6月17日に、早稲田大学名誉教授の新井隆一先生が逝去されました。
同月の22日に通夜が、23日に告別式が、所沢市斎場にて行われました。
1992年4月に早稲田大学大学院修士課程に入学してから5年間(修士課程3年間、博士後期課程2年間)、私は新井隆一先生の御指導を受け、行政法などの研究を進めてきました。その後も、研究会などでもやはり御指導を受けました。文章の意味などについて、とくに厳しい御指摘を受けたことを、今もよく思い出します。
また、先生がよく私におっしゃられたことで、とくに印象に残っている言葉がいくつかありますが、私自身が講義などの場で使わせていただいているのは(無断使用になってしまって申し訳ないのですが)「法律学は言葉の学問である」というものです。大学院を出て大学の教職に就いてから今年で20年となりますが、意味するところの深さを常々、そしてますます深く感じるようになってきています。
改めまして、先生の御冥福をお祈り申し上げます。