静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

大村バー@今年も湯豆腐

2021年01月14日 07時24分43秒 | 居酒屋
大村バー@今年も湯豆腐



 1月11日祝日、今日は成人の日です。
昼下がりに軽く1杯と、静岡市の街中にやってきました。
しかし休日だというのに人通りは少ないです。
このところの寒波とコロナの拡大で、皆さん慎重になっているようです。



 そこで目指したお店は静岡でも老舗の居酒屋さん「大村バー」でした。
こちらのお店は休日は午後3時半の開店なんですね。
お店に近づくとすでに暖簾が出ていて一安心です。
しかし中に入ってびっくり、なんと私が一番乗りでした。

 コロナ騒動の前まではいつも開店と同時に入ってくる常連さんがいて、すぐににぎわいます。
さらには予約を入れているお客さんも多く、座る場所に困ることもありました。
ところがコロナ以降はガラガラになってきました。
私はカウンターの真ん中あたりに座ります。



 「瓶ビールに湯豆腐下さい」
おしぼりが出て、すぐに注文します。
あっという間に瓶ビールが出てきました。
いくら寒くてもここはビールですね。



 口開けのせいか、湯豆腐がなかなか出てきません。
店員さんは暇そうにお掃除までされています。
かつての繁盛ぶりがわかっているだけにこれは寂しいです。
そしてしばらく、ついに湯豆腐が出てきました。



 これが「大村バー名物」の湯豆腐です。
「熱いですからお気を付けください」
確かに出来たてで熱々でした。
これがまた美味いんだなあ。



 じんわりと温めた絹ごし豆腐にかつおだしの効いたしょうゆの餡を掛け、そこにもみ海苔刻み葱に鰹節を乗せておろしショウガをあしらったものです。
私はこれが大好物で、大村さんに来るとほぼ毎回これをいただきます。
というかこれをいただくためにやってきているぐらいですね。
残念ながら夏場はやっていないので、冬場の楽しみでもあります。



 やけどをしそうなぐらいに熱いお豆腐がかつおだしで馴染んでいくのがまた良い感覚です。
テレビでは高校サッカーの決勝戦が流れています。
声は良く聞こえませんが、画面に字幕が流れるようにしてあるので、分かりやすいですね。
冷えたビールに熱い湯豆腐、これが最高のコンビです。

 他のお客さんも少しですが入ってきました。
とはいえ座敷席にグループが一組、カウンターは私以外に一人だけでした。
前回ここを訪れた時もお客さんが少なくて驚きましたが、今日はさらに少なくなっていますね。
たぶん若い方が多く来るお店ではないので、影響が多いんだと思います。

 サッカー中継で同点ゴールが決まったので、今日はここまでにしました。
残ったビールをさっと空けて25分でお会計でした。
最後までキープディスタンス、しかも会話無し。
いつもごちそうさまです。



 帰り道の七間町通りです。
休日の午後4時前ですが、ほとんど人通りがありません。
もちろんイベントもなく、寂しい成人の日でした。
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第二美濃屋@締めのラーメン

2021年01月13日 07時22分06秒 | ラーメン(静岡市内)
第二美濃屋@締めのラーメン

 ここ数年で、静岡市内の老舗のお店がどんどんなくなっていきました。
もちろんコロナ騒動もその一因ですが、やはり経営者に押し寄せる高齢化の波が一番でしょう。
私がよく通ったお店もその例外ではありませんでした。
「岩井屋」さんに「山惣」さん、なじみのお店が消えていきました。

 昨年末には一番のお気に入りだった「喜楽」さんまで閉めてしまいました。
もちろん新しいお店も続々とできてはいますが、いまひとつ味が合わないし、お値段も高めです。
この年になると量はあまりいらないので、「大盛り無料」やトッピングのサービスは使いません。
そんなわけでラーメン屋さんをめぐることも減ってきました。

