平均年齢が異常に高い町民運動会。
未就学児童と、70歳以上の男女が参加する宝拾いゲーム。
宝拾いゲームとは・・・・・・ただ前に歩いて、ただ置いてある紙袋を取って、ただ帰るだけ^^
ガキんちょが先! と言っているのに、じじばばフライングする。 やっぱり
それはそれで、ほほ笑ましい。
フライングしたおばあさんふたり、戻るのしんどいめんどいで、その場にたたずんでいる。
この運動会最大の目標は、無事生還すること。 死んだらダメよ
ほんで昼休み。
木陰で休んでいると、様子のいいカップルがいる。
といっても、小学校3、4年生くらいか。
長い髪の美少女と、ガリガリくんみたいな男の子。
この男子、坊主あたまのくせに、異様な髪の黒さ。
髪が密生して地肌が見えないのだ。うらやましいぞ、小僧。 少しよこせ
だからガリガリくんというより、エネオスのエネゴリくんに近い。 ゴリラじゃん
少女の方は本を読んでいて、エネゴリくんが盛んに話しかける、って感じだ。
しばらくすると、エネゴリくんが少女にたずねる・・・・・・
「逆上がりできる?」
「う~ん できない」
おお、エネゴリ やる気だな 勝負かけたな と。
鉄棒を握ったエネゴリ、地面をける!
頭が下に、足が上に 身体が1本の棒のようになり・・・・・・そこで終わった^^
『おまえさ、それ逆上がりができるできない以前の問題じゃん』
エネゴリくんの挑戦は3度ほどつづいたが、
ご案内のとおり、逆上がり以前の状態ですから、惜しいところまでさえいきません。
すがすがしいのは女の子の態度で、
「え~ できないじゃん!」 とか言いません。
何もなかったように、読書のほうにもどります。 その感じがね、いい子だなぁと。
おかげで、エネゴリくんのプライド、いっこも傷ついてはいません。
ま、多少傷ついた方がいいぞ、おまえ^^
で、少女の幼い弟くんも加え、仲良く遊んでいる3人を横目に・・・・・・
わたしが逆上がりに挑みます!
まあエネゴリと違い、逆上がりなんて“挑む”ほどのもんじゃありません。
練習した記憶さえありませんから・・・・・・。
ガキのころ、確か「大鉄棒」と呼んでいた大人用の鉄棒にぶら下がります。
反動は必要なく、懸垂してから足を持ち上げていき、おなかを鉄棒にくっつけてと・・・
おっと、ポケットの携帯がちょうどその位置でひっかかり、回れません!
半分携帯のせいにして・・・・・・鉄棒から降りるボク クーッ
たしかに携帯のせいだが、身体も重いぞ。
このままでは、わたしのプライドが許さんでしょうが!
愛機G's Oneをベンチに置いて(スマホじゃないのさ)
2度目の挑戦・・・・・・だから挑戦ってほどのもんじゃないから。
え~、みなさまの期待に反して、今度はかるくクリア(実はかるくでもなかったさ^^)
鉄棒の上から世間を見渡す、と。 気持ちいいんだよ、これが。
ブランコを飛び降りるようにして着地。
同じ選手召集係のおっちゃんに、「若いねぇ~」と言われ、ちょっとうれしい。
ま、「若いねぇ~ 」って言われることは「年の割りには」ってことだからね、おっさん
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人のこと言えないけど。
そーか、体育もやるわけね。
小学生のころは、体育と給食と休み時間が生きがいだったさ。
ガキんちょはおもしろいね。
いきなり話しかけてきたと思ったら、もういなくなってるし^^