ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2009年3月17日、武蔵新田駅(その2)

2020年05月11日 00時00分00秒 | まち歩き

 最初にお断りです。今回は、「待合室」の第312回として2009年5月3日から10日まで掲載した「東急多摩川線途中下車(4) 武蔵新田駅(その2)」の再掲載です。なお、誤字脱字を除いて修正をしておりません。

 

 武蔵新田駅周辺を歩いています。東急多摩川線の沿線は、京浜急行羽田線の沿線とともに、町工場の多い所でした。しかし、産業構造に大きな変化があったため、街も随分変わりました。しかし、「小さな駅の周囲の小さな商店街、そして静かな住宅地」という大枠には、あまり変化がないようです。そこがよいのです。

 環状8号線から駅へ戻り、踏切を渡ります。前にも記しましたが、東急多摩川線の途中駅(沼部、鵜の木、下丸子、武蔵新田、矢口渡)の構造は、上りホームと下りホームが別になっており、改札口も別になっている、というものです。構内に跨線橋などはありません。そのため、上り電車に乗る時には上りホーム側の改札口を利用しなければなりません。踏切の遮断機が下りる時間などを考慮しておかなければならないのです。

 上の写真は上り(多摩川方面)側の駅舎です。下り側の駅舎より大きな建物となっています。PASMOなど、ICカード専用の自動改札機が目立ちます(ピンク色がそれです)。

 駅の標示板を見て、私は「おかしい」と気付いたのですが、おわかりでしょうか。

 通常、駅の標示板には「●●駅」と書かれています。この武蔵新田駅も、下りホーム側の改札口に掲げられている標示板はきちんと「武蔵新田駅」と書かれているのですが、上りホーム側は「武蔵新田」としか書かれていません。「駅」がないのです。単に忘れられたのか、何か別の理由があるのか、それはわかりません。

 上り側改札口と踏切、そして下り側駅舎を同時に撮影してみました。

 「新田大明神」というポスター(?)が貼られています。武蔵新田という駅名の由来です。詳しいことは機会を改めて記しますが、この駅の近くに新田神社があります。

 東急多摩川線の場合、駅の名称と所在地とにかなりのズレがあります。まずこの武蔵新田ですが、所在地は大田区矢口1丁目です。同区に新田という地名はありません(昔は存在したのかもしれませんが、それは脇に置きます)。下り電車に乗って次の駅が矢口渡(やぐちのわたし)ですが、所在地は大田区矢口ではなく、同区多摩川1丁目です。ここで「おかしい」と思われた方もおられるでしょう。矢口渡駅の所在地が大田区多摩川1丁目であるなら、多摩川駅の所在地はどこなのか、と。解答を記しておきますと、多摩川駅の所在地は大田区田園調布1丁目です。

 武蔵新田駅前の商店街は非常に短く、歩いて数分もすれば住宅街に入ります。南西側にもアーチがあり、「ふれ愛」と書かれています(名付けられているのでしょうか)。

 先ほどのアーチは交差点の所にあります。そこから別の通りを歩きます。人通りはそれほど多くありません。奥のほうに、京浜地区などではお馴染みのマルエツがあります。

 角度を変えてみました。狭い道路が交差する場所ですが、五叉路になっています。 いつ開店したのかわかりませんが、もう少し時間が遅かったら入りたくなるような造りの店でした。

 同じ交差点です。進入禁止の標識の辺りから、まだ商店街が続いています。自動車はあまり通りません。 そのため、非常に歩きやすい商店街です。


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