田園都市線に限らず、首都圏の駅で、たまプラーザ駅ほど大きく姿を変えた駅は、少なくとも最近ではないでしょう。しかも、この駅は、渋谷のように何本もの路線が集まる所にありません。写真を見ても、一本の路線しか通らない駅であるとは信じられないのではないでしょうか。

たまプラーザ駅は、1966年4月1日に開業しました。これは、田園都市線の溝の口~長津田が開業したことによるものです。私が知っているのは1979年からの橋上駅舎ですが、一カ所しかなかった改札口もそれほど大きくなく、隣の鷺沼やあざみ野と比べても小さな駅という印象を受けました。
大きく変わったのは最近で、たまプラーザテラスの開業によります。改札口は1階にあり、ホームは地下にあることとなるのですが、地下駅であるという訳ではありません。地形の関係でこのようになっているだけで、南口(新石川のほう)からであれば電車は見えます。また、1階からも電車を見下ろすことができる場所があります。

改札口は円形を基本としており、デザイン的にも興味深いものとなっています。私が立っているのは中央改札ですが、反対側に東改札があります。大きな空間が広がっており、温室かと思えるほどですが、たまプラーザテラスと一体化しており、明るい感じの駅となっています。
たまプラーザ駅は、あざみ野駅と並んで青葉区北部のバスターミナルともなっており、地域の路線バスの他、成田空港や羽田空港へ向かう高速バスも発着します。この辺りを走る東急バスは、基本的に虹が丘営業所の所管であるため、川崎ナンバーとなっています。ターミナルは北口と南口の両方にあり、成田空港行きのバスも発着する北口は地下2階にあります。羽田空港行きのバスが発着するのは南口で、こちらは地上にあります。いきなり住宅地に入るかと思うと國學院大學たまプラーザキャンパスがあるなど、意外な変化を見せてくれるところです。
これだけ大きな駅ですが、実はたまプラーザ駅の一日平均の乗降客数は2011年度で7万3700人で、意外に少ないのです。隣のあざみ野駅は、横浜市営地下鉄との乗換駅であることもあって、平均で12万8986人(2011年度)ですから、かなりの差があることもわかるでしょう。他の路線との乗り換えがない駅で乗降客数が多いのが青葉台で、2011年度の一日平均乗降客数は10万8857人となっています。私もよく青葉台へ行きます。青葉区南部のバスターミナルともなっているのですから当然でしょうか。
東京急行電鉄のサイトに「各駅乗降人員」(2011年度)が路線別で掲載されています。それを参照して、田園都市線の駅の中でたまプラーザが何位となるのか、示していきましょう。
1.渋谷駅(641,781)←半蔵門線への直通客を含む。東横線の乗降客数は含まれていません(改札口が別であったためです)。
2.溝の口駅(144,335)←大井町線を含まないそうです。
3.あざみ野駅(128,986)
4.三軒茶屋駅(122,133)
5.長津田駅(121,375)
6.青葉台駅(108,857)
7.中央林間駅(97,512)
8.二子玉川駅(77,422)←大井町線を含まないようです。
9.たまプラーザ駅(73,700)
10.駒沢大学駅(70,244)←急行通過駅では最も多い数です。