ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

都営三田線途中下車(14) 巣鴨駅

2020年08月01日 01時44分20秒 | まち歩き

 今回は、2008年4月30日から5月7日まで「待合室」の第263回「都営三田線途中下車(14) 巣鴨駅(その1)」として掲載した記事、および2008年5月7日から同月13日まで「待合室」の第264回「都営三田線途中下車(14) 巣鴨駅(その2)」として掲載した記事の再掲載です。但し、第264回の文章のデータが消失しているため、写真だけの掲載となります。また、第263回の分についても、文章の一部を修正しています(基本的な内容の修正はありません)。なお、写真は全て2008年4月15日に撮影したものです。

 

 2007年には一度も都営三田線途中下車シリーズをやっていません。そこで、久しぶりに都営三田線の途中駅を取り上げることにしました。今回は、JR山手線との乗換駅、巣鴨です。

 但し、名所案内やグルメガイドなどを期待していただいても困ります。少なくとも関東ローカルのテレビ番組などでは「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨とも言われていますが、いまや関東地方では原宿よりも巣鴨のほうが知名度が高いくらいで、原宿を「若者の巣鴨」と表現するほうが、現状に適合しています。それくらい、巣鴨は、関東地方のテレビ番組で何度も取り上げられています。この「待合室」で同じようなことをしても仕方がありません。

 それに、私自身は、街を歩くこと自体は好きなのですが、食べ歩きなどにはそれほど興味がありません。民放の旅番組などを見ていて「つまらないなあ」と思うのは、結局、温泉と食事しか内容がないからです。ローカル線の旅などをやっていても、そのローカル線の状況などはほとんどわかりません。温泉と食事だけであれば、何もローカル線から何からを引き合いに出す必要はない訳です。首都圏や京阪神地区 、そして一部の大手私鉄の沿線地域を別とすれば、名所、温泉などをまわるなら自家用車やレンタカーのほうがはるかに便利です。 車で直行して温泉や旅館などを「点」として紹介すればよいのであり、「線」を取り上げる必要はありません。

 そもそも、このコーナーの趣旨は「ちょっとした風景を載せたい」 というもので、ついでにあれこれと私自身の感想などを述べたいと思っています(しかも、時には批判的内容となります)。今回は勿論、これからも好き勝手にやっていこうと思っています。

 三田線は、元々、東京の地下鉄としては6号線が正式の名称であり、私の小学生時代までは都営6号線と言っていました(ちなみに、浅草線が都営1号線、都営新宿線が都営10号線、大江戸線が都営12号線です)。そして、都営6号線の当初の起点がこの巣鴨駅でした。当時の終点は志村 (現在の高島平)です。

 地下鉄巣鴨駅の改札口は、東京の地下鉄ではあまり例がない構造になっていて、乗車専用が一箇所、降車専用が一箇所になっています。山手線から三田線に乗り換えるには都合の良い構造ですが、逆に三田線から山手線に乗り換えるには少しばかり時間を食うような構造になっています。また、ここは豊島区なのですが、地下鉄の駅のほうには何故か板橋区報が置かれています(豊島区報も置かれています)。

 ここの出口ですと、山手線に乗り換えるには不便ですが、白山通りに沿っているアーケード商店街に出るには好都合です。東京でも時々見かける、歩道部分のみがアーケードになっている商店街でして(もっとも、車道部分までアーケードになっていたのではたまりませんが)、人通りも多く、活気があります。

 なお「とげ抜き地蔵通りに直行したい」という方には、西巣鴨側にある出口をお勧めします。

 山手線の巣鴨駅です。三田線も利用できます。撮影したのは平日の午前中ですが、既に首都圏各地からたくさんの高齢者の方が集まっています。山手線の駅は掘割の構造になっておりまして、この写真には登場しませんが右側の橋の下を通っています。

 それにしても、この巣鴨駅周辺は、山手線の南側(三田線で言えば千石側)と北側(西巣鴨側)とではこんなに色彩が違うものなのかと思われるような場所です。とげ抜き地蔵通りが北側にあるためなのか、高齢者の人通りが多いのは北側だけでして、南側は地元の買い物客などが多いのです。食堂などでも、北側と南側とでは値段を含めてかなりの違いがあります。

 さて、巣鴨駅前商店街を歩くこととしましょう。平日の午前中ですが、人通りが多いのがわかります。土曜日や休日であればもっと多くなるのでしょうか。ただ、とげ抜き地蔵通りと違い、この商店街にとくに高齢者を客層として考えているような店舗はそれほど多くありません。

 久しぶりに歩いたのですが、「ソーラーアーケード完成!!」というノボリが気になります。右側(道路の反対側)にはソーラーパネルが写っています。

 少し歩くと、こんな電力計(?)が置かれていました。ソーラーパネルから取り入れた太陽エネルギーによって発電し、アーケードの照明などに役立てようということでしょう。

 この類の話で非常に気になるのは費用です。現在、太陽光発電をやるための自家用ソーラーパネルがどのくらいの値段であるのかはわかりませんが、それほど安価なものではないという話を聞いたことがあります。しかも、一定の重量がありますから、設置するにも屋根の強度などが問題となるでしょう。コストをかけて、一体どのくらいの電力を賄えるものなのでしょうか。

 電気は、基本的に貯めておくことができません。電池も、たとえ使用していなくともしばらく放置しておけば放電して力が弱くなります。そのため、発電しても利用しなければ、その分が無駄になりかねません。 この商店街の場合、発電して得られたエネルギーをどのように利用しているのでしょうか。そのことについて記された案内板などは見かけられないようです。

 また、太陽光発電の場合、天候に左右されるはずです。曇天や雨天の場合に、果たしてどれだけの発電能力があるのでしょうか。

 都営地下鉄三田線の路線案内の看板まで掲げられていますが、巣鴨駅の建物ではありません。都営バスの巣鴨営業所です。この建物のすぐそばに、浅草雷門行のバス乗り場があります。

 バスの営業所というと、駅や街から外れた場所にあるというのが通常でしょう。しかし、都営バスの場合は、何箇所か、このように駅や街に近い営業所があります。既に廃止された目黒営業所(都営バスの)がその例で、東急目黒駅から歩いて1分もかからない場所にあります(東急バスの目黒営業所は、東横線の学芸大学駅と目黒線の武蔵小山駅との間にあります)。また、渋谷営業所、早稲田営業所のように、都営住宅などの1階にあるという例もあります。

 目の前の白山通りの下に、地下鉄の駅があります。右側に進めば千石、神保町、大手町方面、左側に進めば西巣鴨、板橋区役所前、高島平方面です。さて、あまり時間がないのですが、左側のほうに進んでみることといたしましょう。

 (ここからは、文章のデータが消失しているため、写真のみとなります。)

 

 

 

 

 


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