麺飯食堂@両替町

お久しぶりのラーメン新店訪問記です。
ゴールデンウィーク中ですが、静岡市の繁華街の真ん中にラーメン店が新規で開店されました。
たまたまその情報を仕入れたので、さっそくランチに出かけてきました。
開店されたのが5月2日だそうですから、そのわずか2日後の5月4日に行きました。

開店時間は午前11時ですが、たぶん混みあうんではないかと予想しました。
そこで私としては珍しく、その10分ほど前にお店に着きます。
実は行列をするのは大嫌いなのですが、今日は昼からお仕事があるので早く帰りたいわけです。
しかしお店の前に着きましたが、そこには誰もいませんでした。

こちらのお店は「麺飯食堂」さんといいます。
繁華街のお店らしく営業時間が長いです。
なんと夜の部は午前4時まで開けているということで飲んだ後の締めに使えそうです。
お店の前に待機用の椅子があったのでそこに座って開店するのを待ちました。

そのうちにお客さんが来て私の後に並ぶんだろうなと思っていましたが、意外にも客足は鈍かったです。
開店5分前になりましたが、誰も来ません。
たまに二人連れが前を通りますが、素通りしていきます。
すると中から女性の店員さんが出てきて、もうすぐ開店ですが、ご注文があればお伺いしますと告げてくれました。
メニューを見ますが、こう書いてあればもちろん選択肢は一つしかないですね。
ど真ん中にある「オープン特別価格」のワンタン中華そばを選びました。
これは5月8日までのキャンペーンで、通常950円のものが500円になるということです。
スタンダードの中華そばは750円ですから今どきの価格ですね。

しかし時間が経過しても他のお客さんが全く来ませんでした。
これは私の勇み足だったかと、少し反省します。
なおお店の場所は呉服町通りから1本下った通り沿いで、昼間は人通りがほとんどありません。
いつも行く居酒屋「ナカミヤ」さんの向かいあたりです。

そして結局開店まで待っていたのは私一人だけでした。
無事お店が開いて一番乗りで中に入ります。
手前のカウンターの一番奥に案内されました。
席にはすでに空のコップと紙おしぼりが置いてありました。

するとここで不思議なことが起こります。
私の後からお客さんがぞろぞろとお店に入ってきたわけです。
開店前には影も形もなかったものがいったいどこから湧いてきたのか。
合わせて10人ほどのお客さんが一気に入ってきました。

中には案内が追い付かないので入口で待たされている方もいました。
これはたぶん静岡方式だな。
並ぶのが嫌なので遠くで様子を見ていて、お店が開いたと同時に駆け付けたということなんでしょう。
これにはお店の方も嬉しい悲鳴を上げていました。

思い出してみると、私が座って待っている前を数人の方が通り過ぎていきましたが、それがみな待機メンバーだったわけです。
たぶんあのおっさんの隣には座りたくないと、嫌われたんでしょう。
お客さんは男女の二人連れが多かったですね。
前に置いてある水差しからお冷をくんで出来上がるのを待ちます。

深夜営業のお店らしくアルコールのメニューも充実しています。
さすがにお値段は高めですが、締めだからいいんでしょう。
そして待つこと数分、もちろん一番乗りで私のラーメンが出てきました。
「前から失礼します」

このお客さんに受取らせるシステムは気に入りませんが、深夜営業なのでそうしたんでしょう。
なお「麺や燕」さんの系統らしく、店員さんはすべて女性でした。
ラーメンの次には割り箸をこれも前から取らされました。
そうか、席には箸入れがないのか。

ではラーメン(ワンタン中華そば)を観察します。
具にはチャーシューが二枚にメンマとワンタンです。
刻んだネギが多めに乗っていますね。
この薄切りのチャーシューが秀逸でした。

二枚あったんですが、1枚はレアチャーシューで、柔らかな食感が良かったです。
そしてワンタンです。
これはかなり皮が大きくボリュームがありますが、2枚でした。
今回は無料いやそれ以下なので文句はありませんが、平常の価格では200円なのでもう少し数が欲しいかな。
メンマは角切りで大きく、しっかりした味付けで歯ごたえも良かったです。
スープはあっさり系の醤油味で、意外と脂も入っています。
これは締めにもちょうどいいですね。

そして麺は細麺の縮れで、ほどよい腰があります。
ここで気が付きましたが、卓上にはコショーがありませんでした。
ラー油などは置いてあったので、これはあえて出さないという意思なんでしょうが、残念でした。
ここでお隣に年配の男性客が入りました。
その方の注文が上煮干し中華そばに煮玉子のトッピングでした。
来店された方は全員が500円のサービスを注文すると思っていた私が甘かったです。
なおこのサービスは6日までですから、この記事が出たころには終了していますのでお気を付けください。
美味しくラーメンを食べ終えて、これでお会計です。
その時に迷いましたが、レジがお店の中央部にあるんですね。
そこに行ってお支払をします。
当然ながら一番乗りでお店を後にしました。
ごちそうさまです。