ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

秋月城址へ行く(4)

2015年03月05日 00時45分46秒 | 旅行記

 〔今回は、「待合室」の第296回(2008年12月7日から16日まで)として掲載した記事の再掲載です。かなりの時間が経過したこともあって、一部を修正しております。なお、写真撮影日は2008年9月7日です。〕

 

甘木駅から自転車で秋月城址に向かい、城址に入る橋に到着しました。いよいよ、杉ノ馬場に入ろういうことで、小さな橋を渡ります。

 橋を渡りきる前に、橋の上からの風景を撮影しようと思いました。下流のほうを撮影したものです。 左側は、いかにも城の石垣のように見えて、なかなかの雰囲気をかもし出しています。川面からは大きな石が見えます。何らかの法則で敷き詰められているようにも見えますが、どうなのでしょうか。多くの川のように、実はコンクリートで川底が固められていたとすれば興醒めです。

 秋月美術館の奥のほうを撮影してみました。昔ながらの日本家屋です。 いや、日本家屋でも上層の人々などが住む家屋でしょう。今では屋根瓦なども見なくなりつつあります。葺いたりするのが大変でもあるからでしょう。しかし、秋月城址付近ではよく見かけます。

 実は、私は鉄筋または鉄骨の住宅よりも日本家屋のほうを好みます。冬の寒さなどを考えると鉄筋または鉄骨の住宅のほうが住みやすいのですが、夏などは日本家屋のほうが住みやすいような気がするのです。また、手間はかかりますが畳敷きの部屋は気分のいいものですし、板敷きであっても、日本家屋のほうが西洋風家屋より心地の好いものです。

 そして、縁側があることです。ベランダよりも縁側です。ついでに言えば、庭に木々が生えていて、蚊に悩まされたりしながらも虫たちなどの様子を見たり、鳴き声を愛でたりするということができる、そんな空間を手に入れたいと思っています。

 橋の上から、反対側を撮影しました。 こちらのほうが、いっそう好ましい風景となっています。手前はお店の屋根なのですが、その屋根も懐かしさを覚えさせるものとなっています。この奥のほうへ、川を遡ると、どこへ向かうのでしょうか。甘木駅前の観光案内所でもらった絵地図によると、この野鳥川は八丁峠のほうから流れているようです。そうすると、山の向こうは嘉麻市のほうでしょうか。また、古処山や屏山などのほうにも行けるでしょう。

 秋月美術館です。ここが杉ノ馬場の入口にあたります。中に入ってみようかと思ったのですが、入っていません。この後、秋月からは遠く離れた場所にも行きたかったからです。 今考えると勿体無い話です。

 ここは、秋月藩の重臣であった戸波家の屋敷跡であるそうで、黒田家の遺品は勿論、ルノワール、横山大観、岸田劉生の作品も展示されているそうです。

 それにしても、簡素でありながら風格を感じさせる入口です。 質実剛健という言葉を形にしたようなものでしょう。豪華絢爛な建物は見慣れると飽きてしまいますが、質実剛健という感じの建物は、見慣れれば見慣れるほど味がわかってきます。

 この建物が何であるのか、よく覚えていませんが、秋月美術館からは少し離れています。お店か食堂かもしれませんが、 何となく、民家園を歩いているような気もしてきます。このような、趣のある建物は、実際に住むとなったら維持費やら何やらがかかって大変でしょうが、一軒欲しいと思ったりもします。


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