今回は伊豆箱根鉄道大雄山線の5000系です。大雄山駅に停車中のクモハ5011+モハ5012+クハ5506(右)を撮影しました。
この編成もバイナリー・ヘッドマークではなくLED式の行先表示器を採用しています。以前にも記したように、大雄山線の下り電車は全て大雄山行き、上り電車は全て小田原行きであるため、LED式を採用する必要もないように思われるのですが、やはり視認性の問題でしょうか。LEDの場合、写真に撮影するとシャッタースピード、あるいはLEDの点滅速度の関係で行先表示が半分ほど消えかかったようなものにしか見えなくなったりすることがありますが、目でみる際には、とくに悪天候に見舞われたときなどに見易いのでしょう。あるいは、非常時のためなどに途中駅を行先に設定できるようにしたのでしょうか。その点を今回は確認できなかったのですが、よく考えると、バイナリー・ヘッドマークでは試運転や回送を表示できませんので、そのことも考えられたのでしょうか。
左に留置中のクモハ5007+モハ5008+クハ5504、右に小田原行きとして出発を待つクモハ5011+モハ5012+クハ5506です。この小田原行きに乗りましたが、予想していたよりも乗客は多く、途中の何処かの駅で先頭のクハ5506の座席は埋まり、立っている客も多く見受けられました。中小私鉄の一路線、しかも、東京駅から特急踊り子号が直通運転される駿豆線に比べてはるかに地味な存在の大雄山線ですが、通勤通学路線としての需要は比較的大きいものがあると感じました(たったの一回で即断するのは危険であるとわかっています)。
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