さて、今日はNumberから、さくさくっとパクって・・・引用していこう。
特集はもちろんなでしこだ。
まずはカズ。
「バラの花を、みなさんに」 そう、約束だもんね。
カズは決勝をハラハラせずに、落ち着いた感じで見ていたらしい。
たとえ、優勝できなくても、素晴らしいと思っていた、と。
ワールドカップを誰より夢見ながら、出場を果たせなかった彼にとって、
夢の舞台で躍動するなでしこたちに、憧れにも似た感情を抱いた、と。
不肖ワタクシ、ここらへんから、ちょっとグっときつつあり、
るいるいるい涙腺がヤバくなり・・・・・・
勝敗は関係ない。
ここで戦っているだけで、勝ち負けを超えて
彼女たちの努力が報われてるんじゃないかなと、そう思って見ていた。
~中略
今回、一番素晴らしいと思ったのは、
優勝という結果ではなく、彼女たちが、
どんなことがあろうと、何があろうと、
謙虚な気持ちでサッカーをやり続けたことなんだ。
そのことを忘れずにやっていれば、
明るい未来は必ず開ける。 僕はそう思います。
だから、いままで通りがんばってください。
そして、赤いバラをみなさんに贈りたいと思います。
彼氏のいる方も、そして彼女のいる方も (笑)、
遠慮なく受け取ってください。 優勝、おめでとう。
・・・・・・カズを「キング」と呼ぶことに、長らく違和感があった私。
でももういい。許す。 カズはキングでいいさ。 泣かされたもんが負けさ^^
つづいてのパクり・・・引用は「キャプテン翼」の作者、高橋 陽一
ワールドカップを手にした夜、祝勝会で
「私たちが優勝できたのは、チームを支えてくれたみなさんのおかげです」
と、澤が言った後、
選手一人一人が順番に、全員のサインが書かれたボールを、
トレーナーや通訳、現地のガイドやホテルのスタッフにまで、手渡したそうだ。
彼女たちはいくつサインボールを用意していたのでしょう。
よく報道されているように、
彼女たちは決して恵まれた環境でプレーを続けてきたわけではありません。
そんな彼女たちがようやくつかんだ栄光に身を浸しながら、
周囲への感謝を忘れなかったのです。
この光景には胸が熱くなりました。
・・・・・・不肖ワタクシの、ロクでもないこの胸さえ、熱く熱くなっております。
よし、最後を飾るパクリ・・・引用はオシムからだ。
(特別メッセージ) イビチャ・オシム
「彼女たちの勇気から日本サッカーが学ぶべきこと」
こりゃもう全文掲載すべきところだが、そーもいかん、と。
不肖ワタクシの目も指も根気もつづかん、と。
ちゅーことで、オシムが澤に言及した部分をどうぞ・・・凄いぞ。
そして特筆すべき存在が澤だった。
彼女はチームの頭脳であり心臓であり、得点を決める刃でもあった。
プレーは知的で戦術的ディシプリンが高く、必要な場面に必ず顔を出す。
守備で決定的な仕事をしたうえで攻撃を構築し、
ゴール前に進出してシュートも放つ。
技術も身体能力も高い。
まさに全能のコンダクターで、コレクティブでスキルフルななでしこを
彼女が象徴していた。
・・・・・・まさに絶賛です。
ディ・ステファーノについて語っているかのようだ。
この名文の“彼女”の部分を“彼”に変えて、もいっかい読んでみましょう。
はい、そこの君、“彼”に相当するプレーヤーを思い浮かべることできたかな?
誰も思い浮かばないのが正解です。
そう、メッシもクリロナもシャビも、いやいやマラドーナやペレでさえ、
オシムの澤評に迫るには、どこか足りないのです。
ま、“全能のコンダクター”と言ってますから。
で、不肖ワタクシが持ち出したのが、アルフレード・ディ・ステファーノ、というわけです。
はっきりいって、たいして知らないのです。 コラコラ
なんせビデオのない時代の人です。
ディ・ステファーノを確認できるのは、白黒フィルムの切れっぱしの中です。
そして、あとは圧倒的な評価のみ。
あの74年のクライフを、全盛期が過ぎて交通整理ばかりしているタコ と、
バッサリ切り捨てたエリック・バッティという記者がいました。(タコとは言ってません^^)
そのバッティが、絶賛につぐ絶賛をしていたのが、ディ・ステファーノでした。
だから、オシムの澤評に唯一合致する男子プレーヤーがいるとしたら・・・
・・・と、不肖ワタクシはない頭で考えた次第です。
ま、オシムがこれほど個人をホメたたえることは、ホント珍しいことです。
事実、澤を絶賛した返す刀で、遠藤や俊輔を切ってますから^^
遠藤や中村も、少しは澤を見習うべきだ。
大向こうをうならせるパスだけでなく、
澤のように走ってチームに必要なプレーをする。
ぜひ彼女のような存在になって欲しい。
“とばっちり”ってやつです^^。
こーなりゃ、最後もパクリ・・・オシムを引用して終わりましょう。
むずかしい試合になればなるほど彼女たちは、
知性と勇気、アグレッシブさを見せた。
自分たちの長所を存分に発揮するため、
コンプレックスを抱かず勇気を持つ。
相手の名前が何であろうと、
またどんなプレーをする相手であろうと、決して恐れない。
アメリカ戦はずっと劣勢に立たされ続けたが、
相手との直接の戦いで彼女たちは負けなかった。
自分より20センチも背が高く、20キロも重い相手に立ち向かっていくのは、
壁にぶつかりにいくようなものだ。
そこで、自分たちは体格で劣っていると言うのは簡単だ。
あるいは別の何かで劣っていると、弱点をあげつらって言い訳もできる。
そういうことを言いだしたらきりがない。
誰しもがどこかで他人に劣っているからだ。
だが、彼女たちは、勇気を持ってアグレッシブにプレーすることで弱点を克服した。
実際に彼女たちは、勝つために必要なことをすべてやってのけた。
日本人の特長を生かした自分たちの戦い方を貫き通した。
~~中略
なでしこは、日本サッカーの可能性を世界に示した。
とはいえ日本が、常に世界チャンピオンのタイトルを望めるわけではない。
だからこそ、どんなときもノーマルに行動し、ノーマルにプレーすることが大切だ。
そのうえでノーマルで、おもしろいリーグを継続していく。
適切で具体的な目標を定めながら。
自分たちが何を望んでいるのかを、常に意識しながら。
そうした道を日本が歩むことは、決してむずかしくはない。
そして勇気を持てばすべてが可能であることを、彼女たちが証明したのだから。
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