ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

南武線のE233系8500番台 鎌倉車両センター中原支所(旧中原電車区)N1編成

2024年10月03日 00時00分00秒 | 写真

 仕事の関係で、講義期間中は一週間に一回、南武線を利用します。朝の9時台に武蔵溝ノ口駅に行くと、何本か回送電車を見かけます。武蔵溝ノ口駅の構内にある電留線に到着することもあれば、同駅3番線から宿河原駅構内の電留線に向かう電車もあり、そして武蔵中原駅の近くにある鎌倉車両センター中原支所(旧中原電車区)に向かう電車もあります。今回は、おそらく鎌倉車両センター中原支所に向かう回送電車を撮影しました。

 1番線をゆっくり通過していきます。E233系8000番台のN1編成でした。登戸駅からの回送ではないかと思われますが、詳しいことはわかりません。

 今でこそ、武蔵溝ノ口駅は武蔵小杉駅の影に隠れるようになりましたが、実は南武線において武蔵溝ノ口駅は運行拠点の一つです。運転士さんが携行している仕業票には武蔵小杉駅ではなく、武蔵中原駅および武蔵溝ノ口駅の着発時刻が書かれていますし、現在でも武蔵溝ノ口駅止まりの電車、武蔵溝ノ口駅始発の電車があります。その代表例が、武蔵溝ノ口駅7時8分発の各駅停車登戸行きで、これは武蔵溝ノ口駅始発なのです。

 2024年になってから武蔵溝ノ口駅の1番線および2番線にホームドアが設置されました(3番線には設置されていません)。東急の溝の口駅には既に設置されていますので、7年ほど遅れた訳です。

 Wikipediaには溝口について「川崎市民および利用者の大半は、当駅と乗換駅である、東急田園都市線・大井町線の溝の口駅、駅周辺を『ノクチ』と呼ぶことが多く、駅ビル『ノクティプラザ』の名称の由来にもなっている」と書かれていますが、どこまで調べて本当のことを書いているのかと疑います。根っからの地元民などはこういう言い方をしないものですし、住民でも溝口のことを「ノクチ」というのをあまり聞きません。武蔵溝ノ口駅・溝の口駅周辺に勤務している人や学校に通学している人の表現ではないでしょうか。似たような例が中原区小杉町で、昔からの住民や、南武線や東横線を利用している人であれば「小杉」で通じます。一時期よく聞いた「ムサコ」という馬鹿な表現では、武蔵小杉なのか武蔵小金井なのか武蔵小山なのかわかりません。

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