下文集より↓
優輝、潤太、晴琉、晃琉、渉、記章、直輝 卒団おめでとう。
誰も脱落することなく、よくここまできました。
それもこれも、雑でいい加減な私の指導のたまものです。 おいおい
また、保護者のみなさまの多大なるご協力には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございました。
坂本 晃琉 11 キャプテン
テル
キャプテン、ありがとう。
ひとりで背負いこむには、ちょっと大きくて重かったかもしれませんが、
小さな体でよく持ちこたえ、最後まで見事にやりとげたと思います。 あんたはエライ!
オレのひざの具合を気にかけてくれたのも君でした。 あんたはやさしい!
ボレーシュートとダイビングヘッド、両方とも100点満点はいまだに君だけです。YouTubeにアップしとこ
「ハルにいいとこ全部吸い取られた」とか、天才的能力とともに、シャレもジョークもなかなかいける。
「テルーーっ!」と呼べないのはつまらんな。でも気をぬくな、どこかで見かけたらデカい声で呼ぶぞ!
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鶴田 優輝 3
マサキ
私より先輩なんだから、1日も早く自立してなんかおごれ!(とーぶん無理だろうけど)
宙を見つめ、虫を観察し、土をたがやし、よく転び、よく怒られ、また転んだ^^ はい交替!
フィールドも、それにキーパーだってホンイキになりさえすれば◯流・・・の可能性だってある。
才能の出しどころがわかってない歯がゆさとおもしろさ。 こらっ ゴールポストにもたれて休憩すな!
マサ坊は下級生にも泣かされるぞ(T_T) が、基本、マサキは憎めない。
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山田 潤太 7
ジュンタ
幼少からすでにとんでもないテクを誇り、ルーレットはまわり、何人も抜いてきれいなゴールを決めた。
広い視野と空間認知能力、センスあふれるオシャレなパスは見ていてあきない。
ビービー泣いていた君が、声変わりしニキビをちらほらさせるようになるとは。。。
オレとマニアックなフッボル話ができるやつはそうはいない、という意味でも貴重な存在だ。
スキルは文句なし! あとは君に必要なピースを君自身で見つけること。 もう分かってるだろ
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坂本晴琉 4
ハル
初めて見た時から、すでにきれいなインステップを蹴っていた気がする。。。
小さなころから素晴らしいチャンスメーカーであり、フィニッシャーだった。
んが、ピッチ上で声を張り上げた場面を見たことがない気もする。。。ハルー ハレハレ声を
でもハルさんは、伊勢の暴走ダンプ(KIT)も恐れる鬼の顔も持ってます^^ う~こわいぃ
セットプレーはお楽しみ・・・ハルのボールをテルがヘッドで決める場面を何回想像しただろう。
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赤池 渉 5
ショウ
幼きショウちゃんが、オレのヒザのうえにちょこんと乗って言った名言その1
「ボクはぜったいエロホンは見ないよ」 宣誓は守られているのだろうか・・・
ツボにはまると3人、4人とかわし、代名詞である「ションベンシュート」を決め・・・た・・・か?
卒団まぎわにブレイクし左サイドを制圧した・・・か? 練習後の整列の時につくづく言った名言その2
「代表はクチがわるいなぁ~」この発言の後、よけいに怒られたショウちゃんでした^^ やぶへび ね。
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窪田 記章 10 副キャプテン
ノリダー あるいはノリピー
たしか副キャプテンだよね・・・本人無自覚無頓着。悪気はなさそうだから ま、いいか。
本家オフサイドキング、ファーストシュートは入らない・・・が、気にしない。 オーケイ、それでいい。
引いてからのターン、見事に体勢を入れかえて突破していくドリブルは爽快で痛快だ。
ただ人混みが好きなもんで、よく引っかかってピンチも招待していたっけ。オーケイ、今はそれでいい。
ここぞの場面でドラマチックなゴールを何度も決めた。黒タイツ、膝小僧の穴が可愛らしい。
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浅川 直輝 6
ナオキ
「もっとも成長したで賞」をあげます(副賞は“あさかわ”のかりんと饅頭だけど・・・いらんか^^)
ベンチの上でクレヨンしんちゃんのような尻クネクネダンスをしてた小僧が、
この代ではもっとも私のカミナリをくらったガキんちょが、よくぞここまで!!!
美しいランニングフォーム、圧倒的なスピード、無尽蔵なスタミナ、負けないデュエル、右肩上がりのテク。
熱きハートのナオキング、いつか見せてくれ、カッコいいガッツポーズを。。。
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この7人に、タッペイとミキホを加えた9人は、私の同級生みたいなもんだ。
コーチとして、監督として、代表として、たちばは変わってもいつも彼らが目の前にいた。
アホでやかましいちびっ子たちは、いつの間にか「少年」になっていた。
テキトーな指示、八つ当たり、理由なき罵倒、ウラ拳にケツへのサイドキック・・・
よくがまんして耐えてくれました。(まあ、だいたいナオキの弟がくらってましたが)
さて、君たちはこれからキックオフです。
そう、まだゲームは始まってもいません。
ようやく整列して、お互いに握手を交わしている・・・そんなところです。
差があるようで実はな~~んも差はついていません。
あせらず、フテくさらず、途中で投げず、そして他人のせいにしないでゲームを楽しんでください。
※ゲームといっても、「オレの前でゲームの話をすんじゃねぇ!」の方じゃないよ、ショウちゃん
君たちと会えなくなると思うとうれしい・・・じゃなくて、さびしい! ほんの少し。
でも君たちは小学生時代をなつかしんでる場合じゃありません。
顔を上げて明日に向かって歩いて行ってください。
くれぐれも、くれぐれも、ご両親や周囲の方々への感謝を忘れずに。
最後にワタシの好きなクライフとオシムさんの言葉を贈ります。
“すべての短所に長所がある” “声を出すのも才能のうち”
ヨハン・クライフ
“アイデアのない人もサッカーはできるが、サッカー選手にはなれない”
イビチャ・オシム