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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 4-2 The Lying Detective ほんのちょっとだけ感想です。

2017-01-11 21:52:28 | Sherlock S4E2
シャーロックS4の内容が含まれますのでご注意ください。
ネタバレ回避している方でここを通りがかった方、すみませんが全力ですっ飛ばしてください。










放送直後、タンブラーやツイッターでは例の場面で埋め尽くされていました。
みんな・・・落ち着け・・・

E1以上にセリフも展開も早くてついていけず(てか、英語に)内容がよくわかっていません。
特にスミスさんの部分はさっぱりわからないのでそこは飛ばして・・・・
脳内妄想で補完しつつほんの少しだけ感想を。

メアリーが死んでふたりに大きな傷を残してしまい、
ジョンは自宅でカウンセリング、シャーロックもドラッグに溺れてる感じ?(事件がらみ?)
そんな状況を見かねたハドソンさんの活躍でとりあえず顔を合わせるようになったふたり。

その間にスミスさんといろいろあって、
シャーロックのピンチにもジョンは動かなかったけど、
結局、メアリーのメッセージが入ったDVDを見たジョンはシャーロックを助けに行く?
メアリーはジョンを救え、じゃなくて、
シャーロックを救うことでジョン自身も救われる、というような事を言っていたような。

ジョンは自分はシャーロックが思っているような人間じゃない、という事で
例の浮気の告白をしたのでしょうか。
結局、メールのみのお付き合いだったようですけどその時シャーロックにあの女からの着信があって
ジョンがしきりにアイリーンとシャーロックをくっつけようとします。
そして、なんとシャーロックの誕生日のお祝いをジョンが。
誕生日ネタはいつかやってほしかったんだけど、言葉だけでした。
もっとなんつーか、オールナイトで騒ぐとか・・・ないんですか。


ここからさらにネタバレです。



一応一件落着か?と思いきや、
ジョンのセラピストが実は、
ジョンの浮気相手であり、シャーロックの依頼人であり、ホームズだったという・・・・つまり変装の名人?
ユーロス・ホームズ。東風だそうです。
ジョンに銃口を向けた彼女。銃声が聞こえてエンドです。



以前からモファティスさんが言及している通りこれはシャーロックの成長物語だったし、
そこには大人の階段を上ったふたりの友情がありました。
ふたりが乗り越えなければいけない壁をやっとどうにか乗り越えた感はすごくよかったです。
ホームズにそんなリアリティが必要かどうかは置いておいて。
ただ、メアリーの力を借りて乗り越えなくても・・・という気はしました。

結局、メアリーとは一体なんだったのか。
シャーロックに愛する人の死の悲しみを教える、という事かもしれませんが、
それなら別にCIAじゃなくてもいいじゃん?
「平凡だけどシャーロックでさえも心を開いてしまう人物」だけで良かったような。
元工作員とかAGRAとかジョンの嫁だとかシャーロックの親友だとか、やっぱり盛り込みすぎのような気がします。

正直な話、メアリーが死んでもあまり同情できなかったです。
フリーランスの暗殺者として、今までどのくらいの命を奪ったのか、
そんな仕事をしていればいつかはそうなるよね。ってドラマの中でもマイクロフトが言ってるけど。
感情移入がしづらいキャラクターになってしまったような気がするので、
今更悲劇のヒロインな展開になっても、やっぱり微妙に思えてしまうんです。

そんな状況でジョンがシャーロックを責めても説得力のかけらもありません。
「おまえがメアリーを殺した」とかどの口で言うのでしょう。
メアリーだってシャーロックを殺しかけたんだし。

そして、ユーロス・ホームズさん。
また、チートそうなキャラクターを持ってきましたね。
まだ彼女が3人目のホームズとは言及されてはいませんが・・・どうなんでしょ。

3人目のホームズ、姉妹説は結構ありました。
E1のシャーロックの子どもの時のフラッシュバックの声が少女の声だったし。

彼女が出てきたとき真っ先に思い浮かべたのが御大のこのツイート。
ビクトリア版の撮影の時のツイートなのですが、
ユーロスさん、サイコパスというかかなり壊れているような感じがしたので
もしかしたらシャーロックと双子?とか思いました。


私の考察ほど当てにならないものはないので全然違うと思いますけど。

しかし、シャーロックは依頼人として彼女が来た時全然気が付かなかったのでしょうか。
シャーロックの上をいく人物が出てくるの、もうやめて(泣)

E2はスピード感があったし、映像も初期のころを意識したようなカラーで、
ストーリーもかなり練られていたそうです。
ユーロスの登場も嫌いじゃないし、面白そい展開になりそうだとは思っているんです。

でもやっぱり私は最初の頃の、いつも事件が起きるのを待っているソシオパスと
実はシャーロックよりアブナいアドレナリンジャンキーがロンドンで事件を解決する、が好きだなあと。
もうあの世界はもう戻って来ないんでしょうね。

何だかいつも文句ばかり言ってすみませんです。

あ、ちなみにアイリーン・アドラーはE3で出るのかどうかも話題になっていましたが・・・

もう、いいっちゅーねーん。(キレ)
シャーロックとジョンだけでじゅうぶんです。
ヴィンセント・スターレットの「221B」の世界でいいんです。
ついでにマイクロフトの恋愛もね、お兄さんにはあまり人間ぽくなってほしくない気もするんです。
そもそもホームズってそんな話じゃないじゃん。

そういえばE3のプロモ画像、「221B」の世界っぽくないですか?


そんなわけで以前の記事から見つけてきたので、最後に記して終わります。
感想にもならなくてごめんなさいです。

221b

Here dwell together still two men of note
Who never lived and so can never die:
How very near they seem, yet how remote
That age before the world went all awry.
But still the game's afoot for those with ears
Attuned to catch the distant view-halloo:
England is England yet, for all our fears—
Only those things the heart believes are true.

A yellow fog swirls past the window-pane
As night descends upon this fabled street:
A lonely hansom splashes through the rain,
The ghostly gas lamps fail at twenty feet.
Here, though the world explode, these two survive,
And it is always eighteen ninety-five.

以下、拙訳です。

221b

有名なふたりの男がずっと住んでいる
男たちは生きていない、それ故に死ぬことも無い
とても近くにいるように見えてなんて遠いのか
世界の破滅が目の前にきている
それでも彼らは耳を澄まして獲物狙っている(ゲームを始めている)
遠くの獲物を捕らえるために順応する
私たちが恐れるゆえイングランドは変わらない
心が信じるものはただ真実のみ
窓ガラスのそばで黄霧がうずまく
夜この伝説の街を不意に訪れる
1台の馬車が雨の中しぶきをあげる
ぼんやりとした20フィートのガス灯が消えていく
たとえ世界が爆発しようとも2人は生き残る
それは常に1895年なのだ


Sherlock 4-1 The Six Thatchers その1

2017-01-09 22:03:33 | Sherlock S4E1
Sherlock Series 4 Episode 1

Director: Rachel Talalay
Writers: Mark Gatiss


超意訳の拙訳です。
誤訳等ありましたらご一報いただけると喜びます。

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S4E1の内容とネタバレが含まれますのでご注意ください。



冒頭は最後の誓いの後半、シャーロックがマグヌッセンを撃つ場面から始まります。


場面は変わり、内閣府。


THE CABINET OFFICE
70 Whitehall, London SW1A 2AS
This is to certify that all materials pertaining to:CASE: BT198255D./SH
Have been classified as: D NOTICE – 100 YEAR
By order of: E Smallwood
TOP SECRET

と案内のある部屋でマグヌッセンを撃った場面がモニターに映し出されています。


マイクロフトが説明しています。
MH:これからご覧になる映像は最高機密になります。よろしいですか?
メモを取らないでください。一歩でも部屋の外に出たら一切口にしてはなりません。


国防秘密記事出版禁止を通達。
この部屋の中にいる、コードネーム「アンタークティック」「ラングデール」
「ポーロック」そして「ラブ」のみ真実を知る事になります。
※順番は順当にいくと「マイクロフト」「サー・エドウィン」「シャーロック」「スモールウッド」のように思いますが、
ラングデールはラングデール・パイク?ポーロックは恐怖の谷の人物とか考えると、
もう少し捻ってそうな気もします。

(みんな真剣に聞いています・・・のように見えます)

他の者については首相かそれ以上になります。チャールズ・オーガスタ・・・
お前ツイッターやってるのか?
SH:No.
MH:そうかね。
SH:そうだよ、やってるわけないだろう。なぜ僕がツイッターなんか。
MH:よこしなさい。
SH:は?やだね。
MH:何をしてるんだ
SH:離せ。
MH:見せなさい。

(仲良し・・・)

シャーロックのスマホを取り上げるマイクロフトが読みあげていきます。
MH:"Back on terra firma..."
SH:よせ、読むな。
MH:"Free as a bird."
SH:あんたはいつも興をそぐような事をする。
MH:シャーロック、お前真剣に取り組んでるのか?
SH:ぼくは真剣だ。真剣じゃないわけ無いだろう
MH:"Hashtag, oh what a beautiful morning."
SH:ほんの少し前まで僕は命懸けの任務を負っていたんだ。
しかし今は暖かくて居心地の良いオフィスに居る。僕の兄とね。

ここまで言ったところでレディ・スモールウッドの前にあるお菓子に気づきます。
SH:それ、ジンジャーナッツ?大好物なんだ。
シャーロックは立ち上がるとジンジャーナッツを鷲づかみにします。
MH:勘弁してくれ。

LS:医者によるとあなたはクリーンだと。
SH:全く問題ない。クスリはもう必要ないんだって言ってるだろう。仕事があるんだから。
Ed:君はひどく高揚しているぞ。
SH:ナチュラルハイだ。確かに僕は酷く高揚してる。
だって
♪Glad to be alive!
と歌いだすシャーロック。

※:マイクロフトが読み上げている「Back on terra firma」「Free as a bird」
「Oh what a beautiful morning」そして最後の「Glad to be alive」もすべて曲のタイトルにもありました。
なので引用をしてツイートしてるのでしょうか。ポエマーですね。

SH:次はどうするんだ。君、名前は?
突然シャーロックは奥に座っている女性を指名します。
Vi:ヴィヴィアン。
SH:君ならどうする?
天気もいいし、散策に出かけたり紙飛行機飛ばすとかアイスキャンデー食べるとか?
Vi:アイスキャンデーがいいわ。
SH:アイスキャンデーね。何が好き?
Vi:いえ、私は答えられません
SH:いいから。
Vi:Mivviesはまだあるのかしら。

(みんな呆れている様子です)

ここでスモールウッドさんが制止します。
LS:Mr Holmes.

ふたりで「YES」と返事をするのがすごく好きです。

LS:続きを。
MH:Yes of couse.

マグヌッセンを撃つ場面が出ます。
SH:なるほど。誰が撃った事にしたんだ?
Ed:引き金に指をかけて勇み足の新兵の誰かだ。

SH:なかった事にするのか。

MH:そうだ。

LS:見事ね。どうやったの?
Ed:ここには非常に優秀な人材がいる。
ジェームズ・モリアーティが国中のTCスクリーンをハッキングできるなら、
我々には監視カメラの映像にほんの少し手を加える技術がある。
これが一般の目に触れる公式な映像だ。

(みんな真剣なのにシャーロックは口に放り込もうとしたクッキーを落としたりしてます。子どもか)

LS:わざわざ恩赦をだす必要はないですね。
今回は目をつむりましょう、ミスター・ホームズ。安心するように。
スモールウッドさんのお許しの言葉に軽く「Okay, cheers.」と言って立ち上がります。

