MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

ホラーな、ホラーな夜

2016年06月21日 | A DAY IN THE LIFE



久々にやや怖かった・・・・・・

私の家は築60年以上は経つ、ふる~~い館(やかた)ではなくボロ家だ。
で、4畳半のせま~~い洋間にベッドを置いて寝ている。
せま~~いけれど、そこは昔の家。
天井が高いから、3.640×3.640×3.640の立方体、サイコロみたいな感覚の部屋だ。

自分の手でリフォームはしたから、頑丈で断熱防音性は抜群だ。

さて、ほんの小さな出来事でも、いくつか重なると心をホンワかさせるものだけど、
昨夜のワタシも、そこそこいい感じで寝に入ったわけです・・・・・・

んが、寝入りばな、かすかな物音に気がつく。
ハタハタハタハタ hetehtehte・・・・・・

なんだ?
天井裏にネズミでもいるのか? にしちゃあ音が小さいし
屋根のトタン部分を猫でも歩いてるのか?

めんどいけれど、とりあえず目を開ける・・・
漆黒の闇とは昔のはなしで、コンセントはテーブルタップの5連の灯りや、
PCのスリープの点滅や、ルーターのLEDの明かりで、部屋はほんのりと暗い(明るい?)

何も見えないが・・・

おっ 何かが視線を横切った
飛蚊症? 年だからなぁ あっ また  
なにかいる なにかが飛んでいる!

本格的に目を覚まし、薄暗い部屋に目を凝らし、耳をすます と・・・

寝ているワタシの2メートル上空を旋回している物体がいる。
蛾? にしちゃあデカいなぁ あんなデカい蛾がいるか? 
なんだ? ちょっと怖いぞ

その刹那、正体に気がついた

コウモリだっ!

コウモリが俺の四角い部屋を四角に飛んでいる・・・・・・
ハタハタハタハタと、壁にぶつかることなく軽い羽ばたき音とともに。

見なかったことにして、このまま寝てしまおう^^
一瞬 そんなことも頭をよぎるが、さすがに寝てもいられない。

起き上がり電気を点けると、
コウモリがワタシの30センチ上空をニアミスしつつ旋回している。
正体がわかると、大したことはない。
子供の頃、さんざん見慣れたカワイイやつだ。(顔のアップはブサイクだが)

すでに手にアディダスの短パンを持っていたワタシは、
飛んでいるヤツに腕を振る。3回ほど振ると視界からヤツが消える。
かすかな手応えとともに、ヤツがパソコンの裏へ落ちたように見えた。

見てみると、いない。
なに!? どこ行った? えぇ! んなバカな
バットマン消失す。

アディダスの短パン(正確にはひざ丈までの中パン)を握りしめつつ、
4畳半を探索にかかる。

あのね、しょーじきベッドの下を見る時は怖かったすよ^^
あるでしょ、追い詰めたゴキブリが反転、自分の顔の方へ飛んでくることが^^

んんんがぁ、いない。 どこにもいない。
コウモリ跡形もなし! 
ふと、持っているアディダスの短パンに目が行く・・・・・・

この中にいるな

短パンを払うと、やはりコウモリが床の上に落ちた。
とっさに短パンを投げる。 
コウモリ、アディダスの短パンの下敷きになる。

やった。 しばし脱力す。

短パンだけでは心もとないので、ユニクロの半袖ジャケも上に乗っける^^
これでヤツも朝まで動けないはず。
おかげさまで目が冴え冴えにさえ、
普段はしないスマホのメルマガを暗闇で読む。

さすがに午前1時も過ぎ、ワタシはコウモリと同じ部屋で眠りにつく。
さて翌朝 ユニクロとアディダスを洗濯機に放り込んでミッション終了~~~

コウモリのその後だって?

そりゃ世の中、知らないほうがいいこともあるのさ。


 ※ コウモリは幼少の頃から見慣れた風景のひとつだった。
   家にも、学校にも、そちこち入ってきては追い出されていたっけ。
   正体がわかってからは、恐怖心がキレイになくなったのはそんな訳だ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