ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

プリンタの寿命は何年だろう?

2023年12月25日 12時05分00秒 | デジタル・インターネット

 2010年に購入し、自宅で使い続けてきたプリンタ(複合機)、Canon Pixus TR8530が故障しました。

 13年以上使い続けてきたので、修理を頼むとしても部品があるかどうかわかりませんし、仕事などで急を要することもあるでしょうから、買い換えることとしました。突然故障したのには参りましたが、うちの近く(と言っても半径2キロメートルほどですが)には大型家電量販店がいくつかあるので、これから購入のために行くこととします。

 パソコンを使い始めてから28年以上、これまで購入した自宅用プリンタ(TR8530を含めて3台)は、全てCanonの製品です。研究室用としてはEPSONの製品を購入したこともありますが、EPSONよりもCanonのほうが長持ちするという印象を持っています。

 ところで、プリンタの寿命は平均で何年くらいなのでしょうか。

 10年持てば十分である、ということかもしれません。こう思ったのは、減価償却資産の耐用年数等に関する省令(昭和40年大蔵省令第15号。現在は財務省令として効力を持っています)の別表第一を参照したからです。

 別表第一には「事務機器及び通信機器」の項目があり、次のように定められています。

 「謄写機器及びタイプライター」:「孔版印刷又は印書業用のもの」ならば3年、「その他のもの」ならば5年。

 「電子計算機」:サーバー用でないパーソナルコンピュータならば4年、「その他のもの」ならば5年。

 「複写機、計算機(電子計算機を除く。)、金銭登録機、タイムレコーダーその他これらに類するもの」ならば5年。

 「その他の事務用品」ならば5年。

 「テレタイプライター及びファクシミリ」ならば5年。

 「インターホーン及び放送用設備」ならば6年。

 「電話設備その他の通信機器」:「デジタル構内交換設備及びデジタルボタン電話設備」ならば6年、「その他のもの」ならば10年。

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iPhone15Proに変えてみた

2023年11月18日 07時00分00秒 | デジタル・インターネット

 2021年5月1日からiPhone12を使ってきましたが、昨日(2023年11月17日)の夕方にiPhone15Proに機種変更をしました。

 登場してからiPhone15とiPhone15Proを渋谷、二子玉川、梶が谷、青葉台で見ており、カメラ機能がよかったのでiPhone15Proを選んだのでした。私は、よく写真や動画を撮影するので、スマートフォンの中でもカメラの機能を重視しています。20年程前からソニーのサイバーショットを何台か購入してきましたが、iPhone12を手にしてからはコンパクトデジタルカメラを手にすることがなくなりました。iPhoneのほうが持ち運びやすいですし、4Kの動画も撮影できます。それでインターネット、メール、LINEをすることもできるのであれば、コンパクトデジタルカメラを買う必要もないと考えました。

 これからじっくりと使ってみて、ここにあれこれと書いてみたいものです。

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学校タブレット故障多発問題

2023年10月31日 09時10分00秒 | デジタル・インターネット

 私もタブレット端末を愛用しています。最初はiPadAir2、次が第6世代iPad、現在は第9世代iPadです。うちで使用しているメイン機がMacBook Proであるからということも理由の一つですが、多少値段が高くとも、仕事のために持ち歩くからには高い性能を持つ機械を選ぶほうが安心であるからです。

 それだけに、昨日(2023年10月30日)の18時付で朝日新聞社のサイトに掲載された記事「故障多発の学校タブレット、2年前に変色も 新規調達は別メーカーで」(https://www.asahi.com/articles/ASRBZ5D3SRBZPTLC00H.html)を目にして、あれこれと考えをめぐらせてしまいました。

 話の舞台は徳島県です。日本で教育現場用PCの性能の低さは一部でよく指摘されていることですが、記事に書かれている内容を見る限り、低性能のタブレット端末ではないかと思われます。あるいはバッテリーの寿命なのかもしれませんが、第6世代iPadを3年8か月使用し、MacBook Airを2011年8月から2019年3月まで約7年7か月使用し、現在に至るまでMacBookを4年7か月使用している私には、性能あるいは品質の問題であるとしか考えられません。