LS:言うまでもありませんが、モリアーティの件はまだ解決していませんから。
SH:モリアーティは死んだと言ったはずだ。
LS:ビデオメッセージを撮影される前に死んだと?
SH:Yes.
LS:あなたは、彼の次の行動もわかると言ったわね。
どういう意味なの?
Ed:どうって事ないでしょう。
たんにあなたを怖がらせようとしているだけですよ。

SH:そうじゃない、彼が期待外れだったことは一度もない。
彼は何か計画をしていた、長期に渡る何か。
彼が屋上から生還しなかった場合に実施される何かだ。
死者の復讐。いや、それよりも死者のゲームの方がいいな。

LS:この件を対処して貰うためにあなたを戻したの。
どうするつもり?
SH:待つ。
LS:待つ?
SH:そう、待つんだ。ターゲットは僕だ。だから待つ。
何が来るとしても、彼が何を用意していても、それがいつ始まるのか僕にはわかる。
なぜだかわかるか?
LS:なぜ?


SH:Because I love it.


そしてオープニングが入ります。


その2へ続きます。
シャーロックのテンションがちょっとアレすぎて・・・・
でもマイクロフトは良い味出してますねー。
弟に振り回されるお兄ちゃん、大好きです。

2017年 最初のいろいろ

2017-01-07 07:42:11 | BC_2017・2018
元旦にもやっているので最初ではないのですが
何となく気持ち的に・・・・

ストレンジさんとシャーロックです。
シャーロックはS4の話題ですが内容に触れる話題はリンクにしています。

ストレンジさん公開を1月27日に控えプロモーションを目にすることも増えてきました。

これはベネディクトの新年のご挨拶とトレーラー
「アケマシテオメデトウゴイザイマス」


そういえば、ファンタビ見に行った時に予告が流れていました。
大画面のストレンジさん、かっこいいですね。

そしてまさかのストレンジさんとヤクルトのコラボ。
内なるパワー、なるほどー。
ちなみに私は明治のR-1を愛飲しています。身体の中から強さを引き出します。


↓Youtube
NewY「Inner Power」篇30秒

ソーの3作目、ソー:ラグナロクにストレンジさんが参戦することが正式に決定したそうです。
『マイティ・ソー』第3弾にドクター・ストレンジ参戦!ソー&ハルクと共闘


ソー、ハルクとタッグを組んで戦うらしいですが、そのままアベンジャーズにも参戦するみたいですね
ストレンジさんのスペックは桁違いらしいので神様とのタッグがちょうど良いのかしら。
原作通りな展開になりそうですがロキとのご対面が気になります。
トムヒとの共演はあるのかしら。


ここからはシャーロックの話題です。
S4に登場する犬の「トビー」についてキャストたちの感想がUPされています。
ビハインドシーンですが重要なネタバレはありません。
ひたすらかわいいです。
Filming With The Dog - Sherlock
マーティンがワンコ大好き、動物大好きと言っていました。
ベネディクトはコミコンでも前回のインタビューでも言っていましたが
とにかく手ごわい(笑)ワンコだったみたいで、
スタッフが最終手段を講じていたのも面白かったです。


相変わらず漂っているトムヒ出演の噂。
リンク先は内容に触れていますのでご注意ください。
Will Tom Hiddleston Really Guest Star on Sherlock?


そして根強く残る御大の発言。
これがあるからみんな期待しちゃっているような・・・

真相はいかに。
遅くとも15日にはわかっていますよね。
どうかどうかトムヒじゃなくてもいいから変な改悪だけはやめてください、お願いします。

S4の批評とそれに対する御大の反撃がありました。
批評はこちら。すごい見出しですね。
実は大きい声では言えませんが・・・・・・同意する部分も多々あったりします(汗)
Sherlock is slowly and perversely morphing into Bond. This cannot stand

それに対する御大は詩で応戦。
To an undiscerning critic… from Mark Gatiss

これはLondon Opinion誌で批判されたコナンドイルが詩で反論した事をマネているそうです。
原文はこちらです。
To An Undiscerning Critic

さすが御大ですね。ホントやる事にそつがないと言うのでしょうか。

この記事もななめ読みですがちょっと面白かったので。
シャーロック・ホームズの本質とは?
What's the Essence of Sherlock Holmes?

