前回紹介した小田嶋隆さんの著書「日本語を、取り戻す。」をAmazonする。
Amazonする。って、日本語を取り戻す態度ではないなぁ
目次を見ていると、おっと、サッカー関連の見出しがあるぞ。
「サッカー監督に聞くべきは」というタイトルだ。
さっそくそこから読む。
コロナ禍がジワジワ来だした時期、リバプールのクロップ監督のインタビュー。
記者がコロナウイルスについての考えを聞くと、クロップはこう答えた:
「私は、政治やコロナウイルスのようなシリアスな問題について、
サッカー監督の意見を聞きたがる風潮が理解できない。
私は素人だ。 有名人だからという理由で私の意見を尊重する必要はない。
ごらんの通り、
私は野球帽をかぶった、自分のヒゲをきれいにしておくことさえできない男なのだからね」
小田嶋さんは、何と見事な回答ではないか、と感心した後、
彼は自分の意見よりも、サッカー監督たる自身の立場をより重要視している。
まったく完璧な自己省察だ、と称賛している。
そのあと、メッシのような切り返しで、この国のテレビ番組を抜き去る。
クロップの発言内の“サッカー監督の意見”のところを“お笑い芸人の意見”に替えてみればいい。
お笑い芸人をコメンテーターの席に座らせて、政治経済外交防衛をいじらせて番組を進行させる手法は、
クロップの知性とはまったく逆であることが分かる。
クロップといえば、、、
香川真司がドルトムント時代、スーパーなゴールを決めた刹那、
あまりの歓喜にダッシュでつまづきながら香川に突進し、フライングボディーアタックを見舞った。
香川はなんとか持ちこたえたが、チームメイトも殺到したため、
危うくバトルロイヤルで最初にフォールをくらうレスラーみたいになるところだった^^
「シンジ・カガワとともに働けたのは素晴らしいものだった。
彼のことが大好きだったよ。私にとって素晴らしい経験だった。
シンジに会うまで、私は日本のフットボールについて知識がなかったからね」
「ビデオを見て彼の獲得を決めたが、100%の確信はなかった。
だが彼の最初のトレーニングを見た後、
『オーマイゴット、我々はスーパープレーヤーを手に入れた』
と、ドレッシングルームでコーチたちと抱き合ったよ」
まったく。
今我々は、日本サッカー史上最高のクラッキの誕生を目の当たりにしている!
と、興奮したままこのブログに書いたのをおぼえている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます