静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

なかとら@岐阜

2016年09月14日 07時01分29秒 | 居酒屋
なかとら@岐阜



 名古屋から電車に乗って、向かった先は「岐阜」です。
私にとって初めて降りる駅で、土地勘はまったくありません。
今日の飲み歩きはここからスタートです。
意外と交通の便は良く、快速で二駅でした。



 初めて降りた岐阜駅、駅の前に何やら黄金色に輝くものがあります。
まずはこれを見物しましょう。
近づいてびっくり、黄金の織田信長像でした。



 暑い盛りですから、駅前の噴水では小さなお子さんが大はしゃぎでした。
これは見ていても心が和みますね。
とはいえまずはお店探しです。
今日はここで三軒回っておこうと予定しています。





 しかし最初から見当違いでした。
1番手に予定していたお店がまさかのシャッターでした。
それでもまだ予備はありますから、二軒目に予定していたお店に向かいました。



 こちらは難なく見つかり、まずは一安心です。
「なかとら」さんというお店で、食堂兼居酒屋さんという中や営業のお店ということです。
暑い中を歩き回って疲れたので、まずは中に入ります。

 「いらっしゃいませ」
これはかなりの大箱です。
しかしお客さんは二人だけで、一番奥のテーブル席に年配の男性がお酒を飲んでいらっしゃいました。
席はどこでもいいというので、その隣のテーブル席に座りました。

 「瓶ビールにお刺身をお願いします」
「キリン、アサヒ、サッポロどれにしましょ」
「キリンでお願いします」



 ご主人が冷蔵ケースからビールを出して栓を抜きます。
同時に別のケースからお刺身の盛られたお皿を取り出して、お醤油とともに持ってきてくれました。
壁の張り紙によりますと、瓶ビールは大490円、中430円、小380円でした。
圧倒的に大瓶がお買い得です。



 お刺身はまぐろに白身です。
これをつまみにビールをいただきますが、暑い中を歩いたのでさすがにビールが美味しいです。
お店の看板は鍋ものらしいですが、一人では無理ですから無難なこれにしました。

 しかし広いお店にお客さんは私ともう一組だけ、実に快適です。
会話の様子からして70代ぐらいの地元のかたでしょうか、冷の日本酒を飲みながら世間話に余念がありません。
そこにご主人も加わって、のんびりと時間が流れていきます。
しかし昼時なのにお食事のお客さんがいなくても大丈夫なのかな。

 壁のメニューには「中華そば(たしか380円)」というものもありましたから、機会があったらいただいてみたいですね。
そこに新しくこちらもご年配の男性がお一人入ってきました。
もちろん常連さんらしく、同じテーブルに座って酒盛りの再開です。
それでは私ももう1杯飲みましょうか。

 「すいません、ショーチューの水割りください」
「麦で良いですか」
「はい」



 先ほどの方が自分でショーケースから小鉢を出していたので気が付きましたが、ここはセルフでおつまみを取るシステムのようでした。
「すいません、つまみは勝手にとってもよろしいんですか?」
「良いですよ」
ではと、ショーケースに向かいます。

 ケースにはいろいろなおつまみの小鉢がずらりと並んでいました。
その前にはしっかりとお値段が書かれた紙が置いてあります。
横にレンジがあるので、これで温めても良いようです。
その中から、とろろを選びました。



 味も水にお醤油を掛けてしまいましたが、これは失敗でしっかり味が付いていました。
これをつまみにショーチューをいただきます。
それにしてもほかにお客さんが入ってこないのは不思議です。

 お隣のテーブルは相変わらず賑やかで、昔話に花が咲いている様子です。
皆さん毎日こうして昼下がりを楽しんでいらっしゃるんでしょうか。
騒がしくもなく、ほのぼのとした感じで実に良いです。

 お店の席は半分が小上がりで、細長い座卓に二つずつホースにつながれたガスコンロが置いてありました。
今ではほとんどがカセットコンロですが、まだまだここでは大活躍しているようです。
そしてふと見るとその卓上には、これまた懐かしい「大箱のマッチ」が置いてありました。
そういえばマッチ箱もなかなか見かけなくなりましたね。

 こちらのお店は懐かしいものばかりで良いですねえ。
しっかりと1時間ほどもくつろいでしまいました。
お会計は1440円でお店を後にします。



 ごちそうさまでした。

 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする