ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

延長は何時になるやら

2018年06月13日 00時49分58秒 | 写真

 2018年度、毎週火曜日に中央大学経済学部の講義「行政法」を担当しています。

 うちから中央大学多摩校舎に行くには、まず武蔵溝ノ口駅から南武線に乗ります。その上で①登戸駅で小田急線小田原線に乗り換える(さらに新百合ヶ丘駅で小田急多摩線に乗り換える)、②稲田堤駅で降りて京王稲田堤駅まで歩いて京王相模原線に乗る、③分倍河原駅で京王線に乗り換える(さらに高幡不動駅で京王動物園線か多摩都市モノレールに乗り換える。学部生時代のメインルートでしたが、当時はまだ多摩都市モノレールの建設すら始まっていません)、④南武線の終点の立川駅で降りて立川北駅か立川南駅へ行って多摩都市モノレールに乗る、⑤立川駅で中央本線に乗り換えて豊田駅で降りてバスに乗り換える、というような選択肢があります。私が使うのは②か④ですが、①でも多摩都市モノレールを利用することとなります(③の場合は多摩動物公園駅から歩くという手もあります)。

 多摩都市モノレールは1998年に開業しましたが、この時は上北台駅から立川北駅までの区間でした。立川北駅から多摩センター駅までの区間は2000年になってから開業しました。これで中央大学、明星大学、帝京大学などへ通うのが楽になりました。

 さて、このモノレールですが、実は全通していません。上北台駅には一度だけ行ったことがありますが、乗り換えの路線もなく、いかにも中途半端な感じがします。また、多摩センター駅では京王相模原線または小田急多摩線に乗り換えることができますが、やはり中途半端な感じがします。

 上は多摩センター駅の1番線から撮影したものです。この先に延長する可能性があると思えませんか?

 その通りで、実は多摩都市モノレールには町田駅までの延長計画があります。そればかりでなく、運輸政策審議会答申第18号によれば、唐木田を経由して八王子までの路線なども、整備を検討すべきものとしてあげられています。また、上北台駅から箱根ヶ崎駅までの延長も計画されています。

 具体的にどのようなルートを採ることになるのかわかりませんが、たしかに町田駅まで延長すれば、利便性は高くなるでしょう。私は、何度もこの多摩センター駅の真下の道路を車で走っていますが、多摩市南野から先、町田市小野路町に入ると急に道が狭くなる上にかなりの急勾配(しかも長い)、そして小野神社前交差点から小野路交差点、鶴川駅方面が渋滞することが多いのです。小野路町は鶴川駅からもかなり離れています。鉄道路線があれば相当に利便性が高くなるだろうと思えてきます。

 とは言え、用地確保などは大変でしょう(既に確保されている所もあるようですが)。とくに、この多摩都市モノレールには軌道法が適用されるため、道路の整備が前提となります。莫大な費用が必要となることは間違いないところですし、今後の人口の推移を考慮に入れると、延長の実現は困難であるような気もします。

コメント
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