東京メトロ半蔵門線用の車両として1981年から営業運転を続けている8000系は、製造初年の点からすれば、現在、東京メトロ最古参の車両です。銀座線用の01系、日比谷線用の03系は、一部が他の私鉄に譲渡されているものの、東京メトロから(少なくとも営業用としては)姿を消しており、これらよりも8000系が長く活躍してきたのですが、18000系に置き換えられることとなっており、徐々に廃車が進められています。
また、8000系は、当時の帝都高速度交通営団の車両として初めてワンハンドルマスコンを採用しました。言うまでもなく、東急新玉川線・田園都市線(現在は田園都市線に統一)に乗り入れるためです。但し、一部の編成は東西線で運用されたことがあり、その関係で当初はマスコンとブレーキ弁が別になっていました(その期間は短く、半蔵門線に移る際にワンハンドルマスコンに改造されています)。
当初から半蔵門線および田園都市線を走ってきた8000系は、2003年から東武伊勢崎線・日光線にも乗り入れています。それから20年が経過しようとしており、8000系も引退の日を迎えようとしています。
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