 しかしその中でも長い間一番多くラーメンをいただいているのが、「第二美濃屋」さんです。
飲んだ後の締めにここのラーメンは最適ですね。
締めに一人前は多いのでいつも「半分」で作ってくれます。
この、スープたっぷりというのがいいです。



 今日は今年初めての美濃屋さんのラーメンです。
この昔懐かしいあっさりとしたスープがまた良いんです。
もう16、7年ほども昔ですが、テレビの企画でラーメン店を巡ったことがありました。
その時にはSBSの國本アナと一緒に私の好きな静岡市内のラーメン店を数店回りました。



 その時一緒に食べたディレクターさんが、「美濃屋さんのラーメンが一番美味しかった」とほめていたのが印象的でした。
それほど特別なものではなくごく普通のラーメンなんですが、それが気に入られたようです。
思い出してみると昔は街中の中華屋さんはすべてこういうシンプルなラーメンでした。
それが時代とともに変わっていきます。



 もちろん、様々な工夫をされるのはいいことですが、私のように普通のラーメンが食べたいという方もいるはずです。
さらには前にも書きましたが、最近のラーメンはお値段が高い。
気が付けば、千円越えが標準というお店が増えてきています。
それでも美味しければいいんですが、いまいちのお店がけっこうあるんですね。

 第二美濃屋さんの美味しいラーメンを食べていると、これがいつまでいただけるのかと不安になりますね。
あっさり系ですがコクのあるスープ。
麺はお馴染み細麺の軽いウェーブで、適度な硬さです。
シナチクも昔風の作りで口直しに欠かせません。

 麺を食べ終わって、最後にスープを少しいただくとこれですっきり完結しました。
いつも美味しいラーメンありがとうございます。
今日も最高の締めになりました。
ごちそうさまです。
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鳥貴族@寂しくなりました

2021年01月12日 07時14分26秒 | 居酒屋
鳥貴族@寂しくなりました。



 浜松から静岡に帰ってきて、今夜も寄り道です。
今回はセノバの前の「鳥貴族」さんに決めました。
前回と同じくネットで予約しておいたんですが、お店は拍子抜けするほど空いていますね。
まずはカウンター席に案内されます。



 ウエルカムドリンクは毎回同じ「メガ金麦」です。
すると卓上にこんなものが置いてありました。
「一部メニューの提供休止について」
これは寂しいお知らせです。



 何しろ長期間化してさらに厳しくなってきたコロナ渦です。
「鳥貴族」さんも売上低下で苦労しています。
その結果メニューを絞る決断をされたんでしょう。
寂しいですがこれは致し方ありません。



 思いを抑えてまずは金麦で一人乾杯です。
あいかわらずの盛りの良さ。
飲みごたえのある大ジョッキですね。
さて、つまみは何にしようかな。

 私の席は目の前が焼き台で、調理の具合がよくわかります。
今のところ料理人は暇そうに立ったままです。
そこで、「もも貴族焼き・タレ」を注文しました。
すぐに注文が伝わって、担当者がやきとりの串を出して焼き始めました。



 これがじっくりと焼いているようでして、なかなか出てきません。
そこで二品目にと、「山芋の鉄板焼き」を追加しました。
これも私の目の前で器に盛られ、ガス台に掛けられました。
ただ今、二品が同時に焼かれています。



 そして後から注文した山芋焼きが先に出来上がってきました。
ということは注文の順番を間違えたということでした。
早く出るものから先にするのがセオリーですから、まだ初心者です。
でも山芋が美味しいからいいか。



 そして連続攻撃の「貴族焼き」です。
これは鶏もも肉のねぎまで、けっこうなボリュームですね。
そうだ、一味を追加しなくては。
すぐにタッチパネルで追加します。



 店員さんが持ってきてくれた一味を振りかけて、これでスタンバイ完了です。
鳥貴族さんのタレもなかなかいいもんですね。
1杯目の金麦で、やきとりが半分消えました。
ではもう1杯追加しましょう。



