クイズのようなものになりますが、神奈川県最北端の駅はどこでしょうか。
答えは、次の写真です。
川崎市多摩区にある、京王相模原線の京王稲田堤駅です。1971年に開業しました。それまで、京王帝都電鉄(現在は京王電鉄)には神奈川県に所在する駅がなかったのですが、調布から京王多摩川までの短い路線であった多摩川支線が、相模原線と改称した上で京王よみうりランド駅まで延長することにより、初の神奈川県所在駅が誕生しました。このような経緯もあるためか、川崎市には京王バスの路線がなく(仮にあったとしても麻生区のごく一部)、京王稲田堤駅の周辺には川崎市バスと小田急バスの路線があります。また、次の京王よみうりランド駅は東京都稲城市にあるため、1974年に相模原線が京王多摩センター駅へ延長することになるまで、京王稲田堤駅が神奈川県に所在する唯一の駅であったことになります。1974年に開業した若葉台駅が、神奈川県に所在する京王帝都電鉄の駅として2番目となりました(当時は川崎市多摩区に所在する駅でしたが、分区により麻生区所在の駅となっています)。3番目が終点の橋本駅で、相模原市緑区にあります。
京王稲田堤駅から少し離れた所に南武線の稲田堤駅がありますが、長らく乗換駅として扱われていなかったようで、相模原線についてはよく覚えていませんが、南武線では乗り換え案内の放送はなかったのでした。2006年12月から乗り換え案内がされるようになったそうです。
ただ、乗り換えには注意を要します。南武線の稲田堤駅には、上り電車(登戸、川崎方面)の1番線ホームの端にのみ改札口がありますが、京王稲田堤駅には北口と南口があります。乗り換えの際には、京王稲田堤駅の北口を利用するのがコツです。2分か3分も歩けば着きます。これに対し、南口を利用すると、府中街道(川崎街道)沿いでわかりやすいし、何かと便利ではあるのですが、南武線の踏切で引っかかることになりますので、乗り換えには不便です。
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