10月1日に「高津湯の建物が解体される」という記事を載せました。実際に解体される前に、写真として残しておこうと思い、近所で買い物をしてから高津湯の前を通りました。
何かの作業が行われているので、じっくりと見ることはできませんが、建物の壁に絵が描かれています。
すぐ後ろにあった帝京大学医学部附属溝口病院は2017年5月に二子五丁目に移転しました。奥のほうに写っています。溝口三丁目の建物は解体され、現在は駐車場になっています。私がみている限りでは、まず満車になることがありません。バイクと自転車の駐輪場もあり、そちらは比較的利用率が高いようです。ちなみに、高津湯の隣には帝京大学医学部附属溝口病院の溝口研究棟があります。
高津湯に入ることがないままに終わってしまいましたが、ここは薪でお湯を沸かしていたそうで、その薪の置場がトラックの背後、トタン屋根の小屋のような場所にありました。2017年9月に撮影した写真も「高津湯の跡」という記事に掲載していますので、比較していただければ幸いです。
高津湯の入口です。「おふろ荘」として営業していた時には、前に案内板が置かれていました。入口の扉にも絵が描かれています。
2017年9月に撮影した写真と比較していただくとおわかりと思いますが、左右の壁の一部が崩されています。右側を見ていただければ、脱衣場があったことがわかります。公衆浴場であった時代には壁と目隠しがなければ話にならなかった訳ですが、ギャラリーなどとして使うには不要であるということです。「おふろ荘」であった時には、外から脱衣場の様子がわかりました。敢えて、ここが銭湯であったということがわかるようになっているのです。左側も同様です。
さすがに敷地の中に入るとまずいので、道路から撮影してみました。あれこれの絵が、壁に、扉に、窓ガラスに書かれています。この絵も一緒に解体されてなくなるのでしょう。実際に解体されるのがいつなのかわかりませんが、早めに目に焼き付けておくのがよいでしょう。ただ、この高津湯前の道は車一台分しか幅がないような狭い道路で(なのに一方通行ではありません)、付近には住宅も多いので、御注意を。
なお、高津区内の公衆浴場は、現在営業しているところに限れば全て橘地区にあります。新作、千年、千年新町、子母口、久末、東野川です。いずれも溝口からは離れており、最寄り駅は武蔵新城、武蔵中原ということになりますが(久末のみ、横浜市営地下鉄グリーンラインの東山田駅が最寄り駅となるそうです)、これらの駅から1キロメートル以上離れている銭湯もありますので、地図などで場所を確認しておく必要があります。
高津地区では二子新地駅の近くに湯プラザウェルネスという店舗がありますが、長期休業中です(昔ながらの銭湯という建物ではなく、ビジネスインウェルネスというホテルに併設されていましたが、ホテルは廃業したようです)。