MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

青年は目を見開きて立つ

2018年12月07日 | 木曜日のボール

川口能活、代表のコーチに。



楢崎正剛 川口能活

ここ20年の間、代表のゴールにはいつもどちらかがいた。
最高の理解者が最大のライバルでもあった関係性は、ふたりにしか分からない。
でも、この笑顔がすべてを物語っていると思う。

あのアジアカップ!
PK戦、川口能活、ついに神の領域へ突入。

研ぎ澄まされた集中力は、
キッカーを怖気づかせ、ボールさえ呼び込んでしまう。
わずかではあっても、確かに触れたそれは、クロスバーに弾かれる・・・

大きな仕事を成し遂げた男は、
チームメイトたちに次から次へと抱きつかれる。
ツネ様もボンバヘッもシュンスケもクシャクシャな顔だが、
川口は幸せそうで穏やかな顔をしていた。


「ゴール守る ただ一人なる 任にして
       青年は目を見開きて立つ」 


これは、’98フランスワールドカップの際、
テレビ観戦した美智子皇后が、キーパーの川口を見て詠んだ有名な御歌。
まさに、そこにヨシカツが立っているようだ。

代表、頼むよヨシカツ
はっきり言って、泣き所だから。。。

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さてここからは、ヨシカツから美智子さんへと大きくサイドチェンジ。

ワタシや親の世代は、
美智子皇后を親愛の情を込めて「美智子さん」と呼んでいた。
まあ当時は皇后ではなく、皇太子妃だったけど。

美智子さんが折々に詠まれる歌は本当に素晴らしい。
その方面の才能はからっきしのワタシでも心に深く響く歌が多い。
たとえば・・・
4ヶ月半ぶりに宇宙ステーションから帰還した若田光一さんを詠われたのが

「夏草の茂れる星に還り来て
   まづその草の香を云ひし人」

記者会見での若田さんの言葉に触発されているとのこと。
着陸時の第一印象を尋ねられた若田さんが言ったのが、

「ハッチが開いて草の香りがシャトルに入ってきた時には、
 優しく地球に迎えられた感じがした」

世界的なミッションを完遂したことではなく、
まずは草の香りに言及したことへの共感があるのでしょう。
共感はしても、こういう歌、詠める? 凡人には到底届かない境地。


そして天皇皇后両陛下はいつもいつも弱き者に寄り添う。

「めしひつつ 住む人多き この園に
      風運びこよ 木の香花の香」


これはハンセン病の施設を慰問したときの御歌だ。
目の見えない人が多く住むこの場所に、
風よ、木の香や花の香りをどうかたくさん届けてください・・・

これは泣ける。
老いた母の介護もあるから、なおさら刺さる。
小惑星探査機「はやぶさ」が帰ってきた時の歌もまた。。。

偉大な歌人の足跡をぜひ。
「美智子皇后 御歌」でグーグルを、ぜひどうぞ。


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