ワトソンが不可欠だそうですよ(ここしか読んでない笑)

Bigissueのベネディクトのインタビューです。
スーパーファンの前で撮影するのは特別な経験だよ!
FILMING IN FRONT OF THE SUPERFANS IS A SPECIAL EXPERIENCE!

日本版出てくれないかしら。

もうひとつ。
シャーロックコンが10月にロンドンで開催されるそうです。
今回はヒルトン バーミンガム メトロポール(Hilton Birmingham Metropole Hotel)で
参加者は割安で宿泊できるそうです。
sherlocked.com
シングルルーム1泊朝食つき89ポンド、今のレートだと11,000円弱なので、
部屋のグレードによるけど確かに安いのかな。

しかし相変わらずゲストがまだ誰も決まってないのね。

最後に、
1月6日はシャーロック・ホームズの誕生日でしたね。
英国はまだ6日なのでギリギリですがお祝いを。
Happy Birthday!40歳!(BBC版)

Interview with Benedict Cumberbatch

2017-01-05 14:09:21 | Sherlock Topics 2017
先月BBCに掲載されたSherlockキャストのインタビュー、
まずはベネディクトを一部訳してみました。
毎度の拙訳です。

元記事です。
Interview with Benedict Cumberbatch


Q:ビクトリア朝の衣装からあのシャーロックのコートに戻ってどんな感じですか?
A:あのコートをまた着ることができて嬉しいよね。のりのきいた襟とモーニングスーツとは対照的で。
でも撮影したの真夏なんだよ。凄く暑い日にもコートを着てたんだよ!
コートは彼という人物の一部なんだ。彼の道具だし鎧だ。

Q:ドラマの冒頭でシャーロックやジョン、メアリーはどんなふうに登場しますか?
A:新しい事がいろいろおきてる。例えば赤ちゃんとかね。
子どもの世話をする責任はスーパー探偵にものしかかってくる。
子育ては決して簡単ではないけど犯罪が絡むと余計に困難になるよ。

Q:ジョンとメアリーは新米のパパとママだけどシャーロックはどう思いましたか?
A:シャーロックは彼らを家族として守らないといけないと感じるんじゃないかな。
だけど、彼は新生児に関しては天才でもなんでもないんだ。
僕のスキルや対話が彼のよりも様になってるといいな。
彼の一見した無関心さは滑稽ですらあるが、それは深い愛情に裏打ちされているもので彼は真の守護天使なんだよ。

Q:あなたのシャーロック・ホームズはどうやって作り上げましたか?
シャーロックは単にシャーロックというだけでなく、赤ちゃんから子どもに、
それから青年期に入り、最初のエピソードでは30歳だった。
マイクロフトという兄と両親がいるのはわかっているけど、彼の子ども時代はどうだったのか?
最も多く脚色され演じられてきた、稀代の偉大な探偵だから僕はできるだけ早いうちに多くの情報が欲しかった。
気取った態度や癖を模倣するだけでなくバックグラウンドも必要だから。
僕は僕の演じるキャラクターがどういう人物なのか情報に基づいて把握し実証しようとしているんだ。

Q:シャーロックを演じる魅力は何でしょう?
A:役者として取り組んでいるのは面白いストーリーを伝え、ただそれにのめりこむことだよ。
何かに戻るのはある程度の安心感がある。バンドを再結成して、彼の一面を演じるんだ。
僕は同じ役に戻ることはあまりない
今のところはこの12エピソードと1本のスペシャルだけでそんなに多くはない。
シャーロックのスケールはいつも、他のと同じくらいすごく大きなエネルギーがある。
僕たちのプロデュースは最終的にかなり映画的でハイクオリティなんだけど
あらゆる分野のデザイナーが低予算だけでなく完璧に作り上げる時間もない中で映画並みに仕事をしなければならなかったんだよ。

