道央の初夏

2006年06月26日 | 
汽車は、緑の大地を走り抜け
やがて古い駅に到着する。
機関車は、白い煙をあげてしばしの休息。
機関車の息吹以外に聞こえてくるのは
穏やかな風の音と、虫の声だけ。

発車の時間になり、
機関車は再び力強い汽笛を鳴らし、
走り出す。

全開にした窓からは、
道央の風に乗せて、土や草の香りが吹き込む。

短い夏の始まり。
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