 徳島県教育委員会は、2020年度に、県立高校などの29校について16500台のタブレット端末を一括で配備しました。およそ8億円かかっています。単純に計算すれば1台が48000円超であったということになります(実際には違うでしょうが、記事を読む限りでは当時のiPadより高かったような気もします)。そのうち、3500台以上が故障しているとのことです。機械に個体差があることは当然であるとしても、20%を超える割合で故障が発生しているというのは、個体差の問題ではなく、全体的な品質あるいは性能の問題であるとしか思えないのです。これでは「一部の授業で停滞を招いている」としてもおかしくないでしょう。

 上記記事には「故障機は全て中国の『ツーウェイ』社製で、猛暑によるバッテリーの異常が大半という。このため新規調達の際は同社製を除く方針」であるとのことです。iPadしか使用したことがない私には、ツーウェイ社製のタブレット端末がどういうものかがわかりません。ただ、Googleで検索してみると、IT media PC USERというサイトに2023年4月13日付で「総務省がCHUWI(ツーウェイ)を『行政指導』 一部モデルで認証の取得漏れなどが判明 当該機種では『5GHz帯Wi-Fi』は使わないように」(https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2304/13/news080.html)という記事が掲載されており、「ツーウェイが日本で販売しているPCやタブレットについて、必要な認証を取得していない5GHz帯の無線LANの通信が可能だったことと、技適などの表示が紛らわしい(正しくない)状態で販売されていたこと」が紹介されています。電波法に違反するものであったという訳で、「徳島県教育委員会が学習用端末としてHi10 Xなどを配備した公立学校の児童/生徒に対して、5GHz帯の無線LAN通信を行わないように呼びかけてい」たという事実もあるようです。徳島県の学校では問題のある機械が使用し続けられていたということになり、その段階で何らかの検討を行うべきであったとは言えないでしょうか。

 しかも、いかにも教育委員会らしい話というべきか、2021年5月に徳島県立城ノ内中等教育学校で「同社製のタブレットが黒く変色し、保管庫にすすが充満して発火をうかがわせる事案があった」と、徳島県教育委員会の担当者が明らかにしたそうです(上記朝日新聞社記事によります)。さらに「消費者庁にも伝えていなかったという」おまけ付きです。非常に危険ですし、2021年5月の時点で性能や品質を検証すべきでした。徳島県知事も「公表の遅れも明らかにずさん」と認めざるをえなかったほどなのです。

 以上は、10月30日に徳島県知事によって開かれた記者会見で明らかにされたことであり、知事は「代替機を緊急調達するための費用を盛り込んだ補正予算案を編成し、県議会の11月定例会に提案する考えを示し」ました。そして、知事は「『子どもたちの教育機会を損なってはならず、対応を急がねばならない』と強調し、調達にかかる時間を優先し、端末を新たに購入するかリースするかを選ぶ方針。県議会の招集を待たずに予算措置する専決処分も検討するとした」とのことです。このような機械はリースのほうがよいのではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。民間企業、私立大学などであれば購入よりリースのほうが一般的ではないかと思われるのです。

 徳島県知事は「入札、機種の選定、品質確認などこれまでの経緯を検証する。専門家や文部科学省などの協力も得て解明したい」とした上で「県主体の検証は、副知事をトップとする緊急チームで行う」という旨も述べました。当然のことでしょう。

 それにしても、このような記事を読んで、日本企業がiPadのようなタブレット端末を生み出しえなかったこと、国産の機械が選定されなかったことを嘆いてしまうのは、私だけでしょうか。

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Apple WatchのOSが10になって

2023年10月11日 07時00分00秒 | デジタル・インターネット

2023年9月23日0時0分付で「Apple Watchの不便な点」という記事を載せましたが、毎日のように使っています。歩数計などにもなるので、役に立つのです。

そして、watchOS10になり、こんな文字盤が追加されました。

 御馴染み、ビーグル犬と何の種類かわからない鳥の最強コンビです。この文字盤にしておくと、スヌーピーとウッドストックがこの小さな画面でサーフィン、野球など色々なことをしたり、犬小屋の屋根の上で寝たりするところを楽しめます。