Q:子どもや動物との共演はうまくいかないと言いますが、S4ではどちらとも共演していますね。
どうでしたか?
A:最初のエピソードで面白い犬と共演したんだ。彼はすごく可愛かったけど街中がちょっと怖くて、
たくさんの人がいるのも怖くて舗装された道があまり好きじゃなかった。
僕たちはバラ・マーケットに行き、コンクリートで舗装された道の上でたくさんの人にかこまれた。
ブラッドハウンドが彼女をロンドン中引っ張っていくはずだったのに
彼女がブラッドハウンドを引っ張って行ったんだ。
面白かったよ。
赤ちゃんたちはとても素晴らしかったよ。
僕は父親だから赤ちゃんの予定に合わせるのがどれほど難しいかわかる。

以上です。
二年越しで訳してた割には、かなり乱暴な内容になってしまいました(汗)

Sherlock 4-1 The Six Thatchers ちょっとだけ感想

2017-01-03 13:39:04 | Sherlock S4E1
シャーロックS4の内容が含まれますのでご注意ください。
ネタバレ回避している方でここを通りがかった方、すみませんが全力ですっ飛ばしてください。

本国放送後、ネットには考察が大量に溢れていました。
相変わらず仕事の早い人たちです。

今回はDVDが届くまで我慢しようかと思いましたがやっぱり見てしまいました。
ツイッターでも容赦なくネタバレが吹き荒れているし、それを回避しながら・・・ってのは
かなり難しいので、ならばいっそのこと見てしまえー、って事で。

で、見ちゃうとやはり叫ばずにはいられなかったのでちょっとだけ感想を。
と、言っても私の英語力では内容を理解するなど不可能なので何となく印象だけです。











冒頭はS3のダイジェストに始まり重要機密会議のような場所でマイクロフトやレディ・スモールウッドたちと
マグヌッセン殺害の映像を改ざんして後始末をしている感じでした。
この時に出てくるコードネームにポーロックの名前も挙がっていましたが、
全体を通して相変わらず正典ネタがあちこちに散りばめられていました。

この会議のシャーロックのテンションがおかしいのですが、
これってやっぱり前回のドラッグが影響しているとか・・・?
しかも延々とツイッターでつぶやいているんですよね。
シャーロック、ツイッターやってました。


オープニングのあとの水族館の場面はラストに通じていました。
少し時間が前後しているみたいなのでもしかしたら全体的にシャーロックの回想なのかもしれません。
この時にシャーロックがナレーションで話している文章は
ジェフリー・アーチャーの「サマラの約束」のような気がしますが・・・

221Bではワトソン夫妻と日常生活を送っていました。
この時、ジョンは「221B Back」のタイトルでブログを書いています。
そのあともいろいろな事件を解決していき、(このあたりはベルグレービアを彷彿させる映像でした)
ブログに書いているはずなのですが、公式サイトのブログには更新がないんですよね。
なぜだろう・・・と思っていましたがその後の展開が理由かもしれません。

そして赤ちゃんが生まれます。
シャーロックの子守の場面は最高でした。そうきたか!って感じ。
呼び名もロザムンドでもロージーでもなく「ワトソン」
しかも赤ちゃん相手に「You see but you do not observe」とか言って説教してました。


子守疲れしているジョンですがなんと!
バスの中で知り合った女性(ここでシアン・ブルック登場でした)と不倫?
どこまでのお付き合いかわかりませんが、I miss youとメッセージを送られる程度の仲ではあるみたい。

もちろんジョン・ワトソンは三大陸と言われるくらい女好きという設定がありますが
でもさ、このタイミングでやるかなー。
S3のジョンを見てしっかりしてくれと思いきっとS4で挽回してくれるだろうと思っていたのに・・・