 しかし今日は金曜日だというのに、お客さんが少ないです。
いつの間にかお客さんが帰っていき、私の見える範囲では誰もいなくなりました。
いつもはずっとほぼ満員の状態でしたから、このところの自粛圧力は強力なものがあります。
静岡でも感染が広がっていますから、営業時間短縮も時間の問題になりそうです。



 今夜は2杯と二品で無事終了でした。
「鳥貴族」さんは遅い時間まで開いているので使いやすいんですが、これもいつまでかな。
ごちそうさまでした。
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吉野家@肉だく牛丼

2021年01月11日 07時43分58秒 | グルメ
吉野家@肉だく牛丼

 ハッピー・ギュー・イヤー
浜松でのお仕事も今期は残るところあと二回です。
ここのところ毎回「松屋」さんでしたから、今回は河岸を変えることにしました。
とはいっても、吉野家さんですから似たようなものですが。



 そう思い立ったのには理由があります。
ただ今吉野家さんでは期間限定で、「肉だく」がサービス価格になっているんです。
こういうチャンスはめったにないのでこれに便乗することにしました。
まずは浜松駅のお隣にあるビルの1階、吉野家さんに入りました。

 平日の午後5時ですが、意外にお店は賑わっていました。
私はカウンターに座りましたが、ここは空いています。
しかしテーブル席にはグループ客が三組に、一人客も二つと満席でした。
私のちょうど目の前にいるグループはブラジル系らしい男女三人組ですね。

 お冷やが出て、注文を告げます。
「牛丼並に肉だく、お味噌汁も付けて」
目の前にはお年玉のお知らせです。



 この「肉だく」というのは、牛丼の具だけを少し追加する注文らしいです。
お値段からして、通常の半分ぐらいの量を提供されるんでしょうか。
これが税抜きで148円のところ、お年玉価格で29円になっています。
これはかなりお得なサービスだな。



 それがすぐに出てきました。
さすがは吉野家さんで、早い早い。
牛丼の横にある小鉢が、「肉だく」です。
吉野家さんで牛丼をいただくのは久しぶりですね。



 ここで気が付きましたが、お箸が個別包装の割り箸になっていました。
確か以前はプラスティックでしたが、これはコロナ対策でしょうね。
カウンターはアクリルの仕切りがあって、これにも慣れました。
久しぶりの吉野家牛丼は美味しそうですね。



 そしてお目当ての「肉だく」です。
ちょっと目には少ない感じですが、これが意外に役に立ちました。
ちゃんと増していることをアピールするために別皿にしているんでしょう。



 そして税抜き68円のお味噌汁です。
私が吉野家さんよりも松屋さんを選んでしまう理由がこのお味噌汁です。
松屋さんですと、牛めし自体の価格も安いうえにお味噌汁が無料です。
合わせると100円以上の差が出るので、松屋さんに落ち着くわけです。

 久しぶりにいただく吉野家牛丼はなかなか美味しいですね。
何しろけちけちせずに肉をたっぷり食べられます。
牛丼で肉だけ食べつくしてしまい、「紅ショウガ丼」で残りをさらうのは侘しいものがありますから。



 とはいっても紅ショウガは欲しいので、肉の空いた場所に紅ショウガを乗せます。
牛丼に紅ショウガって、誰が考えたのかわかりませんが、いいコンビですね。
とはいえ生まれついての貧乏性はどうもしがたく、ついついご飯を多めに食べてしまいます。
半分ほど食べた後で「肉だく」を追加しました。

 するとかなりの肉だくで、これは「肉だくだくだく」でした。
これをつまみにビールが飲みたいところですが、今日はお仕事なのでそれはできません。
食べているうちにあれほど多かったお客さんが次々とお会計をしていきます。
その時の店員さんの対応がいいですね。

 今の時間は二人体制で、接客は女性がお一人でやっています。
その女性が丁寧な接客でしかも動きが早い。
お会計の合間に食器類の片付けもされていて、無駄がありません。
さらにはテイクアウトのお客さんもうまく説明されていました。
 
