ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

暑中見舞い、ということで

2013年07月24日 09時02分52秒 | 写真

 文月も下旬となり、暑中見舞いに相応しい時期かと思われますので、私が持っている扇子の写真を載せておきます。

 私は文月生まれであり、そのためかどうかわかりませんが夏を好みます。しかし、ここ数年続いている猛暑や酷暑には戸惑います。そうでなくとも、夏にはとくに注意しなければならないことが多いのです。タオルは欠かせませんし、水分補給も怠りません。着替えの回数も多くなります。冷房に弱いほうなので、その対策もしなければなりません。食事にも気をつけます(生肉、刺身などの類を食べないようにしています)。

 暑さを和らげたりするためには様々な手段があります。溝口や青葉台ではスプレー、シートなども売られており、私も「ほんとに効果があるのかな?」などと思いながら見ているのですが、もっと手っ取り早く、携帯にも便利な手段がこの日本に存在することを、決して忘れてはなりません。

 使い方次第では様々な用途に重宝するもの、それが扇子です。

 この扇子は、2011年5月15日、青葉台東急スクエアのS1別館地下1階にあったハンズセレクトで見つけ、買ったものです。何種類か置かれていましたが、幼いころから好きで、図鑑などで何度も見ている鳥獣戯画ということで、迷うことなく買いました。2000円でお釣りがきたと思います。

 (ちなみに、現在はS1本館3階にハンズ・ビーがあります。ハンズセレクトのほうがよかったような気もします。)

 京都市右京区にある高山寺に伝わってきた絵巻物、鳥獣戯画は、第1巻と第2巻が平安時代、第3巻と第4巻が鎌倉時代に書かれたものと言われています。最も有名なものは第1巻で、御覧のように兎や猿などが擬人化され、遊戯などをしています。

 実は、私はまだ一度も本物を見たことがありません。NHK教育テレビ(Eテレ)の「日曜美術館」で取り上げられたことがあり(「アートシーン」かもしれません)、東京のどこかの展覧会で公開されたのですが、時間をとることができなくて断念しました。やはり実物を目にしたいものです。

 それにしても、それぞれの動物が生き生きと、しかもユーモラスに描かれています。日本の漫画の元祖という評価があるのも理解できます。

こちらは兎と蛙です。何かを担いで運んでいます。当時の庶民生活を戯画化したものなのでしょうか。

 こちらの兎は、矢が当たったという訳ではなく、腰に着けた物(はっきりわからないのですが)に矢を入れて踊っているかのように見えます。あるいは、狩りをして、獲物に喜んでいるという図でしょうか。

 青葉台のハンズセレクトで売られていた扇子の絵柄は上の写真のものですが、他のヴァージョンもあったかもしれません。この類のものは、どうやら年によって絵柄などが異なっており、翌年(2012年)、そして今年も、東急ハンズなどで見たりしているのですが、鳥獣戯画の絵柄の扇子は見当たりません。同じことはTシャツなどにも言えることで、気に入ったデザインのものなら早めに買っておくのがよい、ということです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする