静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

兎々屋@松本

2021年10月21日 07時10分42秒 | グルメ
兎々屋@松本



 松本に着いて、ちょうど時間はお昼時です。
せっかくそば処信州に来たんですから、ここはお蕎麦でもいただきたいものですね。
とはいえ私はまったくのよそ者ですから地元のお店のことはよく知りません。
そこで美味しいお蕎麦が食べられると案内されたのがこちらのお店です。



 松本市里山辺にある、「兎々屋」さんです。
まずはお店の横にある駐車場に車を止めて、中に入りました。
先客はご夫婦一組に年配の男性がおひとりでした。
靴を脱いで、座敷席に座ります。



 のれんに「石臼挽き」と書いてある通りで、お店の片隅では電動の石臼がゆっくりと回っています。
これで挽いたおそばを食べさせるんでしょうね。
まずはメニューを見てあれこれ品定めです。
ここではメインはざるそばですね。





 「温かいお蕎麦」と書いてあるのは三種類だけで、しかも11月からの時期限定でした。
私はかけそばが大好きですが、残念ながら今回は食べることはできませんでした。
私はざるそば、相方は「鴨つけそば」を注文しました。
他のお客さんは天ぷらの付いたざるそばが多かったです。



 しばらくして、お膳が運ばれてきました。
薬味とそばつゆにそば猪口、そして前菜が付いています。
店員さんから説明がありましたが、自家製のお豆腐に酢の物が付いています。
これをつまみながらお蕎麦が出て来るのを待つことになります。





 こういうちょっとしたものが蕎麦気分を盛り上げてくれます。
薬味のワサビはもう少し欲しいところですが、このあたりが標準でしょうか。
またしばらく待って、ついにお蕎麦が出てきました。
これはきれいな盛り具合ですね。



 こんもりとしたざるに盛り上げられたお蕎麦は角が立ってなかなか美味しそうです。
上に湾曲しているざるは、上げ底ではなく水切りをよくするためのものです。
したがって大盛りに見えますが、量はほぼ標準です。
ではお蕎麦をいただきましょうか。



 こちらは鴨付けそばの出汁です。
鴨のつみれを入れた温かい出汁にお蕎麦を付けていただくという趣向ですね。
こちらには鴨以外に野菜の素揚げも付いています。



 ナスにカボチャ、レンコンにシシトウ、そして自家製豆富の揚げ出しでした。
これは意外にボリュームもありますね。
温かい汁で冷たいお蕎麦をいただくというのも乙なものです。
私はお蕎麦に集中です。

 やはり本場の信州だけあって、お蕎麦には良い腰があります。
噛み応えのあるお蕎麦で、のど越しも良いですね。
そばつゆも濃い目で、これは私の好みです。
ころあいを見計らって、蕎麦湯も出てきました。

 お蕎麦の悲しいことはすぐに食べ終わってしまうことでしょうか。
それが美味しいお蕎麦だとするとなおさらです。
その喪失感を補うのが蕎麦湯なのかもしれません。
最後は蕎麦湯を使ってお汁も美味しくいただきました。

 最初は少ないかとも思いましたが、私にはこれで十分な量でした。
何よりもゆったりとお蕎麦が食べられるというのが良いですね。
美味しいお蕎麦で大満足でした。
ごちそうさまです。
コメント
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