 さて、牛丼の唯一の欠点は、食べ終わった後の間が持たないことです。
たまに見かけるお客さんがいつまでもスマホをいじっていたりしますが、私にはできません。
食べ終わった余韻に浸る間もなく、そこでお会計をしました。
さすがは肉だくで、大満足でした。



 お店を出ると冬の寒さがもろに向かってきました。
ごちそうさまです。
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餃子の王将@野菜炒めで

2021年01月09日 07時19分45秒 | 居酒屋
餃子の王将@野菜炒めで



 今夜の寄り道はスタンプの具合もあるので、「餃子の王将」さんに決めました。
この手のイベントやセールには極めて弱い私です。
午後9時すぎの静岡の街中を歩いていきますが、人通りは少なくなりましたね。
歩いているのはほとんど若い方だけで、サラリーマン風はまったく見かけませんでした。

 通りに並んでいる客待ちのタクシーも寂しげです。
そこを通り越して街はずれの王将さんにたどり着きました。
今日は空いているかな。

 入り口前にお会計待ちのお客さんがいて見えませんでしたが、奥のカウンターに向かいます。
前回の教訓を生かして、風の当たらない席に決めました。
奥のカウンター席は一人置きにお客さんが入っていて、ちょうど一人分が空いていました。
荷物の置き場所がないので全員が隣の席の椅子にカバンなどを置いて座っています。



 まずは毎度おなじみの瓶ビールです。
コップを被って、瓶ビールが出てきました。
「野菜炒めをお願いします」
悩んだ結果本日のつまみは野菜炒めに決めました。

 私の悪い癖ですが、毎回同じものばかり注文するので、たまには別のものをと思ったわけです。
王将さんで野菜炒めを注文するのはたぶん初めてです。
もちろんジャストサイズでもいいわけですが、量が少ないのを懸念しました。
ビールを飲みながら出来上がるのを楽しみに待ちます。

 厨房では賑やかに鍋を振る音が響きます。
しかしそれはチャーハンでした。
一番奥のお客さんにそれが運ばれていきました。
そして次に作るのもまたチャーハンでした。

 今夜はなぜかチャーハンが大人気のようです。
そしてまたまた続くチャーハン連鎖。
これは無限チャーハンの海に迷い込んだのか。
私の野菜炒めはまだ先が見えない状態です。



 それでも15分ほどたって遂に野菜炒めが出来上がりました。
残ったビールは三分の一ほどになっています。
これはペース配分が苦しいぞ。
しかし待ったかいがあって、美味しそうな野菜炒めです。



 野菜は、キャベツにニンジン、もやしにキクラゲなどです。
そこにごくわずかですが豚肉も参加していました。
ニラレバ炒めですとレバーの存在感が強いんですが、こちらは野菜が主人公ですから仕方ありません。
味付はお馴染みの王将さんの味で、良いつまみになりますね。

 久しぶりの野菜炒めで、これはなかなか美味しくて良かったです。
お隣の席が空いて、そこに若い男性の一人客が入ってきました。
メニューをざっと見て、いろいろと注文しています。
しかしすぐに異変が起こりました。

 その男性が店員のお姉さんに尋ねました。
「ここ、ペイペイ使えますか」
「使えません」
返事を聞いた彼が驚くべき行動に出ます。

 「じゃ、いいです」
彼は荷物を手に持って、そのまま帰って行ってしまいました。
カウンターにはお冷やのコップとお箸が置かれたままです。
まるでどこかのコマーシャルを見ている気分でした。

 キャッシュレスもいいですが、お店に入る前に確認しておくべきでしょうね。
店員さんもあっけにとられていました。
私は野菜炒めが美味しくて、ビールも進み順調に食べきってしまいました。
やっぱりフルサイズは食べ応えがあります。

 ビールも飲み干してこれでお会計です。
スタンプがたまったので次回は餃子が無料になります。
しばらくは通いそうな予感でした。

 ごちそうさまです。
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