ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

のるるんのモデル 営業運転開始から20年が経過した

2022年12月11日 00時00分00秒 | 写真

 2002年に営業運転を開始した東急電鉄の2代目5000系は、2022年に20周年を迎えました。東急線のキャラクター、のるるんのモデルにもなったこの系列は、田園都市線用として登場し、10両編成で東京メトロ半蔵門線はもとより、東武伊勢崎線・日光線への直通運転も行っています。また、5118F、5119F、5121Fおよび5122Fは8両編成として東横線で運用されており、横浜高速鉄道みなとみらい線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線・西武池袋線および東武東上線にも直通しています。

 各駅停車押上行きとして、二子玉川駅4番線に到着するところです。

 5000系は、21世紀に入ってからの東急線のスタンダードとなりました。目黒線用として5080系、東横線用として5050系、その10両編成ヴァージョンである5050系4000番台、さらに横浜高速鉄道が所有するY500系が製造されてきました。最近、目黒線が8両編成化されたことで中間車が製造されていますし、5050系4000番台も増備されています。そればかりか、池上線および東急多摩川線用の7000系、大井町線急行用の6000系も、基本は5000系ですから、5000系シリーズは世田谷線を除く東急各線で活躍していることとなります。

 田園都市線用の5000系は、或る意味において時代の急速な流れに翻弄された系列と言えます。田園都市線の混雑緩和のために6扉車が登場し、編成の組み替えが行われました。6扉車の組み入れにより、一部の4扉車が5050系に編入されています。その後、ホームドアの整備により6扉車が不要となり、廃車されてしまいました。20年間にかなりの変化を見せた5000系は、少なくともあと10年程、田園都市線、半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線を走ることでしょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地方公共団体の議員のなり手... | トップ | 近鉄21000系21102F »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

写真」カテゴリの最新記事