不思議な街・池袋

2010年08月11日 | 徒然
西側に東武があって東側に西武が…
と、いうのは有名な話ですが
まぁ、もともとの両デパートおよび乗り入れている
母体の私鉄の経緯を知っていれば
何の不思議もない由来があるだけです。

今日は、そんな話ではなく
もっと不思議な池袋の話しを…

サンシャイン60をご存知の方も多いいと思いますが
池袋駅があれだけたくさんの地下道、地下街を有していながら
なぜ、駅からサンシャインまで地下道が無いのか…

まぁ、おそらくは
単にルート上に丸ノ内線が浅い深度で走っていたり
湧水の多い地域だから造らないだけなんでしょうけれども…。


サンシャインの地下変電所。
これも一部の書籍などではオカルト的に扱われてますが
電気事業施設なので警備的にサンシャイン側が一般に公表していなかったり
出力が多くないので、東電が公表する変電所一覧に組み込まれないだけという
そんなサゲだったりもします。

さて、サンシャインといえば
もともと巣鴨プリズンが有った場所として有名ですが
サンシャインシティの敷地、
北側に切り欠くように東池袋公園という公園があります。
実はここは処刑室のあった場所で
まさに死刑台のあった場所には「永久平和をねがって」という石碑も
建立されています。
ここではA級戦犯だった東條元首相や廣田元首相が処刑されています。


まもなく、その戦犯とさた者達が指揮した戦争が終わって65年を迎えます。


舗装道路もなくバラック小屋だらけだった闇市の西側。
刑務所が建つ、湿地帯だった東側。
薄暗く、子供一人では歩けないほどの汚い地下道。
肥しを運んでいた西武線。

少なくとも30年前までは
バラックと地下道は、まだまだ上記の様相でした。

すべては過去のものになってしまって
いまは外国人観光客さえやってくる
都内有数の一大観光都市。

あんな「場末」感たっぷりだった
東京の田舎町がよくもあれだけ開けたなと
昔の池袋を知っている私は思うわけです。

一部の商業ビルなどは
周辺の土地を包含拡張しての建て直しをしたりしています。
これから池袋はどう変わっていくのでしょうか。
半世紀でここまで変化した不思議と
これからの変化への恐ろしさは
どんなオカルトにも勝ると感じる今日この頃…
コメント
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