ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

幻祭夜話

2019年12月03日 08時00分00秒 | 音楽

 中学生時代に渡辺香津美さんの「トチカ」を聴いてジャズやフュージョンに興味を持ちだした私ですが(ということは、小学生時代にテレビのCMか何かで「ユニコーン」を聴いていたことになります)、決定打はウェザー・リポートでした。最初に買ったアルバムは「プロセッション」でしたが、どうしても「ブラック・マーケット」を買いたくて、大井町の阪急に行ったこともありました。今でも曲としては「ブラック・マーケット」が最も好きです。

 何だかんだと、ウェザー・リポートのオリジナルのアルバムは全て購入しましたが、その中で一番好きなのは何かと尋ねられたら、まずは「幻祭夜話」(Tale Spinnin')をあげます(次に「ライヴ・イン・トーキョー」でしょうか)。

 ウェザー・リポートというと「バードランド」がトップを飾る「ヘヴィー・ウェザー」が最も有名かもしれません。その次が「ブラック・マーケット」、「8:30」、またはデビューアルバムの「ウェザー・リポート」あたりでしょうか。それらに比べると「幻祭夜話」は地味ですが、全6曲を一貫したコンセプトが流れているように聴けるのです。この一貫性が他のアルバムよりもかなり強いように感じられます。また、1曲目("Man in the Green Shirt")、3曲目("Between the Thights")および5曲目("Freezing Fire")におけるリズムの強力さも特筆に値するでしょう。1970年代における良質のジャズ・フュージョンの典型とも言えます。少なくとも、「幻祭夜話」なくして「ブラック・マーケット」も「ヘヴィー・ウェザー」もなかったと言えることは間違いないでしょう。

 ちなみに、私が持っているのはLPで、CBS SONYの1970年代のレーベル・デザインのものです。上半分程が、クラシック音楽の場合は青、ジャズなどはオレンジとなっていました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第4部:住民税・事業税 第2... | トップ | 今年もこの季節が »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事