都営地下鉄三田線および浅草線の三田駅の周辺を歩いています。地上からではわかりにくいのですが、田町駅のそばの国道15号線の下にあるのは浅草線のホームであり、三田線のホームはほぼ日比谷通りの下にあります。そのためか、三田線のホームはカーブを描いています。
芝五丁目交差点で、国道15号線から日比谷通りが分岐します。東京箱根駅伝では、往路が日比谷通り→国道15号線(1区)、復路が国道15号線→日比谷通り(10区)となりますから、この交差点は1月2日および3日に全国で映ります。
同じ交差点で、左側が日比谷通りです。三田線は大手町までこの道路の下を走ります。東京の地下鉄の中でも数奇な運命をたどった同線ですが、その話は「待合室」で何度か記しましたし、その3で再び記すことといたしましょう。この駅にも深い関係があるためです。
芝五丁目交差点のそばに、港区立勤労福祉会館があります。裏に都営アパートがあり、さらに区立の保育園もあります。駅からも近いので、住む場所としてはよいかもしれません。
東京都港区芝五丁目18番の海抜は3.6メートルです。田町駅の芝浦口から南東に少し歩けば運河を渡ることになりますし、芝浦ふ頭も近いので、意外に高いという気もします。
勤労福祉会館の上は都営アパートでしょうか。このように、地上に近い部分を何らかの施設とし、それより上の階をアパートにするというのは、古い都営住宅ではよく見るところです(例、都営バスの渋谷営業所や早稲田営業所)。
勤労福祉会館から日比谷通りを北上すると、再び三田駅の出入口です。こちらからは三田線のホームのほうが近く、浅草線の乗り場までは時間がかかります。こちらは海抜3.4メートルでした。完全に平らな土地など、そう滅多にあるものではないのかもしれません。
NECこと日本電気の本社の前に着きました。芝五丁目です。この本社の周囲に、三田駅の出入口が集中しています。富士通ほどではないとはいえ、この会社も川崎市とは浅からぬ縁にありまして、南武線の向河原駅の前には玉川事業所があります。武蔵小杉の乱開発(このように表現してもよいでしょう。) より前には、中原区内でも屈指の高層建築物でした。また、高津区内で最も高い建物(マンション)はKSPの真向かい、久本三丁目にありますが、そこも10年ほど前まではNECの事業所でした。また、高津区北見方には日通工の本店・事業所がありましたが、後にNECインフロンティアとなり、現在はNECプラットフォームズとなっています。
NECと言えば、ワードプロセッサーの「文豪」、PC-98シリーズが有名です。しかし、私はどちらも使用したことがありません。学部生時代から院生時代まで使用していたワープロはパナソニックのU1-PROシリーズ、パソコンはパナソニックのウッディシリーズに始まり、東芝(この会社も川崎市と深い縁にあります)のダイナブック、ソニーのバイオ、そしてアップルのマッキントッシュを購入してきました。
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