ハードボイルドでございます。
画像は「 残光 」 ですが、これは続編の方で傑作の呼び声大。
事実こっちから読んで圧倒され、どーしても1発目が読みたい、と。
ハルキ文庫を探すわけですが、甲府にはありません「 フリージア 」が。
えーと、故郷の名誉のために言いますが、甲府にだってフリージアぐらいありますヨ、花はね。
ここはしょーがないアマゾンに頼りましょう。
「 フリージア 」と、も1冊東直己の著作を注文すると・・・・・・翌日到着! えっ もう来た
どーなってるんだ、アマゾンと佐川の物流は! 速すぎるだろ
といいつつ、さっそく読書る。
主人公がいきなり世話になった兄貴分を殺すシーンから始まり、
ほぼ全編、壮絶、凄惨な暴力が噴出しまくります。
すごいのは、冒頭の殺しの場面から余計な説明がいっさいないことです。
「残光」も含めて、主人公とヒロインがなぜこうなったのか、という肝心な部分さえ読者の想像にゆだねる!という徹底ぶりです。 もういっそ気持ちがいいってもんです。
凡百の作家なら、100ページでも200ページでも費やすであろう男と女の物語をはしょるんですから。
その分はアクションでいくぞ、と。 志が高い。
韓国映画に「デージー」ってのがありました。
カワイイ可愛いいチョン・ジヒョンがヒロインのやつ。
両方とも殺し屋、殺戮者が主人公なのに、タイトルは花の名前です。
そーいえば、「レオン」も最後まで観葉植物を抱いてました。
ロマンティックでしょ、甘いでしょ、男って。
「 フリージア 」 「 残光 」 東 直己 ハルキ文庫
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