静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

味仙@名古屋駅

2016年09月13日 07時12分54秒 | ラーメン(静岡県以外)
味仙@名古屋駅

 今日はシーズン最後の県外遠征です。
前回まではずっと東京に行っていましたが、今回は久しぶりに名古屋方面に行くことにしました。
電車の時間で比べると名古屋のほうが近いんですが、行く機会は2年に一回ぐらいでしょうか。
どうしても東京方面に足が向いてしまいます。

 その理由の一つが、電車網です。
「青春18きっぷ」を使えるのはJRだけなので、地下鉄がメインの名古屋ですとその分が余計にかかります。
しかも初乗り運賃が意外に高く、1日乗車券でもいいんですが、そこが悩みですね。
まあ、今回はJRだけで乗り切ることにしています。

 まずは静岡駅を出発します。
いつもとは反対側の方向で、久しぶりに見る車窓からの光景はなかなか新鮮ですね。
田んぼの稲もかなり色が変わってきていて、秋の訪れが感じられますね。
電車は平日ですがちょうど半端な時間なので空いていますね。

 そのお客さんの中には私と同じ飲兵衛もいらっしゃって、傍らの中年ご夫婦は缶ビールをお二人で仲良く飲んでいます。
まだ8時半ほどですが、これは羨ましいです。
もう一人向かい側の席では、30代ぐらいの男性が「角ハイボール」を一人でちびちびと飲んでいました。
咽喉が疼きますが、今日は一人旅なのでお昼までは我慢の一手です。

 さて、乗り換えを繰り返したのち電車は無事に名古屋駅に着きました。
景気づけに軽く引っ掛けていきたい気もありますが、「どえりゃー亭」はすでに無くなっています。
立ち食いのきしめん屋さんでアルコールが飲めるようですが、まずはラーメンをいただこうと、駅の改札を出ます。



 本日のお目当てのラーメンのお店は駅のビルだということで安心していましたが、これがなかなか見つからずにイライラします。
どうも最近は地理感覚が衰えてきたようですが、それも克服して何とかお店を見つけます。
ここが本日の目標のお店で、「味仙」さんです。
とにかく名物のラーメンをいただこうと、中に入ります。



 「いらっしゃいませ」
一人ですと告げると、カウンターの席に案内されました。
まずはお冷やと紙おしぼりが出て、メニューを見ます。
まあ初めから注文するものは決まっているわけですが、ルーティーンも大切ですから。



 「台湾ラーメン(750円)お願いします」
そう、これが食べたかったわけです。
名古屋のこのお店が発祥の地と言われる「台湾ラーメン」
どんなものなのか楽しみですね。



 すると初めに伝票だけ出てきました。
その値段でびっくり、そうか表示されていたのは税抜きの料金だったんですね。
750円が消費税を入れて810円になりました。
テナント代が高いんでしょうが、まあしっかりしたお値段です。



 そこにお待ちかねの「台湾ラーメン」が出てきました。
これは独特の丸っこい小さめの丼です。
なお、卓上には調味料の類はまったくありませんから、そのままいただくことになります。



 この台湾ラーメンとはどのようなものなのかと言いますと、普通のラーメンに激辛の具を乗せたシンプルなものです。
その具はモヤシにニラで、ひき肉は濃い目の味付けになっています。
このひき肉がめっぽう美味しいです。
しかし予想以上にスープは激辛でした。



 すぐに気が付きましたが、お店のあちこちでゲホゲホというせき込む音が聞こえてきます。
たぶんこれは私と同じ「台湾ラーメン」をうっかりすすってしまい、むせた音なんでしょう。
これは恐るべき台湾パワーです。
とはいえそこに気が付いた賢い私ですから、落ち着いてゆっくりとラーメンをいただきました。

 麺は並麺のストレートです。
程よい腰もあってなかなか良い麺ですね。
その合間にスープをいただきますが、このひき肉は美味しいですね。
しかも量がたっぷりありますから、ついつい飲み過ぎてしまうわけです。

 そうすると予想以上にこの辛さがお腹に響いてくるというわけです。
初めは量が少ないかとも思いましたが、スープを飲み過ぎたせいでお腹も一杯になりました。
私は辛いものは大好きなので大丈夫でしたが、辛さが苦手の方は注意されたほうが良いかと思います。

 この「味仙」さんですが、今池の本店さんには一度だけ行ったことがあります。
その時は開店すぐということもあってか、空いていてのんびりしていました。
こちらのお店は駅中のお店とあって、早い時間から繁盛されているようでした。
おつまみもいろいろありますから、お酒を飲むにもいいと思います。



 辛い台湾ラーメンをしっかり平らげてお会計です。
今日の出足は快調で、まだ時間は11時20分です。
改札に戻って、次の目的地に向かいました。
ごちそうさまでした。




  




コメント
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