メインは「6つのサッチャー」の銅像が壊され続ける事件ですが
これが発端でメアリーの過去が明るみになります。
このあたりはきちんと訳さないと全然わからないので詳細は割愛させていただきます。す、すみません。
ホームズ兄弟の会話も難しくてよくわかりませんでしたが、
殺伐とした中にもユーモアがあり愛情もあるような感じでした(妄想)


さらにネタバレです。







とにかくメアリーを守ろうと必死で頑張るシャーロックなのですが
(VOWという単語がよく出てきていました)メアリーが最強すぎてね・・・
半分以上はエージェントメアリーの物語でしたよ。

冒頭の会議に参加していた事務職員のヴィヴィアン・ノーブリ。
結局、今回の事件の裏には彼女がいた感じで水族館でご対面します。
ヴィヴィアンが最後にシャーロックに向けて発砲し、メアリーがシャーロックを庇って死んでしまいます。
最期にメアリーはロザムンドを守ってほしい事と、シャーロックを撃ったことも謝っていました。

メアリーを退場させるにはこうするしかなかったんでしょうけど。
S3のメアリーの罪を償わせたようにも思えるし、
もっと言えばS3でかなりファンに持たれていた反感を好印象に変えようとしたとも思えましたが
それは考えすぎでしょうかね・・・・

ノーブリって黄色い顔に出てくる地名ですよね。
「ねえ、ワトスン。もし、この先、僕が自分の力を過信したり、
事件に対して相当の骨折りを惜しんだりするようなことがあったら、
こっそり僕の耳に『ノーバリ』と囁いてくれたまえ。そうしてくれると非常に有難い。」
とウィキにもあるノーブリ。

そしてこの時のマーティンの演技が凄くて、思わず泣きそうになりました。
が、
ジョンがまたしても・・・ジョンだったんです。
メアリーが死んだのはシャーロックのせいだと。
「ふざけんな。お前は誓ったな。断言したな。」とか言っていました。

ジョン・・・・
メアリーを守るために走り回ってたのはシャーロックなのに。
アンタ、若いおねーちゃんと仲良くしてただけじゃん。

その後、メアリーが残していたビデオメッセージを発見するシャーロック。
「このメッセージを見てるってことは私は死んでるのね。
あなたに事件を贈る。
もし私がいなくなったら、私のためにやってほしいことがある。
ジョンを守って。」

この後も、様子を見にいくシャーロックにモリーちゃんが出てきてジョンの言葉を伝えます。
「もしシャーロックが何かできることはないかと訪ねてきたら
That he'd rather have anyone but you.と言っていたと。」
意訳すると、君だけは嫌です、みたいな感じでしょうか。

ヒドイー(涙)

エンドロールのあとにメアリーのメッセージが続いていました。
「Go to hell, Sherlock」
え?何なに?何なの?となりましたが、これはどうも御大のミスリードみたいです。
「Hell」はノルウェーにある地名で「Go to hell」はかなり有名な観光フレーズだとウィキにもありました。
そういえば、アンタはウィキペディアか、とマイクロフトに突っ込んでいるシャーロックの場面がありました。

しかしねー、ジョンの気持ちもわかるんです。
親友には目の前で自殺され(フェイクでしたが)妻にも目の前で死なれてしまうし。
そんで、一度怒ったら延々と怒っているジョンなので果たして次のエピソードでお許しがでるのでしょうか。

あ、もしかして例の仮病でシャーロックが入院するのか。
それでジョンが駆けつけて、再び「許すよ」になって、
実は仮病でした・・・・ってなるとあとが怖い、怖すぎる!

シャーロックは実験室みたいな隠れ家にいましたが、あれも隠れ家のひとつなんでしょうね。


もひとつ、ジョンが不倫?相手と会う場面。
ここに例の人のポスターが!
しかしよく見つけますね。


他、Radiotimesでも少しだけ正典ネタを抜き出していました。
Did you spot these 8 references to original Sherlock Holmes stories in The Six Thatchers?

それでは、この辺で。
ほぼ映像を見ただけの感想なのでいろいろ間違っているかもしれません。
またちゃんと内容がわかったら感想書きますね。