以前から知っていた話ではありますが、共同通信社が2024年11月6日17時05分付で「常磐線、来春からワンマン運転 南武線も、JR東が省力化実現」(https://nordot.app/1226805176662900858)として報じていました。
JR東日本が11月6日に正式に発表したことで、南武線の川崎駅から立川駅までの区間(どうして共同通信社は起点と終点を逆に書いているのでしょうか? 誰が考えても東海道本線の古い駅を起点にするでしょう。裏街道が起点で表街道が終点だって?)、常磐線の各駅停車が運行される綾瀬駅から取手駅までの区間において、2025年春からワンマン運転を開始するということです。
南武線の浜川崎支線、すなわち尻手駅から浜川崎駅までの区間では、既にワンマン運転が行われています。これに対し、川崎駅から立川駅までの区間は、とくに川崎市内で混雑度も高く、本数も多いので、その割にはホームドアの設置率も高くないので、ワンマン運転を開始しようとすることには不安もあるのですが、省力化の動きは止められないということでしょう。今後、乗務員を確保することが難しくなることは確実であるためです。首都圏では今後予測される人員不足に対処するためのワンマン運転が広がっており、東京メトロ丸ノ内線などが代表例としてあげられるでしょう。
東京メトロ、都営地下鉄、東急、横浜高速鉄道みなとみらい線で行われているワンマン運転では、ATO(自動列車運転装置)またはTASC(定位置停止装置)を採用しています。こうした路線で運行されている電車の運転席にはモニターが設置されています。JR東日本でもこうした仕様にするようです(ただ、ATSがベースになると思われます)。
ワンマン運転は、今後も導入されるようです。2026年には横浜線(東神奈川駅から八王子駅まで)および根岸線(横浜駅から大船駅まで。但し、横浜線直通列車のみのようです)、2030年までには山手線、京浜東北線+根岸線、中央本線各駅停車+総武本線各駅停車、埼京線+川越線で実施される方向とのことです。
ちなみに、私鉄でまだワンマン運転が行われていないところもあり、大手私鉄では小田急、相鉄および京浜急行の3社となっています。
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