みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

セイコー スポーツマチック

2009年09月08日 | 物欲

1962年(昭和37年)5月諏訪工場で製造(キャリバーナンバーとシリアルナンバーから分かるようになっています。)のセイコー スポーツマチックです。現在も売っているセイコーファイブの源流だそうです。
 記憶は定かではないのですが、親父がどこかへ出かけるときには、いつも腕にしていたような気がします。遺品ということになって仏壇の引き出しにしまってあったのを出してきて、磨いてみたついでに、裏蓋を開けてキャリバーナンバーなどを確認して判明したものです。インターネットがなかったら時計の来歴や製造年代を確定するなんて想像もできなかったことですね。




 当時の定価が7,000円だそうです。高級志向のセイコーマチック(当時価格13,000~27,000円)の大衆向け版だったようです。でも、当時、かけそばが40円ですから現在600円として15倍、105,000円という高級品ということになります。教員の初任給が12,900円で、現在が東京都の大卒が239,500円で18.6倍で計算すると13万の時計ということになりますがどちらにしても、百均でクォーツの時計が売っている時代には想像もできない高級品です。
親父が大事に使っていたことが分かり、傷も少なく、50年近くたっても正確に時を刻んでいます。クォーツ全盛の現在ですが、機械式時計への回帰が始まっているのもうなずけます。

コメント
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