静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

上中里いこい@リジェンドと

2019年12月26日 07時17分58秒 | 居酒屋
上中里いこい@リジェンドと



 ランチの後はアメ横のお散歩を楽しみます。
アメ横も最近は外国の方のお店が増えてきていますね。
しかし私たちの目に映るのは居酒屋さんです。
平日の昼下がりですが、上野界隈の居酒屋さんはけっこう開いていて、どこも賑わっていました。



 その中でも目を引いたのがこのお店です。
ドリンク4杯に天ぷらの盛り合わせで1100円は嬉しいですね。
これはしっかりキープしておきましょう。



 しかし今回は最初のお店は決めています。
ぶらぶら歩いて上野に着き、そこから京浜東北線に乗りました。
降りた駅は「上中里」です。
今回が二回目になりますね。



 駅を降りてすぐにあるお店、「いこい」さんにやってきました。
ここはとにかく駅の前ですから迷うことはありません。
引き戸を開けて中に入ると、先客がお二人いらっしゃいました。



 私たちは調理場の反対側に席を取ります。
と言っても立ち飲みですから、荷物を置くだけです。
厨房にご主人はおらず、おかみさんが手配をしています。
まずは口頭で、「ホッピーセット(340円)二つ」と注文しました。



 わざわざ外を回って持ってきてくれましたが、この店舗は構造が悪く、使い勝手がよくないですね。
受け取ると同時におつまみも発注します。
しかしホッピーで気が付きました。
そうだ、いこいさんではスタンダードが「黒」でした。



 次に出てきたおつまみは手渡しで受け取ります。
おなじみ「煮込み」と「あら煮」です。
ではではカンパーイ。
なおお支払はすべてキャッシュオンの都度払いです。



 先客は年配の男性がお二人で、それぞれ別のテーブルで飲んでいます。
あとは外にもいたようでしたが、いつの間にか帰られていました。
私たちが来ると、そのお客さんたちも順次帰って行って、お店は私たちだけになりました。

 片付けに出てきたおかみさんに、「静岡から来たんですよ」というと、かなり驚かれていました。
これがあとで面白い展開を呼ぶわけです。
しばらくしてご主人が来て、選手交代です。
これはお食事休憩だったのかな。

 今度はおかみさんがお買い物で外に出て行きました。
ご主人はあれこれと仕込みに忙しい様子です。
交代の時におかみさんが、ご主人に私たちのことを話してくれました。
そしてこれがきっかけで、あれこれとご主人との会話が弾みました。

 「赤羽のいこい」さんではこういうことは見たこともありませんでしたが、他にお客さんがいないということもあったんでしょう。
何しろ「いこい」さんと言えば、立ち飲み居酒屋さんの筆頭です。
その初代店長さんからいろいろとお話が聞けるんですから、信じられない気分です。
立ち飲み界のレジェンドが、淡々と語るお話を興味深く聞かせていただきました。

 お話の内容はもちろんオフレコですが、「タキオカ」さんや「晩杯屋」さんなど、多くの立ち飲み居酒屋さんはいこい本店で修行された方が始めています。
もう20年ぐらい前になりますが、私が赤羽のいこいさんでご主人を初めて見たときに、その仕事ぶりの凄さに感動しました。
その憧れの大先輩とさしで会話できるとは、いいもんですね。



 お酒も進んで、ナカのお代わりです。
つまみは「きんめ刺身」に「煮魚」を注文したんですが、勘違いなのかもう一度同じ「あら煮」が出てきてしまいました。
これはたぶん、私の言い方が悪かったんでしょう。
お話もさらに進みます。



 さて、このお店ですが、かなり効率が悪い造りになっています。
製氷機が客席にあるので、ご主人はわざわざこちら側に来て取らざるを得ません。
いまはお客さんがいないので良いですが、混んでくると困ったことになりそうです。
たぶん前は別の形態のお店だったので良かったんでしょうが、いまは席も狭いし使いにくいですね。

 ご主人にお聞きすると、やはり赤羽と違って上中里はお客さんの入りは悪いということでした。
皆さんぜひ応援に行ってやってください。
私もこれからは東京に行くたびにここに顔を出そうかと思っています。

 結局私たちがいる間は他にお客さんは入りませんでした。
2杯目のホッピーが空いて、これでお店を後にしました。
ご主人いつまでも元気で頑張ってくださいね。

 ごちそうさまでした。


 

コメント
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