 小学校2年生の時にスヌーピーを知り、3年生になってからこの世界で最も有名なビーグル犬が登場する漫画「ピーナツ」を読んでいました(ファンになってから今年で46年が経った訳です)。全部を読んだ訳ではないのですが、楽しんできました。

 あくまでも個人的な感想あるいは意見ですが、「ピーナツ」はウッドストックが頻繁に登場するようになってから格段に面白くなったのではないでしょうか。そして、スヌーピーとウッドストックの名コンビがあれこれのストーリーを展開し(スヌーピーがビーグル長官を辞めてから、秘書だったウッドストックが暴露本を書いて出版しようとするという話まであります)、ウッドストックの仲間たち(レイモンドとハリエットを除くと誰が誰だかわからない)がビーグル・スカウトとして登場するようになってから、主人公のチャーリー・ブラウンの描かれ方などが少しずつ変化していったような気もします。さすがに、1980年代の後半か1990年代になってから、チャーリー・ブラウンが女の子に(少しばかり)モテるようになったり、ペパーミント・パティおよびマーシーとの三角関係(しかも、ペパーミント・パティよりマーシーのほうが本気度が上のようにも読めます)になったりしたことには驚きましたが。

 また、1980年代以降、登場人物が多くなりすぎた憾もあります(1970年代までは、スヌーピーの兄弟といえばスパイクしか登場しなかったくらいですから)。それでも、スヌーピー、ウッドストック、チャーリー・ブラウンといったキャラクターが登場することによって、あの独特の世界は維持されていたのです。そして、小学生時代から、ぼくはシュレーダーの登場回も楽しんできたのでした。

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Apple Watchの不便な点

2023年09月23日 00時00分00秒 | デジタル・インターネット

 昨年からApple Watch 7を使っています。

 自宅での仕事ではMacBook Pro、大学での講義その他の場面ではMacBookやiPadを使っており、スマートフォンはiPhone12というのが、私が使っている機器です。そこにApple Watch 7が加わる訳ですが、正直なところ、Apple Watch 7には不満があります。

 最初は、とにかくベルトが使いにくかったのです。私は腕時計を何本か持っており、はめやすさであればメタルベルト、腕にしっくりとくるというのであれば革のベルト(ツェッペリンの腕時計のベルトが特に心地よいために2本も買いました)というのが、長らく使い続けてきた上での結論です。それらと比べると、Apple Watch 7のベルトは非常にはめにくく、慣れるのに数週刊もかかりました。

 そして、9月19日にiOSおよびwatchOSを更新した際に、改めてApple Watch 7に不満を覚えました。「改めて」と記したのは、これまで何度も不満に思ってきた、ということです。

 iPhoneやiPadの場合は、MacBook (Pro)に接続して同期させることによってiOSを更新することができます。つまり、Wi-fiに接続する必要がないということです。しかも、Wi-fi接続よりも速く済ませることができます。

 これに対し、watchOSの場合は、有線LAN接続のMacBook (Pro)に接続して同期させることができません。つまり、Wi-fiに接続する必要があるのです。また、非常に時間がかかります。MacOSのアップデートと比較しても長すぎると感じますし、何度も失敗します。MacBook (Pro)とはUSB接続が可能であり、充電できるので、MacBook (Pro)と同期させた上でアップデートができるようにしてほしいと思っています。

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買い換えようか

2023年09月14日 23時45分00秒 | デジタル・インターネット

 iPhone15が発表されました。

 2021年5月1日からiPhone12を使っていますが、13、14を飛ばして、15に買い換えようかな、などと考えています。

 私は、iPhone12をコンパクトデジタルカメラの代わりとしても使っています。それだからこそ、気になっている訳です。

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購入したいので、気になっている

2023年06月06日 07時00分00秒 | デジタル・インターネット

 ラップトップ、タブレット、スマートフォンといった機器については、或る程度の時間をかけて下見なり何なりをしてから購入するようにしています。高い買い物ですし、仕事道具でもありますし、オンライン併用講義も行っていますから。

