今回は「川崎高津公法研究室」に掲載していた「待合室」の第161回として2006年4月24日から5月1日まで掲載した「都電荒川線に乗って(その4)」の再掲載です。今から15年前の話ですので、その点には何卒御注意を。
都電荒川線の電車は、三ノ輪橋電停を発車しました。都営地下鉄三田線西巣鴨駅に近い(歩いて5分くらい)新庚申塚電停まで乗ります。旧型電車と同じ方式なので、少し低めのモーターの唸りとともに、しかも遅いのにガタガタと揺れるのですが、せっかく乗ったので、私としては初めて、車内から写真を撮ってみました。
三ノ輪橋電停を出発して間もないところですが、どこの電停の近くか、よく覚えていません。走行中の電車から撮影したことがすぐにわかるという写真です。
荒川七丁目電停のそばです。都電荒川線は軌道線で、このように、電車優先とはなっておらず、踏切、というよりは交差点で信号待ちをする場所が多いのです。遮断機もありません。とにかく、青信号になるまで待ちます。路面電車なら当たり前の光景でしょう(もっとも、東急世田谷線には若林踏切しかないのですが)。
運転席から撮影したのではなく、望遠機能を使って客席から撮影しました。念のため。
京成上野線、東京メトロ千代田線との乗換場所である町屋電停です。ここも荒川七丁目と同様で、電車優先ではありません。赤信号の時間がかなり長かったと記憶しています。時間があれば、町屋駅周辺を歩いてみたかったのですが。
どのあたりだったでしょうか。町屋駅前からしばらく、このような感じで続きます。道路の真ん中を走っていますが、車が入ることはできません。車に抜かされながら、のんびりと(?)電車は進みます。お昼時、お客は多く、結構混んでいます。
都電荒川線の線路の幅は、世界的に珍しい1372ミリメートルです。この幅を採用しているのは、現在、都営新宿線、京王線(井の頭線を除く)、東急世田谷線、函館市電しかありません。
宮ノ前電停に止まっています。尾久八幡神社のすぐそばです。このあたりからさらに混んできたので、宮ノ前電停から先については撮影していません。
この後、電車は王子駅前に出ます。そして、本当に道路の真ん中を車と一緒に走り(よくぞ廃止されなかったと思います。車にとって邪魔なことは否定できないし、右折はしづらいし、電車が時間通りに動けないことも多いと思われるので)、飛鳥山電停からはまた専用の軌道を走ります。そして、滝野川、西ヶ原を通って新庚申塚に到着しました。私はそこで降りましたが、電車は大塚駅前、雑司ヶ谷を通って早稲田まで走ります。
さて、次回はどこを取り上げようか、と考えています。
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