最初にお断りです。今回は、「待合室」の第313回として2009年5月10日から17日まで掲載した「東急多摩川線途中下車(4) 武蔵新田駅(その3)」の再掲載です。誤字脱字を除いて修正をしておりません。
武蔵新田駅の周辺を歩いています。商店街からマルエツの前を経由し、踏切の所まで来ました。ここで商店街は終わっています。
奥に真直ぐ進むと駅です。右側に東急多摩川線が通っており、それに平行する形で自転車置き場があります。 首都圏には、自転車の利用者が多いにもかかわらず駐輪場が整備されていないという駅も多いのですが、武蔵新田駅は整備されているほうでしょう。
踏切から商店街のほうを写してみました。
踏切から蒲田側を撮影してみました。奥のほうが坂になっているのは、国道1号線(第二京浜)との立体交差になっているためで、さらに進むとまた地上に戻って矢口渡駅に到着します。
今度は、同じ踏切から駅を写してみました。ホームの短さがすぐにおわかりになると思います。
駅に戻ります。上りホームに「新田大明神」の広告があり、駅名の由来も書かれていたので撮影しました(まずいかな?)。新田というのは、日本史ではお馴染みの新田義貞の次男、新田義興のことで、新田神社は義興を祀っているのです。
ここで敢えて注文を記しておきますと、デザイン優先なのかもしれませんが文頭を一文字分空けるという常識を守らず、しかも改行なし、という文章はいかがなものでしょうか。文章をゆっくり読む人がどの程度いるのかわかりませんが、国語という点ではまずいのではないでしょうか。
なお、この広告の文中に「矢口の渡し」が登場しますが、この場所についてはいくつかの見解があることに注意しておかなければなりません。矢口という町名、矢口渡という駅名は、この辺りに「矢口の渡し」があったということで名付けられているのですが、稲城市に矢野口という地名があり(JR南武線に同名の駅もあります。また、よみうりランドの所在地でもあります)、そこに「矢口の渡し」があったという説も有力なのです。また、今の二子橋付近にあった渡しが「矢口の渡し」という説もあります。この他にも見解があるようです。いずれにしても多摩川の渡し舟であることだけははっきりしています。
目蒲線は長らく3両編成で運行されていましたが、最後の何年間かは4両編成で運行されていました。そのため、ホームは4両分の長さとなっています(鵜の木駅だけは3両分です)。東急多摩川線は3両編成に戻りました。
(追記)「東急多摩川線途中下車」シリーズは、現在のところ、この武蔵新田駅で終わっています。下丸子駅、矢口渡駅および蒲田駅を取り上げないまま、10年以上の歳月が経過しました。「待合室」を終えてからでも5年が経過しています。
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