 そのような私が気になっているが、現行のMacBook Airです。

 今、講義などのために持ち歩いて使っているMacBookは軽くて使い易く、安物のWindows機よりはるかに高性能ですが、相対的であるとはいえ非力である点は否定できません。さりとて、13インチのMacBook Proでは少し重いので、それならMacBook Airだろうということになります。

 ただ、以前のメイン機であった、2014年3月購入のMacBook Proの13インチ(自宅以外の場所で使っています)が、さすがに限界を迎えている状況なので、まずはこちらをどうにかして、MacBookは自宅以外の場所でそのまま使い続け、その上でMacBook Airを購入しようかな、などと考えているうちに、時間が経過してしまいました(春にカスタマイズをした上で購入しようと思っていて、某店で相談もしていたのですが、結果的に放置状態になりました)。

 もう少し状況を見据えて、どうするかを考えてみます。

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Mac OS Venturaはどうだろう

2022年10月25日 23時54分50秒 | デジタル・インターネット

 長らくMac OS Ⅹの時代が続いたと思っていたら、この数年、Mac OSは11、12と変わってきました。そして、Mac OS Ventura、つまりMac OS 13が出ました。

 私も、先程、MacBook ProとMacBookのOSを13にしました。

 システム設定の画面などが大幅に変わり、慣れるのには少し時間がかかりそうです。

 しかし、Mac OSの場合、Windowsと違い、ヴァージョンアップをしても基本的な操作はあまり変わりません。Windowsの場合は、例えばスタートボタンの位置が変わったりしますし、起動音も違うものになったりしますが(それでも95の起動音はBrian Eno、Vistaの起動音はRobert Frippだったので楽しめました)、Macは基本を変えないので楽です。Windows 10から11に変わる時のように大騒ぎするようなこともないので、安心して使える訳です。

 Mac OSだけでなく、iPhone用のiOSが16から16.1に、iPad用のiOSも16になりました。全て更新を済ませています。

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3年8か月ぶりにiPadを買い換えた

2022年01月28日 17時35分00秒 | デジタル・インターネット

 3台目のiPadを買いました。第9世代で256GBのスペースグレーです。

 2016年5月16日に二子玉川の蔦屋家電でiPadAir 2を、2018年5月12日にやはり二子玉川の蔦屋家電で第6世代のiPadを購入して以来、教室での講義はもとより、オンライン講義でも使いました。うちのMacBook Proに接続して使ったりしたのです。Apple Pencilを使えると、メモアプリを起動して黒板か白板の代わりとすることもできるし、PowerPointで作成したスライドに書き込みをすることもできます。ただ、MacBook Proにもそれなりの負荷がかかるとともに、Zoomの画面が止まったりもしましたので、2021年度においてはオンライン講義であまり使っていません。むしろ、iPadを活用したのは教室での講義です。MacBookを教室とオンラインの併用で使うため、私自身が何かを参照する際にiPadを使っていた訳です。

 しかし、第6世代はSmart Keyboardに対応していなかったのでした。そこで、思い切って第9世代に買い換えることとし、ついでにSmart Keyboardを購入しました。iPadのオンスクリーンキーボードは使いにくいですし、Bluetooth接続の安価なキーボードも持っていましたがあまり使い勝手がよくなかったからです。

 Wi-fiの関係などでセットアップに少し手間取りましたが、なかなかよい使い心地です。Smart Keyboardとタッチパネルを併用するので、操作はかなり楽です。Smart Keyboardの打ち心地もよいです(ただ、私は電車の中でMacBookを使うこともあるため、膝やカバンの上に乗せて使うのはどうでしょうか)。

 しかも、私が持っているiPhone12と同期するので、セットアップの操作そのものは楽でした。MacBookの代わりになるかもしれないなと思いつつ、外で活用していこうかと考えています。

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高齢者にはフィーチュアフォンが良いのかスマートフォンが良いのか

2022年01月24日 07時00分00秒 | デジタル・インターネット

 2022年3月31日をもって3Gサービスが終了するという知らせを何度か受けています。

 私は、この3Gサービスのフィーチュアフォンの契約をしています。とは言っても、iPhone12を持っている私がフィーチュアフォンも使用しているのではなく、親に持たせているのです。

