東武東上線高坂駅(TJ28)で撮影しました。普通森林公園行きとして運行されているところです。
首都圏の地下鉄乗り入れ車両としては今や少数派(というより唯一の存在?)となった非VVVF制御車である東武9000系は、営団地下鉄有楽町線乗り入れ用車両として1981年から製造されたものです。また、東武鉄道で初の10両固定編成の系列でもあり、初の軽量ステンレス車体を採用した系列でもあります。用途が限定されていることもあって、東武鉄道の路線では東上線の池袋駅から小川町駅までの間でのみ営業運転がなされています。
21世紀に入ってしばらくしてから、東京メトロ副都心線への乗り入れにも対応できるように改造されました。但し、最初に製造された9101Fだけは改造されず、東上線のみの運用に限定されています(2023年に廃車)。他の編成は副都心線を経由して東急東横線および横浜高速鉄道みなとみらい線にも乗り入れます。
製造初年が1981年ということですから、既に40年が経過していることになります。この車両より後に登場した東武20000系シリーズは、既に東京メトロ日比谷線への乗り入れ運用から撤退していますし、東京メトロの車両でこの東武9000系とほぼ同じ車齢というと、半蔵門線用の8000系ということになります。
置き換えが始まってもおかしくないと思っていたら、東武鉄道が9000系の置き換えを発表したそうです。詳しいことはわかりませんが、今後、9000系および9050系を新型車両に置き換えるとのことです。そうなると、9000系を見る機会あるいは乗る機会はあまり残されていないということになりそうです。
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