増田正・友岡邦之・片岡美喜・金光寛之編著、高崎経済大学地域政策研究センター編集協力『地域政策学事典』(2011年、勁草書房)、3000円(税別)
この本は今年の8月に刊行されており、私はブックファースト青葉台店で見つけました。仕事柄、地方自治などの分野の書籍が並んでいる棚には必ず目を通し、何冊か買っています。
事典と銘打っているだけあって、都市政策、住宅政策などの項目について簡明な解説が示されています。「法制度と地域」では、「法言語」、「法律と条例」、「行政作用」など、行政法や民法などの項目が並んでいます。行政法については、まずはこれだけ知っておいてほしいと思うようなところが上手くまとめられていました。民法などについては薄めですが、これはやむをえないところでしょう。法律学をしっかり勉強したいという人には不向きであることも否めないのですが、政治学(とくに行政学や地方自治論)を本格的に勉強したいという人には、最初に目を通すべき書籍として最適でしょう。
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