 元々は、東日本大震災を教訓に、何かと外出する母に持たせるために契約したのですが、6年前に母が亡くなってから父に持たせています。一度も機種変更をしていないので、10年は使ったでしょうか。もっとも、使用頻度はかなり低いのです。何せ、母は携帯電話が重いと言ってあまり持ち歩かなかったし、私にも「こんな重い物は持って歩けない」という趣旨のことを言っていました。携帯電話が重かったら何も持ち歩けないと思うのですが……。

 今後も契約を継続するならば機種変更をせざるをえないのですが、フィーチュアフォンが良いのかスマートフォンが良いのか、迷うところです。ちなみに、電話会社から届いた案内では、日本の会社が製造したフィーチュアフォンとスマートフォンの両方が1機種ずつ紹介されていましたが、スマートフォンのほうはAndroidです。

 料金はフィーチュアフォンのほうが安いようです。また、重量もフィーチュアフォンのほうが軽いです。ただ、フィーチュアフォンの機能はかなり限定されますし、スマートフォンを利用している者であれば不満も多いでしょう。

 もっとも、メール機能も使用しない高齢者であれば、フィーチュアフォンのほうが操作しやすいでしょう。基本的に電話をかけたりするだけならば、スマートフォンである必要もないからです。インターネットを利用しないのであれば、スマートフォンは無駄になりかねない訳です。

 よく、デジタル・ディバイドと言います。高齢者にはパソコン、タブレットPC、スマートフォンなどが使いにくい(使えない)ということです。実際のところ、覚える気があるかないかという部分も大きいという実感はあります。高齢者でも電車の中でフィーチュアフォンやスマートフォンでメールのやりとりなどをしている人は少なくありませんし、逆に頭から使えないと言う人もいますから。

 そうして色々と考えると、高齢者に持たせるならばまずはフィーチュアフォンだろうと考えられます。覚える気もない人にスマートフォンを持たせても意味はないですから。

 ※※※※※※※※※※

 私は、どうも「スマホ」という表現に馴染めません。まず発音しにくいからです。Phoneは「ホン」でなく「フォン」あるいは「フォーン」という発音ですし(少なくとも「フォン」か「フォーン」のほうが近いです)、「フォン」あるいは「フォーン」のほうが発音しやすいのではないでしょうか。

 ちなみに、フランス語、イタリア語、スペイン語では「ホン」というような発音がありません。h〔フランス語ならアシュ(アッシュ)、イタリア語ならアッカ、スペイン語ならアチェ〕は発音しないのです(方言であれば発音する場合もあるでしょうが)。例はフランス語のhommage(オマージュ)、スペイン語のhola(こんにちは、というような挨拶の言葉)です。また、ドイツ語でもhを発音しないことがあります。例えば、Hahn(雄鶏)という単語の場合、最初のHは発音しますが、aとnとの間にあるhは発音しません(長音記号のようなものと考えればよいでしょう)。

 ※※※※※※※※※※

 フィーチュアフォンやスマートフォンの話から離れますが、首都圏などでは御馴染みの、駅の自動券売機も使い方がわかりにくい、という人が少なくありません。もっとも、これは機械の操作そのものがわかりにくいというより、日本の鉄道網が複雑であることなどのほうが大きいでしょう。

 先日、高津駅で外国人に乗車券の買い方を尋ねられました。高津駅から田園都市線に乗り、東京メトロ半蔵門線の某駅へ行きたいということでした。

 実はここに厄介な点があります。田園都市線は東急電鉄の路線ですから、直通運転するとはいえ、半蔵門線の各駅は別会社の駅であるということになります。そうすると、最初の画面に登場する金額のボタン(状の画面)を押しても、世田谷線を除く東急線の各駅までしか乗車券を買えないのです。この場合には、東京メトロ云々と書かれているボタン(状の画面)を押し、画面を変えなければなりません。横浜高速鉄道みなとみらい線などについても同じです。

 私にとっては東急電鉄が最も身近なので例として出しましたが、他の大手私鉄やJRについても同様です。私が大学院生であった頃までであったか、本当にボタンが並べられていた自動券売機のほうが使い易かったということは言えるかもしれません。このように記す私は、現在、PASMOを使っているのですが。

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